助けを求める声(年中)

熱で幼稚園をお休みしてるあいだに

「先生にあげるんだー」と言って描いたクレヨンスクラッチ。

かたつむりかな?

そしてすっかり熱が下がって元気になったさくらが

「きょーほほほ きゃーほほほ♪」

とか言いながらドタバタしていたので

もう夜だから静かにしなさい!

ドンドンしないの!

と何度も何度も言っていた最悪のタイミングで

「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

とドアの前で甲高い声を上げた。

私は状況を確認することもなく瞬時に

大きな声を出さない!

と怒鳴っていた。

私の声もうるさいっての。

言った後でさくらを見ると、なにやら様子がおかしい。

「ひやぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

とまた叫びながらドアを急いで開けている。

開けたと思ったら素早くドアから離れて今度は

「うわぁぁぁぁぁぁぁん!」

と叫んだ。

あ。ドアに指をつめたんだ。

それも蝶番の方に。

はいはいはいはいどうしたの。指はさんだの。

ごめんごめん。怒って悪かったね。

自分でドア開けれてすごかったね。

「ここっ ここっ へこんでるっ 指がっ!

指がつぶれたぁぁぁぁ!

痛いから触らないっ 触っ 触らないでっ!!」

見るだけだよ。

触らないから見せてごらん。

(こういう時に一度でも触ると二度と見せてくれなくなるので注意)

おお。赤くなってるね。でも皮はめくれてないよ。

外に血も出てないし。へこんでるけどすぐ元に戻るよ。

動く? うにうに動く?

「うごっ うごくから 折れてない?」

折れてないよ。大丈夫。

ほらここ。隙間があるでしょ?(ドアと枠には5mmほどの隙間がある)

ここに挟まっただけだから骨は折れてないよ。

で、しばらくして落ち着いたら

「お母さん、今度さーちゃんが助けてーって言ったら助けてね。

大きな声出さないって言わないで助けにきてね。」

と言われた。

ごめんってばー。謝ったじゃないかー。あうー

というか助けてとは言ってなかったぞ?

1時間ほど経ってから確認の為にもう一度指を見ると

あれ?逆の指だったかな?って思うほど普通に戻っていた。

若いってすばらしい。