義母さんと一緒にスーパーに行くと

入り口にキャラカートがちょいーん。

 

あああ、今日はあったか。

 

このスーパーにはキャラカートが1台しかなく、

ほぼ乗れないのが通常。

 

「わ!今日はあるやん!乗せ乗せ!」

 

小走りでカートに駆け寄る義母さん。

 

 

誰か早く乗って!

さくらが乗れないように早く誰か!

 

という祈りもむなしく、

義母さんがカートをゲット!あーあ。

 

「よかったなぁ。いっつもないもんなぁ。」

 

 

お義母さん!

乗せたら降りないって知ってるでしょ!

 

後で泣き叫ばれるの嫌だから普通のにしようよ。

ダメだってば。後で大変にな・・・

 

「ぶーぶーいいなぁ♪今日は乗れたなぁ♪

ぶーぶー好きやもんなぁ♪ちゃんと乗ってかしこいなぁ♪

さー出発しますよー♪はっしーん♪」

 

乗せちゃったよ・・・

 

 

たしかにさくらはかしこく乗っている。

これに乗せていればものすごく楽に買い物ができる。

上機嫌でずっとハンドルを回しているから。

 

たまに振り返っては最高の笑顔をくれて

買い物中のさくらはとってもかわいい。

 

勝手に降りることもなくにこにこ楽しそう。

本当にこういうカートが好きなんだな。

 

 

 

しかし、いいのは買い物が終わるまで。

 

レジを済ませて外に出ても降りようとしない。

断固としてまだ乗るんだと主張。

 

ほーらもう。

 

降りよう? 「ヤ!」

降りる? 「ヤ!」

帰るよ? 「ンヤ!」

帰ろうよ 「ンーヤ!」

 

上手にイヤって言えるようになっちゃってもー。

 

カートのドアを開けるとさくらもドアをつかんで閉めようとする。

閉められないように力を入れると、さくらも応戦してくる。

 

「キーー!」という超音波付きで。

 

 

このスーパーには1台しかキャラカートがないだけあって

次々に来る子ども連れのお母さんが

 

「あー残念でした。」と言いながら通り過ぎて行く。

「お友達乗ってるねぇ。」と言いながら(以下同じ)

「今日は我慢ね。」と(以下同じ)

「また今度だね。」と・・・

 

あう。心苦しい。

 

 

ほら。次のお友達が乗りたいって。 「ヤ!」

おばあちゃん車で待ってるよ? 「ぶっぶー♪」

 

もう一度スーパーに入ってうろうろしたり

外に出て今度こそ帰ろうかと促してみたり、

15分ほど優しく粘ったけど

結局最後は力ずくで引っぺがす。

 

出てきなさい!

 

「ヤーーーーー!」

 

ああもう!力で負けてなるものか。

私が非力なのか、さくらが怪力なのか。

足までつかって引っ張られまいと踏ん張っている。

 

1ヶ月前にできたことがもうできない!

 

 

だからカートに乗せるのイヤだって言ったのに!

 

 

そこに順番を待っていた男の子がだーっと走ってきて

「お母さん!空いたよ!」と嬉々として乗り込んできた。

さくらの足がまだ残っているのに。

 

そんだけ子供に大人気。

 

 

さくらは変な顔をしてその男の子が乗るのを見て、

じーっとカートを見送ってたけど

自動ドアの向こうに消えると泣き出してしまった。

 

 

よしよしもっと乗りたかったな。

楽しいもんな。

あの男の子も乗りたかったんだよ。

さくらはもう乗ったから順番こしような。

 

「ぎゃーーー!」

 

はいはい帰るよ。

さっき買ったお菓子食べような。

 

 

 

車でよかった。

 

これ歩きだと連れて帰れないパターンだ。

抱っこを拒否されると抱えて歩けないし、

かといって手をつないで歩けるでもないし。

 

ぎゃーぎゃー言ってるさくらを車に押し込んで

義母さんの運転の邪魔にならないように

後部座席で格闘を繰り広げる。

 

 

もーカートはあかんからな!

 

「何言うてんねや。普段乗せたれへんからやろ!」

 

だったら義母さん乗せたってーな。

 

「そんなん母親の仕事やろ!」

 

 

要するにどっちももうコリゴリということで。

 

 

前回の話しはこちら→「カートから降りない




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夕飯の準備が早くに終わったので

夕方遅く遊歩道に散歩に出てみた。

 

こんな時間に来るの初めてだねー。

もう誰もいないね。

 

いつも通りの時間じゃなかったけど、

さくらは特に気にしてない様子でとことこ歩いている。

 

 

ああ、この時間の方が楽かも。

 

公園事務所が閉まっているので

おじーちゃんがわらわら出てきて

 

「今日もきたんかー!ほれお菓子やろう!」

「飴ちゃんの方がええか?」

「おせんべいもあるで?」

 

という断るのに一苦労な一幕がない。

 

 

それから小学生が自転車を乗り回してないし

 

ベンチでお弁当を食べていたり、

寝ているサラリーマンの人もいない。

 

さくらはいちいち覗きに行くので

近くに行く前に阻止するのが大変なのだ。

 

 

そしてなによりハチがいない。

秋の昼間の公園は何バチか知らないけど

石段や手摺なんかに何匹もとまっているし

そこいらじゅうわんわん飛んでるから怖いのだ。

 

私が。

 

娘は棒切れを持ってぶんぶん振り回しながら

ハチの群れに突進して行くという無謀な行為に出ても

刺された事がないので怖いもの知らず。

 

「刺されたら痛いよ!」

 

って言っても理解してない感じ。

刺さないハチなのかな?

 

そんながいるのか知らないけど。

 

 

でもやっぱり夕方なのでどんどん暗くなっていく。

 

「ご飯の時間になるから帰ろうよー」

 

と声をかけるけど聞こえてないのか聞こえないフリなのか

まったくこっちに来ようとしない。

 

  • 走って追いかけると逃げる。
  • 無理につかまえると大暴れをする。
  • 怒鳴って叱りつけても聞こえてないかのよう。
  • それでも引きずって帰ろうとすると私の筋肉が家まで持たない。
  • 暴れているさくらが道路で逃げるとちょー危険。
  • 無事家に帰れても機嫌が戻るまで時間がかかる。
  • 機嫌が悪いと食事もしないので早く帰る意味がない。

 

以上の理由により、無理やりつかまえるのはなし。

 

ひたすら走り回っているさくらを観察しながら

ふいっとこっちに少し近づいたタイミングで

 

「抱っこする?」

 

と聞き続ける。

 

「暗いね。真っ暗になってきたね。抱っこする?」

「遠くが見えなくなったね。抱っこする?」

「大阪じゃお星さまがあんまり見えないね。抱っこする?」

 

と、「うん」という返事がもらえるまで延々と。

 

 

許可がおりればおとなしく抱っこされるので

抱っこする私も楽。

 

そして抱っこができたら「帰るよ?」と言ってみる。

 

 

うにゃ!と抵抗するようならまたおろしながら

「もっと遊びたいね~」と言ってみる。

 

「抵抗する→おろしてもらえる」

 

という経験を少しでもさせておけば

絶対につかまるもんか!という態度が少しは軟化するかなと。

 

暴れてもおろしません!

と無理やり抱っこをし続けるには私の力がなさすぎて無理なのだ。

 

お互い楽な方法をとろう。

 

命にかかわることでもないし、

さくらが帰る気になるのを待つのが一番。

 

今いろんな経験してるんだもんね。

暗くなる公園なんて初めてだもんね。

まわりがいつもと違うね。

 

不思議だね~

 

 

でも、今日は、どんどん暗くなってゆく。

ちょっと離れるとさくらが見えにくい。

これはこれで危険だな。

 

「さくら~暗いよ~見えないよ~?

さくらどこ~?抱っこしようよ~」

 

とつぶやいていると、さくらから近付いてきた。

 

 

抱っこする?「うん」 よし抱っこ。

 

帰ろうか。「うん」 よし帰ろう!

 

 

分かる言葉で次の行動を教えて促す。

さくらの意志を尊重しつつ私の意見も伝える。

 

時間はかかるけど今のところこれが一番楽な方法。

 




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