言葉通り受け取る(年少)

幼稚園のお迎えの少し前に幼稚園から電話。

もうね、液晶画面に「幼稚園」って出るだけで心臓止まるよね。

今日は何をしでかしたんだと。

電話がかかってくるということは

さくらが単独でなにかをしでかしたのではなく、

相手がいることがほとんどなので戦々恐々。

でも出ないわけにもいかない。

・・・はい。

「あ、こんにちは。幼稚園の○○です」←担任の先生

お世話になっております。

「あの~ 朝のバスの中でのことなんですけどね、

さくらちゃんね ちょっとね・・・」

朝?朝のことを帰り間際に言う?

なんで?なんだろう?

なかなかまどろっこしい話し方をする先生なので、

「ちょっとね」なんて言われるとあらゆることが頭に浮かぶ。

しかもいちいち「はい」と返事をしなければ先に進まない。

結果から先に言ってはいただけないでしょうか。

そうすればその説明がもっと分かりやすいんですが。

とは言えないので「はい、はい」と言いながら先を聞く。

「ちゃんと座ってなかったみたいで。

あ、いや、自分の席にいるにはいたんですけど、こう腰を浮かせていたというか。

それで、帽子で遊んでいたみたいなんですけどね。」

はい

喧嘩?お友達に怪我させた?それとも何か壊した?

おもらし?何?

早く教えてくんないかね!

心臓に悪いんですが!

「その帽子がバスの通路に落ちたみたいで。

それを取ろうとしたかで転んじゃったようなんです。」

なんだ。自業自得か。ほっ

「それで、耳をかなり打ったようで・・・。

シップをしてるのでびっくりしないで下さいね。」

バスの先生にも言っておきましたので。」

え?朝のことなのにまだシップ貼ってるの?

それで私がびっくりしないようにって心配してるのか。

そんな気遣いはいいのに。

いちいちそんなことで驚かないって。

ああああよかった。おおごとじゃなくて。

ほっと胸をなでおろしながら幼稚園のバス停へ。

バスから降りてきたさくらの耳にはべっとり湿布が。

おお。なかなか派手ですな。

こりゃ驚くかも。

それからまたバスの先生から「すみません」の嵐。

謝るのはこちらですって。座ってなかったさくらが悪いんですから。

家でもちゃんと言い聞かせますので。すみません。

そして早速湿布を剥がして確認。

びろ~ん

おおおお。真っ赤だね。

もう5時間くらい経ってるのにこれだけ赤いってことは

そうとうとんでもない転び方をしたんだろうな。

バスがカーブの時に転がって

椅子の足にでも激突したんだろうか。

そりゃ先生冷や汗ものだな。

もうちょっと謝っとくんだった。

「痛いの。触らないで。」

はいはい。ごめんよ。見てるだけ。

「さーちゃん泣いたの。お母さんによしよししてもらいたかったの。

よしよしして!」 ←何気に命令口調

はいはい。よしよし痛かったねぇ。

「先生によしよししてもらってすぐ泣くのは終ったの。

でも悲しい顔はずっと続いたの。お耳をずっと手で押さえてたの。」

そうかそうか。

で、よく耳を見ると打身で赤くなって目立たないけど

皮がべろんとはがれているところが2か所ほど。

傷の上からシップを貼るなっつーの!

さくらの幼稚園ってなんでこうシップが好きなんだろうか。

引っかかれた傷にもヒエピタ貼ってたしな。

保湿剤代わり?

ところで頭は打ってないの?

痛いのは耳だけ?

お弁当食べられた?

「先生がね、ちゃんと座れない子はバスから降りてくださいって言ったの。

座れない子はバスに乗れないんだって。

だからね、さーちゃんバスにがしーってしがみつこうかなと思ったの。

ててててーって走ってバスにつかまるの。

そしたら幼稚園に行けるでしょう?」

・・・・

えっと、あのね?

先生は「バスに乗ったらちゃんと座りましょう」って言ったんだと思うよ?

「え?違うよ。だって降りてくださいって言ったもん。」

でも降ろされなかったでしょう?

先生だってさくらを降ろしたい訳じゃないんだよ。

ちゃんと座って欲しくて言ったんだよ。

「ふーん。じゃぁなんで座ろうねって言わないの?」

な、なんでだろうね。

「先生はね、さーちゃんを降ろしたかったんだと思うよ。

でも他の子がかわいそうって言うだろうなと思って降ろすのやめたんだよ。

だって、降りてください!ってさーちゃんに言ったもん。」

それはね、そう言ったらさくらが降りたくないって思って

ちゃんと座るだろうなってことなんだよ。

「え?違うよ。だって降りてくださいって言ったもん。」

だーかーらーーー!

ああもうどう言ったら通じるんだろうか。

「さーちゃんバスを降ろされたらすぐ

バスにがしーってしがみつくから大丈夫だよ。」

いや、もし本当に降ろされたら家に帰ってきてください。

「さーちゃん道分からないもん」

あー・・・そうだね。

じゃぁ、さくらをバスから降ろさないでくださいって先生に言っとくよ。

だからさくらもバスに乗ったら椅子に座っといてください。

「うん。分かった」

なんか違う。

伝えたいことが伝わってない。

さくらにうまく説明できずに、さくらが納得する方法を選んでるけど

これでいいんだろうか・・・