初めての小児歯科(年少)

さくらの奥歯に針先ほどの小さな穴を発見したので

電車に乗って一駅隣の小児歯科までれっつごー。

今回はさくらにとって未知の世界に行くので

しっかりとハルちゃんを抱いている。

無機質な外観のビル。

よくよく注意しないと見つけられないような小さな看板。

灰色で埋め尽くされたエントランス。

本当にここなんだろうか。

普通の会社が入ってるような普通のビルなんだけど。

なにこの入っちゃいけなさそうな雰囲気は。

それでも「小児歯科3階」と書いてある小さな看板を信じて

エレベーターに乗って3を押す。

ぶいーん

3階に到着し、がひょーんと扉が開いたそこは

いきなりメルヘンの世界~♪

でっかいクマのぬいぐるみが椅子に座ってお出迎え。

すげーギャップだなおい!

エレベーターから降りると紛れもなく小児歯科で

やたらと広い待合室にはおもちゃや絵本、かわいい椅子などが置いてあって

その周りにはやさしい色の丸いソファーが曲線を描いて並んでいる。

ビルの入り口で「歯医者さんやっぱり怖い」と怖気づいていたさくらも

ぴゅーんっと中に入っていって早速遊び始めた。

受付でまず聞かれたのが

「どうやってここを知りましたか?」ということだった。

確かにビルの看板を見てくる人はほとんどいないだろう。

ネットで調べてもホームページはないし

タウンページを見ても小さな広告すら載せていないから

口コミだけで運営しているとしか思えない。

という私も人から聞いてきたんですが。

で。渡された問診表を書くんだけど・・・

産まれたときの体重ぅ?

最初の歯が生えた時の月齢ぃ?

覚えとるかそんなもん!

一応と持ってきていた母子手帳がこんなに役に立つとは。

いちいちぺらぺらと調べては記入。

こんな親他にいるんだろうか。

そして診察室に通される。

わぁ。中にも遊ぶところがあるよ。

治療を受ける天井にモニターが埋められていてアニメが流れてるよ。

椅子は倒れるんじゃなくて最初からベッドなんだ。

ふーん

さくらはさほど恐怖心もなくベッドへ転がって

素直にあーんとお口をあけていた。

「さくらちゃん上手にお口あけられるねぇ。かしこいねぇ。

じゃぁ虫さんがいるかちょっと見るねぇ。見るだけだよぉ。」

「あー・・・ここですね。そうですね。虫歯ですね。」

ガーン

やっぱり。

「あー・・・ここもですよ。」

ええええええええええ!

「あ。こっちもですね。」

なあああああああああ!

「あ。ここもです。」

ちょ!何本あるんですかいったい。

そんなに虫歯だらけなんですか。

見た感じはきれいな歯に見えるんですけどどこですか。

「表面はきれいに磨けてるんですけど、歯と歯の隙間ですね。

普通、乳歯はもっと隙間が開いてるんですけど。

さくらちゃんの場合はぴっちりくっついてるんですよ。

奥歯2本の隙間全部ですね。4ヶ所だから合わせて8本。」

・・・・・・・・

気が遠くなりそうだったよちょっと

8本て。8本て!8本て!!

打ちのめされている私をよそにさくらはおりこうさんでレントゲンを撮り

ベッドの上に正座して先生になんだかんだと話しかけたり

下りて遊んだりまた戻ってきたりと楽しそうだった。

8本・・・←ショックから立ち直れない

「隙間なのでどうしても両側に行っちゃうんですよ。

実質4ヶ所なんですけどね。」

それでもやっぱり8本。

ああやっぱりさくらの口の中には虫歯菌が存在していたんだ。

小さい頃からなるべく口移しにしないように気をつけていたのに

ゼロにすることは出来なかったのか。

まだ4歳なのに。4歳の虫歯なんて親の責任でしかないじゃないか。

ごめんよさくら。

「じゃぁ、さくらちゃん。虫さんをやっつけようか!」

と先生が話しかけると

それまでるんるんだったさくらの顔がぴたっと固まり

「どうやってやっつけるの?どうやるの?

しゅごーってするの?」 ←他の子の治療を見て

「どうかなぁ。しゅごーってしてもいい?」

「うーん・・・さーちゃんしゅごーはちょと怖いからー

今日はもうやめとく。今日はしない。今度にする。」

あははは。

何しにきたんだよ!

「そっか。じゃぁ今度にしようね。」

って、ええええ!?

「さくらちゃんは恐怖心がちょっとあるようなので、まず説明から入りましょう。

器具の説明や、何をするかをきちんとお話すれば必ず治療はできますから。」

という訳でさくらはさっさと解放された。

いいなー。私もこういう歯医者さんがいいなー。

その後は私への歯磨き指導。フロスの使い方。

小学校で習うような歯のお勉強。

虫歯の進行と治療の方法をざっと。

すげー、母親の意識改革から行くのか。

で、私の改善すべき点は

「欲しがるままに飴・チョコ・ジュースなどを与えない。

フロスは1ヵ所につき最低でも6回は通す。」

ということだった。

そうか。フロスって1~2回通すだけじゃ不十分だったんだ。

しかもさくらの歯はびっちりぴったりくっついているので

歯ブラシよりもフロスの方が重要らしい。

そして更に!

「これだけ乳歯がぴったりくっついていると大人の歯が生えるスペースがないんですよ。

多分、7歳か8歳くらいには矯正を視野に入れるようになるでしょう。

それから上の歯より下の歯の方が前に出そうな感じなので、ここも注意しましょう。」

そして更に更に!

「上唇小帯付着異常」という事も判明。

上唇をにょーんと持ち上げるとある真ん中の筋が

普通は上の方にちょこっとついているんだけど

さくらの場合はそれが歯に近いところについている。

でもそんなに酷いものではないので要観察ということになった。

知らなかった。

歯医者さんって大事なんだなぁ。

嫌がるし見た目なんともないからって

健診もろくに連れて行かなかったもんな。反省。

夜、夫に報告すると私と同じくかなりへこんでいたけど、

上唇小帯付着異常は「あ。それ俺もあんで。」と言うではないか。

見せてもらうとさくらとまったく同じだった。

ちなみに夫は舌の付根も付着異常で、下唇を舐められないほど舌が短い。

それでも不便はないらしい。

じゃぁさくらもそこはほっといて大丈夫か。

遺伝って面白いなぁ。

いやそんなことより虫歯だよ虫歯!

これからは毎食後きっちり歯ブラシとフロスだ!

飴もチョコも手の届かない所にしまわせていただきます!

糖分のある飲み物は歯磨きの前だけにしましょう!

好き勝手食べさせていた私が悪いんだけどさ。




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