アスペルガーの本を読んでみた(年少)

高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て

アスペルガー症候群を勉強中の私。

精神科の先生に勧められた本が届いたので

ベッドに座ってまったり読み始める。

いやもう知らない言葉が出てくるのなんの。

そこでいちいち「ん?なんて読むんだって?何だって?」

とひっかかって何度も読み返すのでなかなか先に進まない。

ただネットの情報と違ってさすがに読みやすい。

そしてきちんと1冊にまとめられているので

あっちこっち話が飛ばずにじっくり理解することができる。

こういう情報は本の方がいいね。

そしてこれは先生に伝えたほうがいいのでは?と思う時が多々あり

ペンとノートを持って「あるある~」という部分を

メモしながら読んでゆく。

「自閉症は脳の特性から起きる発達のかたよりです」

「しつけの失敗や愛情不足で起きるのではありません」

「3つの特徴がセットであるとき、自閉症と診断されます」

1つめの特徴:社会性の障害にさくらが当てはまる点。

・見知らぬ人に日常的に話しかける。

・年長クラスに好んで遊びに行く。

・年齢相応の場にふさわしい行動が取れない。

・お店で厨房やレジ側に入ってしまう。

・抽象的なことを分かりやすい言葉に置き換えたがる。

・相手の気持ちにお構いなし。

2つめの特徴:コミュニケーションの障害にさくらが当てはまる点。

・言葉の覚え始めの時、覚えた言葉を独り言のように言い続ける。

・1人芝居をする。(めちゃめちゃするぞ)

・一昔前の子役のような表現をする。(わーいわーい!と飛び跳ねるとか)

・絵本を読み始めると何時間でも読んでもらいたがる。

3つめの特徴:想像力の障害にさくらが当てはまる点。

・趣味が偏っている。

・覚えたり集めたり並べたりするのが好き。(めちゃめちゃ好きだぞ)

・ごっこ遊びをしない。

・特定の手触りを好む。(毛布とか車のシートとか短い毛が密集しているもの)

・紐、糸、棒切れなどが好き。

それ以外の特徴に当てはまる点。

・家から外に出ると決まって耳をふさぐ。

・臭いに敏感ですぐにえづく。

・特定の音や場所を怖がる。

などなど。細かく読めば読むほど書き出すことが出てくる出てくる。

独創的で伸ばすべき長所だと思っていたところ、

日常的に繰り広げられている普通のさくらの行動、言動などが

ことごとく「自閉症の特徴」に置き換えられてしまう。

でもひとつひとつ見れば誰にでもありうることのようにも思える。

その程度が私には分からない。

だって私にとっての普通の子どもはさくらが基準なんだもの。

手を繋がなくても親の後ろをついて歩く子が変に見えるんだもの。

なるほどな。さくらはやっぱりアスペルガーなのか。

と思いながら次の本に手を出した。

自閉っ子、こういう風にできてます!

これは自閉症の当事者が自らの考え方、感じ方を対談している本。

で。これを読んでさっきの「やっぱり」が吹っ飛んでしまった。

作者のニキ・リンコさんはアスペルガーらしいけど

雨が痛いとか、自然に汗をかけないとか、

盲目的に人の言葉を信じるとか、それはこの人の話であって、

アスペルガーを説明したものではない。

自閉症の人はみんなこう!みたいな勢いで書いてあるけど

それはさすがに違うだろう。

さくらはこんな特殊な世界に生きてはいない。

そう直感的に思ってしまった。

定型発達者(普通の人のことをこう言うらしい)

であって欲しいという欲望ではなく

もっとこう、さくらとずっと接してきたからこそのカンというか

私と同じ世界を生きているという実感というか

とにかく「違う」と思ってしまったのだ。

ただ、自閉症の症状(と言うのかな)は、

かなり多種多様な現れ方をするらしく

この人と違うからといって自閉症ではないとは言えない。

さくらの扱いに慣れきった私には分からないけど

多くの子どもの中で過ごすさくらを毎日見ている

幼稚園の先生が精神科受診を勧めるほど変だと思うのなら

やっぱり自閉症なんだろう。

「いいえ。うちの子は個性的なだけです!」と突っぱねるより

間違っててもいいから診断名をもらって

療育を受けちゃう方が社会勉強としてもプラスな気がするんだけど

そしてやっぱり私はアスペルガーという言葉の響きと

療育という特別なものに魅力を感じている。

そういう好奇心のような気持ちはよくないんだろうか。

まぁ、定型発達者(この呼び方になかなか慣れない)が

間違って自閉症と診断されることなんかないんだろうけど。

そうか。さくらは自閉症なのか。

自閉症のことをかなり誤解していたんだな私。




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