さくらはいろんなものをよく観察している。

 

さらに自分の考えをしっかり持っていて

自分がすると決めたこと以外はしない。

 

怒られたり、不安をあおられたり、

交換条件を示されたり、

おだてられたりしてもそれは変わらない。

 

これは私にとってやりやすかった。

 

 

もし怒って言うことを聞く子だったら

私はどんどん怒って怒鳴っていただろう。

 

それが通じないと分かってるから

冷静にさくらを観察して対処できる。

 

そしてゆっくりきちんと説明すれば

さくらはそれを理解してくれた。

 

 

しかし、大人がみんな私のように接してくれるハズもなく

 

イヤだと言っても笑顔でやりつづけたり、

やめてと言ってもやめてくれなかったり、

なんで?と聞いても分かるように説明してくれなかったり

 

そんなことが積み重なってくると

さくらはその人を見限ってしまう。

 

 

その対象がおじいちゃん。

 

悲しきおじいちゃん・・・

 

 

「じーちゃんがだっこしたろ!」

 

「イヤ!」

 

「なんでや。だっこしたるって!」

 

「イヤ!」

 

「なんでや」

 

「おかーしゃんだけ しゅるんだお!」

 

 

こうなるとその原因を他に求めたい気持ちも分かる。

 

普段から外に連れて出ないからだの

人にもっと会わせないからだの

私の育て方がどーだのこーだの

 

あーはいはい。

 

義父さんの子どもの関わり方はちょっと一方的で

いきなりくすぐり始めたかと思ったら

持ち上げて逆さまにしたり、ぐるぐる振り回したりして

 

「どや!おもしろいやろ!」

 

といった感じなので、さくらも警戒してるのだ。

 

別にさくらは振り回されるのが嫌いとかではないんだけど

「もういい。やめて」と言っても

 

「わはははは!そーれそれ!どうやまいったかー!

まいったって言ったらやめたるぞー!」

 

と大笑いしながら続けるのが腹立たしいんだと思う。

さくらは絶対にまいったとは言わないから。

 

どっちもどっちだな。

 

 

 

その代わりなのかどうなのか

最近さくらがとっても甘えたさんになってきた。

 

「ちゅけぇって! ちゅけえって!」

 

「おかーしゃん ちゅけえって!」

 

と何かあるたびに叫ぶ。

 

「ちゅけえって」とは「~して欲しい」という意味らしく

例えば、ご飯を食べさせて欲しいとか、靴を履かせて欲しいとか

ここにぬいぐるみを座らせて欲しいとか

ありとあらゆる場面で使われる。

 

語源は「作る」か「付ける」か「使う」だろうか。

良くわかんないけど。

 

 

 

逆に自分でしなければ気がすまないこともある。

 

まずはオムツ捨て。

ビニールに入れられた使用済みオムツを

バケツに捨てに行くのだ。

 

それから人のトイレを手伝う事。

「トイレに行ってくるね」と言うと

さささっとトイレのドアを開けて「どうぢょ」と手を出し

中に入ると娘も入ってきてドアを閉めてくれてる。

 

それからフタを上げて再び「どうぢょ」とすすめてくれる。

しばらくすると「でた?」と確認されて水を流してくれる。

最後にフタを閉めて終了。

 

そこまで出来るんなら自分もトイレですればいいのに。

と思うんだけどそういう訳にはいかないらしい。

 

 

 

さくらにとって私は思い通りになる人なのか、

予想の範囲内で動いて安心できる相手なのか、

 

とにかく私以外の人を警戒するようになってきた。

 

 

ただし!

それはさくらに好意を持って向こうから接近してくる人のみ!

 

公園にいる知らない家族には

まだ平気でついて行こうとするんだもの。

 

 

その差はなんなの。

どこが違うの。

 

知らない人よりおじいちゃんの方が断然安心できるんですが!




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毎日毎日さくらと接していると

 

こうすれば怒る。

こうすればうまくいく。

これが好き。嫌い。

これは絶対無理。

 

というものが分かってくる。

 

さらに「毎日一緒が安心」という私の性格もあり

それにうまくさくらが乗っかって成長し

少しずつ会話もできるようになってきて

 

「この子他の子と違う。子育て大変。」

 

と思わなくなってきた。

 

でも、それは言いかえれば

「構造化された中ではうまく順応している」

という状況を、知らず知らずのうちに作っていただけ。

 

新しくできたお店に行ってみるとか

帰るのが遅くなったから外食しようとか

今日は急いでるから手を引っ張って帰るとか

 

そんなことは最初から考えもしない生活。

 

 

寒い中外に出せばなかなか帰らないのを知ってるので

3時間外にいる勇気がないときは最初から出ない。

 

出したが最後自分の責任だと思って

さくらが満足するまで付き合う。

 

何かに集中してしまうと私の声も届かない。

何を言っても聞こえていない。

 

そんな毎日を当たり前だと思っていた。

 

 

 

そして迎えたお正月。

 

おばあちゃん家に行ったさくらは

やっぱり外に出る。

 

大阪と違ってドアや窓を開けるとそこが外なので

(廊下や道路がなくすぐ遊べる場所という意味)

家の中だけで過ごそうと思っても無理なのだ。

 

 

私はババシャツを着てハイソックスを履いて

コートに帽子に手袋という完全防備。

 

なのに寒い。

鼻が。ほっぺが。肺の中が痛い。

 

いくら家の中に入ろうと言っても

遊びに集中したさくらは返事もしてくれない。

 

寒いってもー!

 

さくらは寒くないのー!?

絶対寒いって、あかんってこれ。

 

ねぇさくらってば!おうちに入ろうよ!!

 

 

と叫んでも完全に無視。

本当にまったく聞こえてない感じ。

 

 

言い方や口調を変えてみても、

やさしく言ったり怒ってみたりしても、

視線さえぴくりとも動かない。

 

私はここに存在していないかのよう。

 

ああ寒い。寒いったら寒い。

結構一緒に遊んだよね。私いらないんだろうけどさ。

これもうほっといても同じだよね。

お母さんだけおうちに入ってもいいよね。

 

とかぶつぶつ独り言を言ってると

 

おばーちゃんが家の中から出てきて

 

「お母さん さっきから何て言ってんの?」

 

とさくらに聞いた。

 

 

「しゃむいから おうち はいろうって。」

 

「さーたん おうちかえろうって いってんだお。」

 

って、ええええ!?

 

聞こえてんじゃん!

理解してんじゃん!

 

「でも さーたん おうちはいんないの。」

 

「まだ あしょぶんだお。」

 

 

・・・・

 

 

そうですか。まだ遊ぶんですか。

全部聞こえて分かってたけど返事もしなかったんですね。

 

話し合う余地はお互いないんですもんね。

知ってますよ。さくらが入る気にならないと入れないのは。

 

と、散々さくらの外遊びに付き合ったおかげで

しもやけが出来たよ!

私の足に!

 

キー!

 

ほっとくと裸足でペタペタ外を歩いているさくらはなんともない。

いっつも足キンキンに冷えてる娘がなんともないのに

なんで私の足にー!

 

あーもーかゆい。痛い。

 

 

もうさくらはほっといてもいいですかー!?

 

(ダメです)




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どうにも体が弱い私。

 

これといった病気があるわけではなく

単に体力がないだけなんだろうけど

小さいときから友達と同じようには遊べなかった。

 

ちょっと疲れると吐き気がしてご飯が食べられなくなる。

それを「お腹痛い」と表現すると

親も先生もしだいに「また言ってる」と相手にしなくなる。

 

「この気分の悪ささえなかったら

私はもっといろんなことが楽しめるのに!」

 

と悔しくて仕方がなかったり

 

テレビで体操のお兄さんやお姉さんを見て

 

「お腹が痛かったらどうするんだろう?

こんなに毎日元気でいられるなんて絶対にないから

しんどくても我慢してにこにこしてるんだろうな。

よし私もやってみよう!」

 

と無理して一緒に体操をして

すぐに気分が悪くなって床に突っ伏していたり。

 

多分、見た目はいつもやる気のない子。

何に対しても積極性がなくて集団を嫌がる子。

活発さがなく教室では椅子にずっと座ってる子。

家にいるのが好きな子。

 

といった感じだったろう。

 

 

それが体の弱さからくるものなのか

発達障害の脳機能のせいなのか

はたまた何かのアレルギー反応だったのかは分からないけど

 

それを大人になった今でも引きずっている。

 

ただ、子供の時と違って無理やりさせられることが少ないのと

何をどうすればしんどくなるか、

しんどいときはどうすれば楽になるかが分かってきたので

ずいぶんと楽になってきたと思う。

 

 

それでも時々起き上がれないサイクルがくる。

 

熱があるでもなく、まったくものが食べれないわけでもなく

ただただぐーたらしているだけに見える私。

 

 

そんな私を気にもしない夫(いい意味でね)と

慣れっこになってしまってる娘。

 

本当に嫌気がさすわこの体!

 

 

あーもーだるい!

 

動けない訳じゃないけど動きたくない!

唇に出来たヘルペスがうっとーしい!

あごの下のリンパ腺がはれて痛い!

 

気分が悪い!

お腹に鉛が入ってるようなこの感覚なんなの!

 

立ってるだけで息があがる。

くらくらしてしんどい。

 

最低限の家事だけ済ませると

そのままベッドへ直行。

 

寝よう!

 

きょうの夕飯はマクドかなんかで許してもらおう。

 

そうだ寝よう。寝るったら寝るんだ!

と布団に入ったんだけど

 

「おかーしゃん ねんね?」

 

「ちょっとまってね。」

 

「あい! ここにおいとくね。」

 

と、さくらが枕元に絵本を持ってきてくれた。

ありがとう。でも絵本はいらないよ。

 

「えほん いあないの?」

 

「じゃぁ ちょっとまってね。」

 

「あい! こえどーじょ。」

 

と、今度は積み木を持ってきてくれた。

ありがとう。でも積み木もいらないよ。

 

「ちゅみき いあないの?」

 

「じゃぁ ちょっとまってね。」

 

「あい! こえどーじょ!」

 

ああそうか。いらないって言うから次々持ってきてくれるのか。

ありがとうって受け取ればこれ終わるんだな。

 

あり・・・

 

いやなんで台所のスポンジ!?

これ濡れてるから台所においといてくれるかな。

うん。ごめんね。

 

「いいお!」

 

「じゃー ちょっとまっててね!」

 

いやもういいですから。

 

「あい!こえどーじょ!」

 

洗濯洗剤(粉)もいらないってー!

まっすぐ!まっすぐ持ってよ!こぼさないで!!

 

さくらも一緒に寝ようよ。お母さんとお昼寝しよう。

そろそろ眠くなる時間でしょ?

 

「いや」

 

いやなんかーい

 

「あい! こえどーじょ!」

 

なぜにトイレットペーパー!!

 

あそうだ。さくら。クッション持ってきて。

お母さんあれが欲しいな~。

クッションがあったらゆっくり寝れると思うんだ~。

 

「いや」

 

ええええええ!なんやねん!!

私の要望はどうでもいいんかい!

 

うわーん。頼むから寝かせてくれー




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娘が通っている歯医者さんは

嫌がってる子どもを無理やり診るところではない。

 

ないけど、

 

言いかえれば嫌がれば何もしないのだ。

 

これもどうよと思うんだけど

私は押さえつけられてした治療がトラウマになって

今でも歯医者と聞くだけで具合が悪くなるほど苦手なので

さくらには歯医者を嫌いになって欲しくはない。

 

だからやっぱり、嫌がってたらしない方がいいんだろう。

 

 

そんなさくらの歯科検診。

 

体制はまず私が診察台に座って

さくらを抱っこするという形。

 

 

「はーい。こんにちはぁ。」

 

「えーっと・・・」

 

 

さくらは私の膝の上に座って

もんのすごい目で先生を睨みつけている。

 

 

「機嫌悪そうだねー。」

 

「はははは。どーしようかなぁ・・・」

 

 

しばらく私と先生とで話をしていても

 

私に触ろうもんなら覚悟しなさいよ!とか

ちょっとでも何かしようとしたら噛みついてやる!とか

 

そんな気迫を隙を見せずにみなぎらせている。

 

野生動物かおまえは。

 

 

「じゃぁお母さんにお薬塗ってもらおうか。

はいこれ。キティーちゃんの歯ブラシだよ。」

 

「きちーちゃん?」 ←ものには釣られるんかい

 

フッ素をつけてもらった歯ブラシを渡されたので

それでさくらの歯を私がごしごし

 

それも「絶対離さない!」という抱っこちゃん状態だから

やりにくくて仕方がない。

 

口の中見えないんですけど・・・

 

 

その間に先生が娘の口の中を覗き込んでチェック。

 

変な診察。

 

 

先生が小さな鏡を口に入れようとすると

「おかーしゃんだけがしゅんの!」と怒る。

 

せっかく来てるんだからちゃんと見てもらおうよ!

フッ素だってもっと丁寧につけてもらった方がお得だろうに!

 

 

こんな風にさくらはいつからか

イヤなことに対して怒る(警戒する)ようになった。

 

怒っているので泣くことはない。

泣かないので口も開かない。

 

理由を説明して、納得させて、自分で動いてもらうしかない。

 

 

ただ救いなのは私を信頼してくれているということ。

 

お母さんに抱っこされてたら大丈夫。

お母さんがするなら大丈夫。

 

と思ってもらえてると分かってちょっと安心。

知らない人に口の中に何か入れられるのは怖いよね。

 

うんうん。

 

でももうちょっと外界に心を開いてみようか・・・

 

 

 

今のところ虫歯ゼロ。

 

よかったね。

 

でもこれぱっと見だけだよね




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それは大掃除のさなかだった。

 

暖かい部屋でぬくぬくと過ごしながら

台所の窓でも拭こうかな~と掃除を始めた。

 

ここは家の中で特に汚れる場所。

窓の内側は油汚れとホコリでにちゃにちゃ。

外の廊下側は排気ガスなどの汚れで真っ黒。

墨汁を煮詰めたような漆黒の汚れ。

 

さてやるぞ。

 

これにオレンジオイルを薄めた液をしゅびしゅび吹き付けて

浮き上がった汚れをティッシュで拭きとって行く。

 

雑巾を使うと何度も何度も洗わなければならないので

ティッシュの方が手軽に早く済む。

でも仕上げは雑巾。

 

網戸は外してお風呂場で洗う。

がしがし

 

 

何度も家の中とマンションの廊下を行ったり来たり。

 

あああ今日は寒いな。

玄関は北向きだから日も当たらないし風もびゅーびゅー。

 

ふるふる

 

 

やっと窓もきれいになったので

最後に玄関ドアの外側を拭いとこうかな。

 

 

と外に出てドアを閉めて雑巾で拭いていたら

 

 

カチャッ

 

 

っていった。ドアがカチャっていった。

カチャ? カチャって何?

 

はははー まさかねー そんなことー

だってさくらはリビングで遊んでたしねー

 

と自分に言い聞かせながらドアを最後まで拭く。

いやぁきれいになったなった。

さぁ家に入ってあたたまろうかな。

 

ほんと寒いわ今日は。

 

 

ガコッ

 

 

はははー

ドア開かないよー。なんでかなー。

 

 

ガコッ ガコッ ・・・・ マジで開きません。

 

 

ひぃぃぃぃぃ!

カギ閉められた!

さくらに締め出された!

 

しばし頭真っ白。

 

そういえば「九死に一生スペシャル」で

同じようにカギを閉められてベランダに締め出された母親ってのがいたな。

ベランダだからどこへも行けないし、隣も留守でさ。

あれは確か針金ハンガーかなんかでどうにかしたんだったっけ。

 

でもここはマンションの廊下だ。

外には行ける。行けるけど、さくらが家の中で一人だ!

 

 

「おかーしゃーん!おしょとぉ?

おかーしゃーん!あけてくらしゃーい!」

 

 

え。やばいぞこれ。

 

さくらが私がいないことに気付いてるってことは

自分が家の中に一人だと分かってるってことだ。

 

ドンドンドン ←なんとなくドアを叩いてみる私

 

カギ開けてよぅ。ねぇ、カギ開けて。

カチャってカギあけて。カギ開けてったら。

 

ガチャガチャガチャ ←中からドアノブを回しているさくら

 

違う違う。カギだよ。さっき回したやつ。

カギ開けてってば。寒いよぅ。死んじゃうよぅ。

お母さんTシャツ1枚なんだよぅ。

早くカギ開けてよぅ。

 

もしかして夫の会社までカギ取りに行かなきゃダメとか?

こんなぺらっぺらの部屋着でノーブラなのに。

それにお金も持ってないし携帯も持ってないし。

 

しかし寒い。ああ寒い。凍えそう。

これやばいかもしんない。

 

 

ガチャガチャガチャ ←中からドアノブを回しているさくら

 

 

違うってば。その上のやつ。

カチャって回してよ。早くー。ねぇってばー!

 

「うえのー?」 ←一応私の言葉を聞き取ってくれてるらしい

 

そう。上の。って分かんないかな。

うーん。どうしようか。

 

 

でもさくらがなんとかしようとしてくれてる。

いつもなら知らん顔して自分のしたことをするのに

今は私の方に意識が向いてる。

 

これを逃してはいけない!

 

 

幸い台所の窓(格子付)は開いていたのでそこからさくらを呼ぶと

「おか~しゃぁ~ん」と困ったような顔をしながら窓までやってきた。

 

よし。顔を見て話せば分かってくれる!

 

 

カギ開けて。玄関のカギ。

分かる?

 

「かぎぃ?」

 

あ。そうだ。さくらにとってカギというのはキーのことだ。

カギって言ったんじゃ意味が分からないよな。

 

えーっと、あれはいつも何て言ってたっけ。

えーっとえーっと

 

あ。ほら、お父さんにいってらっしゃーいってする時に

カチャってしてくれるじゃん。

あれカチャってできる?

 

変な顔をしていたさくらの表情がパッと変わって

玄関に走って行ったかと思うとすぐにカチャっと音がした。

 

おおおおおお!

開けてくれたよ!

 

ひゃーもー寒かったよぅ。

開けてくれたの。玄関開けてくれたの。ありがとうねぇ。

 

 

と喜んでるのは私だけで

さくらはあっさりリビングに去っていった。

 

あの、もうちょっと、なんか、ほら、ねぇ・・・

 

 

大掃除でこんな間抜けな事になるとは思ってもみなかった。

あーびっくりした。

 

 

みなさん締め出しにはご注意を。




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さくらと買い物に行くとものすごく疲れる。

 

さくらがいなければ10分もかからないような買い物に

20分、30分かかるだけならまだしも

買わずに帰らなければならないときもある。

 

これが毎日毎回いつもずっと必ず。

 

 

「子どもがかわいければ家に一人でおいとくなんて絶対できない」

 

「自分が楽したいという身勝手さで子どもを危険にさらしてる」

 

「何かあったときに後悔してももう遅い」

 

 

と言うけど、それもよく分かるけど、

 

下手に連れて出た方がイライラが募って

家に帰ってから虐待に発展する可能性の方が高い。

 

さくらはそんな子。

 

 

なんで言うこときかないの!

手をつなぐ約束でしょ!

お母さんは買い物がしたいの!

さくらといたら買い物ができない!

通路に寝転んだら邪魔なの!

危ないって叱られるんだよ!お母さんが!

スーパーでは手をつないで自分で歩いて!

いっつも言ってるでしょ!いいかげん分かって!

 

と叫んだところで、さくらには通じない。

 

しゅんとするわけでもなく

自分のしたいことにぱっと向いて

 

「DVDみる~♪」

 

とか言われると余計に腹が立って

 

見ません!

なんでさくらはお母さんの言うこと聞かないのに

お母さんがさくらの言うこと聞かないといけないの!

 

と八つ当たりをして泣かせる。

 

さくらが泣いてるのは私に怒られたからではなく

好きなDVDが見れないから。

 

ほっとくと自分で見ようとあれこれし始めるということは

私の機嫌なんかどうでもいいということだ。

 

 

その後ろ姿を見て、

ああ、この子は何も分かってないんだなと思う。

 

そしてこんなに何も分かってない子に

私は自分のイライラをぶつけているだけだ。

 

さくらのせいで私が叱られる。

さくらのせいで私が注意される。

 

私は悪くないのに!悪いのはさくらなのに!

 

という幼い私がかんしゃくを起こしているだけだ。

 

 

そして自己嫌悪。

 

牛乳とたまごを買いに行くだけで

私の体力も精神力もとことんまで削られてしまう。

 

それなのに牛乳とたまごは手に入っていない。

 

明日になれば手に入るという保障もない。

 

さくらがいなければ。

さくらさえいなければ私はもっと身軽に動ける。

 

 

毎日の買い物だけじゃない。

 

銀行や病院や役所に行くのも相当な覚悟がいる。

ちょっと洋服を見に行こうなんて絶対にできない。

 

行けるところはさくらが行きたいところ。

 

さくらが好きなように動けるところだと

私はただ座って見守るだけで過ごせる。

 

 

なのに私が行きたいところへは行けない。

さくらがついてこないから。

 

 

昨日も。今日も。明日も。ずっと。

 

 

 

そんな状態の時、さくらが昼寝をしていたら。

 

一度寝るとちょっとやそっとのことじゃ起きないと分かっていたら。

 

目が覚めたからといって私を探さないのを知っていたら。

 

 

さくらを家に置いて隣のスーパーに買い物に行くことが

そんなに悪いことだとは思わない。

 

さくらがいないだけでどれだけ身軽になるか。

どれだけ素早く買い物が済むか。

両手が使える喜び!

小走りにまっすぐ進める喜び!

 

今もしマンションが火事になって

さくらを助けることができなくて

 

いろんな人に「一人で置いて出るから」って言われても

私は自分が十分がんばったって知ってる。

 

だから私はさくらを置いて買い物に行く!

 

 

と意を決してすぐ隣のスーパーへ行くと

駐車場に停まっている車の中でスヤスヤ寝ているチビちゃん発見。

(この時は12月初旬でした)

 

うんうん。その気持ちすんごい分かるよ。

 

いい気持ちで寝ているのをチャイルドシートから無理に下ろしたら

眠いから泣かれてぐずられてカートには乗ってくれないし

かといって片手抱っこじゃ買い物できないし

どうにか買い物を済ませても今度はチャイルドシートを嫌がるし

運転中もずっとご機嫌斜めで集中できなくて危ないし、

帰ったら夕飯の支度したいのにわんわん言うしで

 

んもぉぉぉ!!

 

ってなるもんね。

 

って、かなり勝手な想像だけど。

 

 

でもこういうちょっとのことで事故が起きるんだよな・・・

 

と人の子を見ると冷静になれてしまう私。

今さくらは誰もいない家で一人で寝ている。

 

さっさと買い物済ませて帰ろう。

 

あわあわいるものを買ってしゅばっと戻ると

駐車場にはまだその車が停まっていた。

チビちゃんはよく寝てる。

 

家に帰るとさくらもよく寝ていた。

 

ほっ

 

 

 

でも、ものすごく楽だった。

たった10分で欲しいものを買って帰ってこられた。

それだけで気分が優しくなれた。

 

だから、きっと、また、私はさくらを置いて出るだろう。




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夫の買い物は長い。

 

買いたいな~と思うところから既に長い。

そしてうるさい。

 

先日やっと壊れたテレビを買い替えたことで

半年くらい前から言い続けていた

 

「新しい携帯を買う!」

 

というのが発動したらしい。

 

「機種も色も決めてん。」

「買う所も決めてん。」

 

と夕飯の後に言うので、そうかそうかと聞いていると

 

「行くぞ!」

 

って今からかい!私も行くんかい!

 

でも携帯ショップだろうな。

長引いたら夫置いて帰ってくればいいや。

隣にコンビニもあるし。

 

と思いながらついてゆくと

そこはあの電気量販店であった。(私の具合が悪くなる所)

 

 

ちょっとここに来るなら来るって言ってよ!

マスク持ってきてないのに!

 

なんて言っても「携帯!」になってる夫は返事もしない。

まぁこれはいつもの事だ。

 

 

携帯を扱っているのは入り口に近い場所だし

機種も決めてるらしいからすぐ終るだろう。

 

なんて思った私がバカだった。

 

店員を捕まえるなりあーだこーだと話し込む夫。

 

しかもお目当ての色が品切れで、色違いを購入するか

それとも機種を別のにするか、いつ入るとも知れない納入を待つのか

延々とうだうだと悩みだした。

 

私は走り回るさくらをひたすら追いかける。

捕まえるとうなぎになって叫ぶから泳がしてた方が楽なのだ。

人様に迷惑をかけないように迷子にさせないように。

 

ぜーぜー

 

そしてやっぱりここしんどい。

具合が悪くなった売り場じゃないけど、

でも視界が狭まってくる感じは一緒。

 

これはもうここにいてはいけない。

 

と思った私が鬼の形相で

「ちょっともう限界なんですけど!」と夫に言うと

 

「あーじゃぁこれにします。」

「これください。」

 

と話を切り上げてくれた。

決めてんならさっさと買ってくださいよ!

 

機種変更に20分ほどかかるというので

2階のパソコンコーナーへ夫と行くと(行くなよ)

気のせいじゃなくどんどん具合の悪くなる私。

 

「気分が悪くなるんじゃないか」という不安からなのか

本当に何か有害な物質が漂っているのかは分からないけど

どんどん前かがみになっているのが分かっているのに体を起こせない。

気分が悪くて眩暈がして視界が狭くなってゆく。

息苦しくて思考能力がなくなる。

 

あーやっぱりダメだ。

1階の入り口付近にいるから。

 

と夫に言い残してさくらと一緒にその場から退散。

せっかく時間をかけて作った夕飯を返品するのはもったいない。

 

この前と違って変だなと思ってすぐに移動したので

ぼわーんとした気分の悪さが少し残っただけだった。

 

やだやだ。ここやだ。

怖くて電気屋さんにこれなくなりそう。

 

やっと夫の携帯を受け取ってさぁもうこんな所から帰りましょうと

さくらにコートを着せて、

ちょっと待っててよと声をかけてさくらから手を離し

私がコートを着るほんの5秒ほどの間に、いや3秒かも。

 

 

さくら消える。

 

 

右に行ったようだったけどと思って見てもいない。

次の売り場かな?と見てもいない。

あれ?あれ?と少し早歩きになりつつ店内を見て回ってもいない。

 

え。え。え。

 

店内を2週回ったけどいない。

夫は店員と携帯を持ってレジに並んでいるから夫の所じゃない。

 

声を出せば店員さんに迷惑がかかるかと思ったけど

そんな事言ってられないので名前を呼びながら探す。

 

 

「さくらー!さくらーどこー!?」

 

 

思っていた通り、すぐに店員が駆け寄ってきて

 

「お子さんですか!?何歳ですか!?女の子ですか!?」

 

と聞かれてしまった。

 

 

おりしもこの時、広島・栃木小1女児殺害事件と続いていて

小さい子がいなくなるということにいつも以上にピリピリしていた。

 

 

えーっと、2歳半の女の子でー

 

と言うやいなやレジの人に「2歳くらいの女の子や!」

と叫んで外にまで探しに行こうとしたのを夫が制止。

 

「すみません。あそこにいます。」

 

え?

 

見るとさくらは展示してあるウォシュレットを

マジマジと見つめていた。

 

トイレかい。母の呼びかけよりトイレかい!

 

「いや、2歳くらいの女の子言うから、あー娘の事やなーと思ってさ。

俺も探さなあかんかなーと振り返ったらおってん。」

 

 

さくらはトイレのフタをぱかっと開けては閉め、

ぱかっと開けては閉め、ぱかっと開けては閉め、

裏から覗いたり、上から見下ろしたり忙しそう。

 

 

なんでもいいや無事なら。

 

なんかすっごいくたびれた。

 

はひ

 

 

恥ずかしながら店員さん数名にほほえまれつつ店を後にした。

子供の手を離しちゃいかん。

 

特に娘のような「親の手が離れたら即ダッシュ!」って子からは。

 

 

 

でもどうやってさくらから手を離さないようにコートを着よう。

片手でさくらを持ちつつこっちの手を・・・無理か。

さくらが協力してくれたらできるけど

逃げようとしてるときは無理だな。

 

じゃぁ足を踏んで逃げられないよ・・・靴脱がれたら終わりか。

 

そもそもコートを脱がなければいいのか。

でも数分ならまだしも今回みたいに長いとつらいし。

 

やっぱり紐か。紐なのか!?

 

 

ちがう。夫の買い物に付き合うなってことだ。

そうだそうだ。

 

次から一人で行ってくれ。




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この夏におばあちゃん家にあった私の絵本を

ちょこっと読んであげたことからそれははじまった。

 

「っかい!っかいよんで!」

 

その中のひとつの絵本をとても気に入って

何度も何度も何度も何度も読んでから

 

絵本っておもしろい!

 

ということに気付いたようで、

そこから絵本を買って絵本を読んで絵本絵本!

と言うようになった。

 

 

さくらは最初あまり絵本に興味を示さなかったので

家にはあまり絵本がない。

 

そこで本屋に行くたびにあれこれ買うようになった。

 

 

その中でさくらが気に入っているひとつが「よるくま」

 

私は最初店頭でぱらぱら見て

これはあんまりおもしろくないなぁと思ったんだけど

さくらにはヒットしたらしく

 

「こえ!こえかって!こえ!」

 

とうるさいので購入。

 

 

よるくま

 

 

あまりお母さんの愛が伝わってなさそうな男の子が

夜に訪ねてくるよるくまと一緒によるくまのお母さんを探して

無事に見つかってよかったよかった。

ぼうやもお母さんのところに戻っておいで。

 

みたいな内容なんだけど、

視点がお母さんだったり男の子だったりして

ちょっと読んでてもやっとしてしまうので

私が勝手に全部男の子の視点で、現在進行形で読み替えている。

 

さくらはこの絵本の表紙だけであーだこーだと楽しめるらしく

本気で付き合うと1冊15分以上かかってしまう。

 

絵から勝手にどんどん話をふくらませて

もはや小説のようになかなか進まないページ。

 

しかもそうやってやっとこさ読み終えたとたん

「もっかいよむ!」のリピーターやろうだ。

それも2度や3度じゃない。

 

さくらに読み聞かせをするのは気力と体力と忍耐力がいる。

絵本読むのってこんなにしんどかったっけ。

 

なんなら絵本をなるべく目に触れさせないようにしたいくらい。

 

 

 

で。

 

この「よるくま」の絵本の最後に

「りこちゃんのおうち」という絵本が紹介されている。

 

しかも写真付きで。

 

「こえ!こえもよむ!」

 

「バンビしゃんしゅわってう! かえるしゃんもいう!

こえ ぶわってして! ぶわってして!」

 

ぶわってしてと言うのは絵本を広げろという意味なんだけど

紹介写真なので当然広げることなんか出来ない。

 

あんまりうるさいのでこの絵本も購入。

 

 

 

リコちゃんのおうち

 

これは、お兄ちゃんやお母さんに邪魔されて

自分の遊びができない!と怒ってしまうリコちゃんが

お母さんに自分だけの居場所を与えられて

工夫して自分の世界を作って行くというもの。

よるくまより断然読みやすい。

 

しかし「リコちゃんのおうち」は「よるくま」以上に厄介だった。

 

なんとリコちゃんったらお母さんにダンボールでおうちを作ってもらって

カーテンや電気をつけて椅子やテーブルなんかを置いて

リコだけのおうち!って遊ぶのだ。

 

「さーたんも! さーたんもおうちちゅくって!

おかーしゃん おうちちゅくって!」

 

そうなるよねー

 

丁度良くアマゾンのダンボールがあったので

とっても適当に窓とか切り抜いておうち完成。

 

はいできた。

 

「でんき! でんきちゅけて!

いしゅ! いしゅちゅくって!」

 

絵本の中のリコちゃんはダンボールの装飾を自分でやるのだが

さくらはまだ工作ができない。

 

当然私が作ることになる。

 

めんどくせー!

 

 

 

*真っ暗なのはピアノをバックにピアノの椅子に箱が乗ってるからです

 

だいたい家の中身が充実してくると

なんだかんだと言いながら1人で遊びだ始めた。

 

「はいっていーでしゅか?」

 

「あいどーじょ」

 

「うんしょ うんしょ あれー? はいれないねぇ」

 

「さーたん おおきくなったからはいれないよー」

 

「いれてくらしゃーい」

 

とか言いながらダンボールに頭を突っ込んでいる。

 

 

絵本の中のリコちゃんは想像の中で小さくなって

ダンボールのおうちの中に入っていたのに

自分は入れないぞ?と気づいたらしい。

 

「おかーしゃん いれせて!」(はいらせて)

 

無理だってば。

 

「おにーちゃんかいじゅー だせて!」(リコちゃんのお兄ちゃんを出して)

 

それも無理。

 

 

「はーいーれーなーいぃぃぃ!!」

 

無理だっての!!




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さくらはノラネコを触る能力に長けていて

私が触ろうと近づいても逃げるネコが

さくらの方には近づいてくるという不思議な現象がある。

 

日向ぼっこをしているノラ猫に

さくらがとことこ近づいても逃げないし

一緒に横に寝転んでも気にする様子もない。

 

なんなら奥にいたネコが出てくるくらいだ。

 

そこまで行くと私がそーっと近くに座っても逃げずに

私にももふもふを堪能する機会があたえられる。

 

 

かといってさくらはネコが特別好きなわけではなく

ただそこにいるから近づくだけで

ネコを自分から探すようなことはない。

 

 

そんないつもの散歩中にいつも見ないネコが出てきた。

 

鈴がついた首輪をしてるから飼い猫かな。

最初から私にもすり寄ってくれるものすごく人懐っこいネコ。

 

こっちがしゃがむと突進してきてすりすりしまくり。

さくらなんか後ろに転んでしまうくらいすりすりされる。

立ってても足の間を8の字にすりすり。

 

かわええのう

 

お腹空いてんのかな。

でも何にも持ってないしな。

ごめんね。

 

その辺ハトさん達は心得てるもんで

「こいつ食い物持ってねーな」とすぐ察知していなくなるのに

このネコちゃんはずーっとずーっとひっついて回る。

 

だから何にも持ってないんだよーぅ

 

最初は私にも好意的だったのに

しばらくするとさくらから離れなくなってしまった。

 

さくらがどんぐりを拾おうと手を伸ばすと

さくらより先にどんぐりに鼻を引っ付けるネコちゃん。

 

さくらが葉っぱを拾おうと手を伸ばすと

さくらより先に葉っぱに鼻を引っ付けるネコちゃん。

 

さくらが小枝を 以下略

さくらが小石を 以下略

 

 

次第にさくらもうっとおしくなってきたようで

 

「んもう!にゃーちゃいいの!あっち!」

 

とかネコから逃げるようなそぶりを見せ始めた。

それでもネコはせっせとさくらのあとを追いかける。

 

おーい。私あいてますよー。

こっち来ませんかネコちゃーん。

 

 

・・・・

 

 

来ませんよね。

さくらがいいんですよね。くすん

 

 

 

 

もしかして本気でお腹減ってる?

家は?家に帰ればご飯あるんじゃないの?

首輪してるからノラネコじゃないよね?

 

よその家のネコなら何か買って食べさせたらダメだろうし

ノラネコだっておもいっきり看板に

「ネコにエサをやらないで!」って書いてあるし・・・

 

私やさくらが食べ物を持ってないのは分かったはずなのに

どこかに行く様子はまったくない。

 

ずーっとさくらにひっついている。

ずーっと、ずーーーーっと。

 

そんなこんなで今日もお昼を過ぎてしまった。

 

 

さくらー。そろそろ帰ろうか。

ネコちゃんにバイバイってして。

 

「うん。ねこちゃばいばい!」

 

え!?今日はまたあっさり。

すぐ帰る日と帰らない日の差を教えて!

 

時間じゃないぞ。

 

ネコがいい加減うっとーしかったんだろうか。

 

 

遊歩道を出てもついてくるようだと困るなと思っていたけど

ネコちゃんは道路には出なかった。

 

ほっ

 

またねネコちゃん。バイバイ

また遊んでね。

 

 

帰りながらさくらに

 

どこのネコちゃんだったのかなー。

 

と何気なく聞いたら

 

「おそらのくにの ねこちゃんだお

おそらから ぽとんって おっこちてきたんだお

あんね ねこちゃんね おそらにいんの。

だから おそらにかえるんだお。」

 

え?あのネコちゃん空から落ちてきたの?

 

「そう」

 

ぽとんって?

 

「そう」

 

どうやって帰るの?

 

「よいしょ よいしょって」

 

は?

 

 

え、ちょ、本当にいたよね今のネコちゃん!

 

(なんかこんなの多いぞ)

 

 

そしてこのネコにはその後二度と会うことはなかった。

どこかで幸せに暮らしてますように。




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遊歩道の木々が色づいて

風が吹くたびに葉っぱがひらひらと落ちてくる。

 

さくらはそれがもう嬉しくて仕方がない。

 

葉っぱが落ちてくるのを上を向いてじーっと待っている。

じーーっと待ってる。

上を向いたままじーっとじーっと待ってる。

 

すごい集中力だな。

 

葉っぱを待ってるように見えて実は

違うものを見ていたのかもしれないけど。

 

 

そのすぐ後ろでは公園のお掃除の人が

落ち葉をせっせとかき集めて袋に入れている。

 

私は日があたる所に座って娘を見ている。

 

 

娘を愛でてるように見えて

 

「お腹すいたなー。まだ帰らないのかなー。

お昼は焼きそばにしようか。エビとニラと大葉と人参入れて。

大葉はさくらイヤがるから私のだけに入れよ。

あ。たまご買わなきゃ。

隣のスーパーに寄ってから帰ろう。

 

まだかなー。まだ飽きないのかなー。

もう12時回ったんだけどなー。

あんまり長く遊ぶとご飯食べないで寝ちゃうからなー。」

 

なんて考えてる私。

 

 

さくらも成長してきたのか、

午前中のお昼寝をしない日が増えてきた。

 

さらに空腹感がいまいちないので

お腹が空いたから帰ってご飯という区切りがしにくい。

 

そんなわけで最近は散歩や公園から

連れて帰るのが大変になってきた。

 

 

おやつは?「たべないの」

 

おばーちゃんの所に行こうか。「いかないの」

 

お母さんお腹空いたから帰ろうよ。「かえらないの」

 

ご飯食べてからまた来よう?「ごはんいらないの」

 

お母さんだけ帰っちゃうよー 「いいよー ばいばーい」

 

一緒に帰ろうよー「おかーしゃんだけ さーたんかえらないの」

 

まだ遊びたいの?「うん。まだあしょぶの」

 

お買い物行きたいんだけど。「いったーしゃい」

 

一緒にお買いもの行って欲しいな。「おかーしゃんだけ!」

 

 

等々

 

嫌がるさくらを無理やり抱っこして帰るのは

わんわん泣かれるし腕の中で暴れるし

暴れられると重たくてこっちが疲れるし

そんなになったら当然買い物なんか寄れないし、

 

帰っても靴も自分で脱がないし手も洗わないし

玄関から動かなくなって

お昼ご飯も食べずにずっと不機嫌のまま。

 

それはそれでかなりうざったい。

 

 

うーんうーんうーん・・・

 

 

あ!ほらヤクルトあるよ?飲む?(さっき散歩中のおじいさんに貰った)

これおうちに帰ったら飲もうか。

 

「のむー♪」

 

ほーらこっちだよー。

ここにあるよー。ほーら。こっちおいでー。

 

「ここー!ここでのむー!」

 

ほーらほらほらこっちだよー。

おうちについたら飲もうねー。

おうちはどっちかなー?

 

「あっちー!」

 

ヤクルトさーん。待ってー。

さーちゃんおうちで飲むからねー。

 

「ちあう!ここでのむの!!」

 

さーちゃんはやくー!おいでおいでー!

おうち教えてよー!ぼくを飲んでー!

 

「こっちー!」

 

 

馬の鼻先に人参をぶら下げるようにさくらを誘導。

 

遊歩道から道路に出てしまえば他に気が取られるので

ヤクルトをさっとしまって手首を持って

 

「そうだ!たまご買うんだった!

さくらたまごどこにあるか知ってる!?教えてくれる!?」

 

とか言いながら違うことで頭をいっぱいにさせる。

 

こんなんでいいんだろうか。

 

まぁうまくいったからいいや。

 

 

 

もう、その日その時に有効な手を

その瞬間に考えるしかないさくらの誘導。

 

今日うまくいったことが明日うまくいくとは限らない。

 

1日じゃない。

その時その時をただ乗り越えて行くだけ。

 

はひ




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あおいです
私と娘さくら(2003年生まれ)は
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