食事の大半が固形物になり、

いろんなものをしっかり噛んで食べられるようになってから

あのしつこかった何でも食いが治まってきた。

 

でもまだまだ油断ならない。

 

まず紙で出来たあらゆるものはダメ。

牛乳パックや絵本や箱。

どんなに頑丈にできているようでもそこは紙。

 

なめてかじればすぐによれよれ。

それを食いちぎってもぐもぐごっくん。

 

チラシや新聞紙をちぎって遊びましょう~

なんて我が家ではありえない。

 

 

ペットボトルもダメ。

まわりについてるラベルを食い破ってこれまたもぐもぐ。

それではとラベルを全部取って渡すと

今度はペットボトル自体がメキメキ。

 

口切れるっつーの!

どんな力で噛んでるの!

 

ペットボトルにビーズを入れて

カラカラ音が鳴る手作りマラカス~♪

なんてさくらには持たせられない。

 

 

折り紙もダメ。

粘土もだめ。

お絵かき用の画用紙もダメ。

もちろんクレヨンもダメ。

 

この頃のさくらのおもちゃは、ぬいぐるみか木でできたもの。

あとはいろいろ取り揃えた歯固めくらい。

 

 

家にいる時は部屋を安全なように片付けているけど、

義実家へ連れて行った時などが怖い。

 

いくら言っても

 

「あんたどんだけ目ぇ離してんの。

ちょっと持たせるだけでそんなんするわけないやん!」

 

などと言われて

 

「大丈夫やって見てるから」

 

と自分が飲んでいたお茶のペットボトルを

さくらに渡す人がまた一人。

 

そしていとも簡単にラベルを食いちぎる。

見てるからーの発言は本当に見てるダケになって

 

「あー!破片を口に入れてもーたー!

ちょっとあおいちゃん!この子口あけへんわ!!」

 

という雄叫びと共に私が呼ばれる。

 

ほれみろ!

だから言ったのに!

 

 

虐待かと思うほどの力でさくらのほっぺたをつかみ、

ちょっとだけできた前歯の隙間に指をつっこんで

口をこじあける。

 

命がかかってるので優しさのかけらもない。

一刻も早く出さないと!という焦りで無言のまま

本気の気迫と力で口から異物を引っ張り出す様子は

周りからどんな風に見えていたんだろう。

 

「あーんして~?」

 

などと言ってる間に喉にひっかけてしまう。

特にラベルのような固いものは喉が切れてしまうので

それだけはどうしても避けたい。

 

でもそうやって私に怖い顔をされ、痛い思いをし、

したいことを阻止され続けたさくらは

 

何かを口に入れたらお母さんが来る。

そしたら痛い思いをする。

 

としだいに分かってきたらしく、

どんどん私に隠れて何かを口にするようになった。

 

 

って、あれ?

 

治まってきたってことを言いたかったんだけどな。

いやこれでも治まってきてる方なんだって。

 

もっともっともっと酷かったんだって。

 

 

よく死なずに1歳になったなさくら。

 




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自己主張(11ヶ月)

 

11ヶ月になり、さくらの自己主張に

しっかりした意志を感じるようになった。

 

行きたいところに行けないと抗議の声を発し、

抱かれたくないときはバンザイをしてすり抜け、

買い物中もショッピングカートにおとなしく乗らなくなった。

 

それは前からあったんだけど、

何と言うか、「ムカッ」とする態度になったのだ。

 

でも私がそれにイライラしてこたえると余計にひどくなるので

ぐぐぐぅっとこらえてですね、ええ。私も大人なので。

 

「あっちに行きたいの。あっちに行きたいなぁ

でもここはお店だから。カートに乗ってようよ。

嫌なの?じゃぁ抱っこしようか。抱っこしよう。抱っこ抱っこ。」

 

などと娘の意向を汲み取りつつ

妥協案を提案したりしてみるんだけど

 

聞かないよね。

 

「うるさい! 乗ってっていってんの!

じっとしといてよもー! 買い物できないでしょ!

あーもーなんなのよいったい!」

 

という言葉は心の中だけで

なんとか口に出さない方向で。

 

でもこれどうしたらいいの。

みんなどうしてるの。

 

と買い物中の他の親子を見ても

さくらほどキーキー言ってる子はいないし、

私ほどバタバタしている人もいない。

 

みんなおとなしくカートに乗っているか

ちょこんと抱っこされている。

 

たまに「ダメ!こっちおいで!」とか叱られてる子がいるけど

さくらよりもっと大きな子だ。

 

 

この月例だとしつけ云々じゃないよね。

言って聞く年齢じゃないし。

 

なんなんだろう?

 

と思いながらもさくらに合わせるしかなかった。

 

いつもの時間にいつものことをするのは比較的楽なのに

思いつきで行動すると手こずることになる。

 

こうして次第にさくらの動きを予測できる場所にしか行かなくなり

さらに「いつも通り」の毎日を送ることになっていく。

 

 

 

そんな時に、小高い山にハイキングに出かけた。

 

さくらは夫が抱っこしたり、平らなところは歩かせたり、

山頂につくまでは特に問題はなかったのだが

 

その山頂がとんでもなかった

 

柵も何もないのに向こうが崖なのだ。

 

 

絶対手を離したらダメだからね!

と夫に言っても

 

「そんな勝手に向こうまで行くわけないやろ~」

 

と取り合ってくれない。

 

夫は普段の公園での様子をまったく知らないのだ。

あのどこまでもどこまでも振り向きもせず行ってしまう姿を。

 

絶対落ちる。

万が一とかではなく、これは確信だ。

母親としてのカンだ。

 

手を離したらこの子は死ぬ。

 

 

でもさくらは今まで好きに動けていたのに

そっちはダメだの、こっちにきなさいだの、

なんなら抱っこされて行きたくない方に連れて行かれ

どんどん不機嫌に。

 

最後にはダメだと言う方向にしか行かなくなった。

 

 

さてはおぬし、あまのじゃくだな!?

 

 

この頃からチビあまのじゃくをどうコントロールするべきか

部屋の片づけは、買い物の仕方は、遊ばせ方はと、

さくらの行動分析と考察と実験がくりかえされることになった。

 

まぁ基本付き合うしかないんだけど。

 




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あおいです
私と娘さくら(2003年生まれ)は
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