退院した翌日の朝「パン!パン!」とうるさいさくらに

久しぶりにパンを食べさせてみた。

 

病院じゃおかゆばっかりでパンは出なかったしね。

パンはダメですか?と先生に聞いたら、ダメですと言われたから

本当はまだ良くないんだろうけど。

 

でもおいしそうにぱくぱく食べる姿を見て

元気になってくれてよかった~

 

と思ったのに!

 

パンを食べて少ししたころまた様子がおかしくなった。

再び抱っこ抱っこと甘えてきて

私の腕の中でとろりんとしている。

 

やっぱりパンはまだダメだったか!?

 

お腹しんどいの?

おうどんかおかゆさんにすればよかったね。

 

と思ったけど、熱い気がする。

 

 

熱!?

 

計ってみると「38.1」

 

今回の胃腸炎では熱は出なかったのにここへきて熱ってことは

これは別の風邪をもらってきたのでは!?

 

でも吐き気はないようなのでしばらく様子を見ることに。

 

そして夕方39度台まで上がったので入院していた病院に電話すると

「明日の11時に来てください」とのこと。

 

あ、今日じゃないんだ・・・

 

 

幸いそれ以上熱があがる事もなく

抱っこ抱っこでとろりんとしたまま眠りについた。

 

実は私も昨日から喉が痛くて

咳と鼻水まで出てきて背中らへんがぞくぞくしている。

 

熱は37.5くらいなのでさほどでもないけど

こりゃ親子そろって違う風邪をもらってきたな!

と素人にも容易に想像できちゃったり。

 

入院なんてするもんじゃないな。

 

 

 

そして翌日。

 

さくらは鼻水ずんずるりんで38度前半。

私も微熱の下がらない中、入院していた病院に行く。

 

てくてく

ごほごほ

 

あー歩くの辛いわ。

 

さくらは最初外に出られてご機嫌だったんだけど

病院に着くなり不安な表情になり

待合室に入ると

 

「ギャーーーーーーーーー!」

 

あーあ。完全に病院嫌いになってるわ。

 

「はい。こんにちは。お久しぶりーじゃないですね。」

相変わらず泣いてるね・・・どうされました?」

 

あら入院してた時の主治医さん。

 

あーいや退院した日はなんともなかったんですけど

次の日に熱出しまして。

咳はさほどじゃないですけど鼻水すごいです。

 

これは違う風邪ですか。

 

「ははは。違う風邪ですねー。

入院してる時にうつったんでしょう。」

 

やっぱり。

 

「今飲んでるお薬と一緒に飲んでもいい風邪薬出しておきますね。

これ飲み切っても熱が下がらないようなら来てください。」

 

はーい。

 

 

さくらはずーっと泣いたまま。

受付で書類を待っている間も

それを会計に持って行く時も

処方箋を持って薬局に入る時も

薬が出来るのを待っている間も

全部済ませて家に帰っている最中も

 

ええかげんにせーよってくらい泣き続け。

もう終わったっての!うるさいわ!

 

元気ならなんともないことも

体調が悪いとイライラしてしまう。

 

ずっと抱っこして帰ることもできたのに

泣いているさくらをベビーカーに無理やり押し込む。

 

ごめんけど乗って!

お母さんしんどいの!

 




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胃腸炎で入院して4日目。

 

「今日の血液検査の結果がよければ明日退院です。」

 

と言われて採血することに。

 

この病院は痛いことをする時は親から離す方針なので

私にしがみついていたのをぺりっとはがされ

泣き叫びながらナースステーションに消えて行った。

 

がんばれ~

 

そして力の限り泣き叫びながら帰って来た。

大絶叫ですよもう。

 

おかえり。怖かったな。

よしよし。

 

しかしこれで「やっぱり看護師さんと先生は怖い」

と完全にインプットされたようで

様子を見に来てくれる程度では泣かなくなっていたのに

ちょっとでも看護師さんや先生が見えると

 

「ギャーーーー!」

 

に戻ってしまった。

 

あーあ

 

 

なので、採血の結果を先生が説明にきてくれた時も

泣き声というよりは叫び声なので

お互い耳元で大声で話をしなければならず

それでもいまいち聞き取れないところもあった。

 

「最後まで慣れることなかったな~

普通は3日もあれば笑ってくれんねんけど。

あかんか。痛いことしてごめんな~」

 

と言ってくれる先生になんだか申し訳ない。

でもさくらの怖い気持ちも分かる。

 

結果は脱水がまだあるけど

このまま食欲が出てくれば改善される程度だし

その他の数値もずいぶん良くなっているので

明日退院で大丈夫でしょうとのこと。

 

ほっ

 

さっきベッドにいた時に採血に連れて行かれたからか、

ベッドにいると「だっこーたっちーわーん!」と泣くので

入院してきたばかりの具合の悪い子に気を使って

ずっと抱っこでロビーをうろうろ歩く。

 

採血の時、廊下に出てから引き渡せばよかった。

 

 

歩かせたくてもさくらの靴を持って来てないので歩かせられない。

裸足だと看護師さんに怒られるから。

 

重いからこっそりおろして歩かせていると

 

「お母さん!裸足は危険なので!!」

 

と注意されてしまうのだ。

くすん

 

 

明日帰れると分かると

今すぐ帰りたい気分になってくる。

 

毎日娘はお尻をお湯につけて洗ってもらってるし

体を拭くタオルも毎日配られててさっぱりしてるけど

私は着たきりすずめで汗まみれ。

 

病室の設定温度が28度になってるので

半袖を着てても暑いくらい。

だから娘を抱っこして歩くだけで汗だく。

 

あーお風呂に入りたい

 

夫は出張中なのでまったく頼れないし、

義母さんはリュウマチがあるので無理はできない。

この抱っこ抱っこを見てもらえる人はいないのだ。

 

大部屋なので夜もぐっすり寝られず、

まともな食事もしてないし、生理だし、私の体調もよくない。

 

付き添い入院ってひとりじゃ大変なんだな。

でもこれは準備不足が大きいか。

 

 

 

そして迎えた退院の日。

 

朝ごはんを食べて(と言ってもまだ半分くらいしか食べられない)

最後の診察を済ませて正式な退院許可をもらう。

 

看護師さんが色々説明に来てくれるんだけど

例のごとくさくらは私に必死でしがみついて泣き叫ぶので

説明がほとんど聞こえない。

 

退院準備も側にさくらをかかえて済ませ

書類をナースステーションに持って行く時も

会計にもさくらを連れて行った。

 

「お母さん、外来の方はいろんな人がいますので

あまりお子さんを連れて行かない方が・・・」

 

カチン

 

分かってますよ!

じゃぁ誰が見てくれるんですか!

こんなに泣き叫んでる子ベッドに置いて行けって言うんですか!?

さくらは命を懸けて脱出を試みますよ!

カーテンを引きちぎったり、その辺のものを投げますよ!

その間看護師さんが見てくれるとでも言うんですか!!

トイレに行くので見ていてくださいとお願いしただけで

なるべく寝ている間にと嫌な顔したのはそっちでしょう!!

 

と心の中では叫べても、口には出せない私。

むっつりしながら「はいすみません」とだけ言う。

 

 

そんなひっつきもっつきのさくらをかかえて

やっと我が家へ戻る。

 

5分ほどで「とりあえずいるものだけを!」

と詰め込んだカバン一つしかないので身軽なもんだ。

 

 

久しぶりの我が家に帰ると

まずはたまりまくった洗濯物にとりかかる。

天気がいい日でよかった。

 

それからさくらにうどんを食べさせて昼寝をさせる。

 

ポストに不在通知書が山となり

留守電はちこちこ光り

賞味期限を過ぎた食材が冷蔵庫に満載。

 

あーもったいない

 

そして久しぶりにお風呂に入ってさっぱりして

早い時間に就寝。

 

今夜は他の子の泣き声や咳で起されることなく眠れる。

やっぱりおうちが一番いいね~。

 

 

と思ったのもつかのま

私が病院で風邪をもらってきたらしく

喉が痛くて悪寒がしてきた。

 

やばいぞやばいぞ。




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胃腸炎をこじらせて入院したさくら。

 

怖い痛い思いをする病院にずっといることで

すっかり情緒不安定になって

大げさではなく本当に私にずっと張り付いていた。

 

トイレも行けない、洗顔もできない、

ご飯も食べられないし、お茶も買いに行けない。

 

 

そんな朝、さくらが寝ているうちにと思って

早朝にそぉ~っとベッドを抜け出してトイレに行くと

 

いらんもん来たよ・・・

こんな時に生理ほんまいらんから。

 

ついでにと思って洗顔をしていると

隣のベッドのお母さんが「起きて泣いてます~」と呼びに来てくれた。

 

わーすみませーん!

 

 

さくら起きたの。と抱っこすると、

大量のおしっこで服もシーツもびちゃびちゃ。

オムツ通り越してます。

 

わお

 

点滴してるからね。おしっこいっぱい出てよかったね。

ずっとほとんど出てなかったもんね。

冷たいね。着替えようね。

 

でもその点滴をしているので着替えが大変。

忙しい看護師さんをいちいち呼ばなくてはならない。

 

シーツも濡れたので替えてもらう。

 

 

でも看護師さんが来たことで

余計に私から離れようとしなくなって

着替えをさせるのにも一苦労。

 

着替えるだけだよ!大丈夫だから!

痛いことしないから力抜いて!

 

と、結局無理やり着替えさせる。

 

 

これで機嫌を損ねまくったさくらは

せっかく朝食の許可が出たのにこれを拒否。

 

ちょっとは食べようよ~

ほらお湯みたいだけどご飯だよ~?

 

 

 

でもお昼ご飯はほんのほんの少しだけ食べてくれた。

 

そして昼寝をさせて、急いでコンビニへ!

トイレに行ってご飯を食べる!

 

でも静かな環境で昼寝をしている訳ではないので

隣の子が泣くとか、向かいのベッドに看護師さんが来るとか

廊下を子供が走るとか、そういう音ですぐに目が覚めてしまう。

そして「ああ、ここは病院なんだ」と確認して再び泣き始める。

 

よしよし。大丈夫だよ~

 

他のベッドを見ると聞き分けが出来る子が3人と

(ママトイレに行ってくるね~でおとなしく待っていられる)

転がして寝かせておいて平気な赤ちゃん2人。

 

面倒なのは娘だけ。

 

なんで?

 

すぐ帰ってくるから待っててね。は通じないのに

看護師さんには痛いことされる。って記憶力はある。

 

通じないんじゃなくて、恐怖感が強かったんだろうな。

 

 

そんなわけで、さくらが起きているときは抱っこし続け。

 

救いはそれでもよく寝てくれたことと、

少し食欲が出てきたこと。

 

 

 

そしてその翌日、入院3日目。

 

やっと慣れてきたのか、ベッドの柵を上げて

周りのカーテンを閉めておくと

私から少し離れられるようになった。

 

よかった。

 

でも私はそこでぷつっと何かが切れた。

 

ちょっとでも離れていて欲しい。

少しでも抱っこから解放されたいという思いで

 

「手は使わせないでください」と言われていたのに

私の財布を渡してしまったのだ。

 

細かいポケットがいっぱいあって

そこにひとつひとつカードが入っている。

 

チャックをあけると小銭も出てくる。

 

さくらはこの遊びが好きでとても集中してくれるので

財布を好きにしているさくらを見るでもなく

ボーっとそこに座っていた。

 

 

どのくらい経ったのか、ふと気が付くと

さくらの手がびちょびちょに濡れていた。

 

点滴がもれてる!

 

 

看護師さんに見てもらうと

どうやっても液が入っていかないらしく

とりあえず外しますって事になった。

一度外すと先生の指示がないと再び入れられないらしい。

 

わんわん泣いていたさくらも、

手が自由になってることに気が付くと笑顔が出てきた。

 

せっかく手が自由になったし

今のうちにと思って体を拭いて着替えをさせる。

 

手に気を使わなくていいからすんごい楽!

 

 

しばらくはまた抱っこ抱っこでしがみついていたけど

「あら。好きに歩けるの?」と気付いてからは

裸足でとことこ廊下を行ったり来たりしたり

新生児室の赤ちゃんを見に行ったり体重計に乗ったり

ゴミ箱に顔をつっこんだり階段を上がったり

いきなり別人のようになった。

 

さくらが自分で動いてる!

 

しかも「吐き気がなかったらもう点滴はいいよ」とのこと。

わーいわーい。

 

それで気分が良くなったのか

夕飯もおかゆ以外は食べてくれた。

 

相変らず看護師さんも先生も顔を見るなり泣き出すし

ちょっと不安でもすぐに泣いて抱っこ抱っこだけど

 

元気になってきた。




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嘔吐が始まって5日目。

さくらが久しぶりに笑顔を見せた。

 

調子が良くなったのかな。元気になった?

 

と思ってジュース飲む?と聞くとイヤ。

じゃぁミルクにする?と聞くとやっぱりイヤ。

 

あれ?

 

それでも昨日の昼過ぎから何も飲んでないから、

何か少しでも飲ませないとと思ってミルクを作ってみると

しばらく考えてからちゅっと飲んでくれた。

 

ほっ

 

 

それで血糖値が上がって気分が良くなったのか

布団の上から自分で動くようになって

お昼にはうどんをほんの少し食べてくれた。

 

でもまだ抱っこ抱っこ。

いつもしてるような激しい遊びもせず

すぐに私の膝に入り込んでとろりんとしている。

 

うーん。かわいいんだけどねー

そろそろ元気になって欲しいかも。

 

 

さらに夕方から下痢の回数が増えて

1時間おきくらいにオムツをかえる。

 

食欲が出てきてくれれば下痢は怖くないんだけど

食べない飲まないとなるとやっぱり脱水が心配。

 

どう考えても飲んでる以上に出ている。

 

 

お茶を出してもミルクを出してもポカリを出しても

一口も飲まずに「イヤ」と首を振られると

どうしていいのかわからなくなる。

 

でももらった薬は飲んでいるし、

あとは元気になるのを待つだけよね。

 

 

そう自分に言い聞かせていたこの日、

再び夜中に嘔吐しはじめた。

 

 

ここ何日もほとんど食べても飲んでもないのに

吐き気だけこんなに続くなんておかしい!

 

さくらに何が起こってるの!?

 

 

 

ぐったりしたさくらを抱えて救急へ。

 

毎度ながらの夜間救急で病院嫌いになってるさくらは

そりゃーもー泣くは暴れるわで

レントゲンを撮るためにネットでぐるぐる巻きにされた時なんか

聞いた事もない叫び声をあげて抵抗。

 

あうー ごめんよー

 

 

診察の結果は「急性胃腸炎」

症状が治まるまでは絶食と点滴治療をしますって事で入院決定。

 

その方が安心できる。

これ以上干からびていくさくらを見たくない。

 

 

夜中の3時過ぎに大部屋の真ん中に通されて

「だっこぉ~」と泣き続けるさくらをとにかく泣き止ませる。

 

抱っこしてるよ。大丈夫よ。

 

立って抱っこしてゆらゆらしてると1時間ほどで寝てくれたので

ものすごく喉が渇いてた私はお茶を買いに走る。

 

途中ナースステーションを覗くと

次の入院患者が説明を受けていた。

 

 

すぐに朝が来てザワザワし始めるとさくらがまた泣きはじめた。

なんてこと!ここは病院だわ!!って感じだろう。

 

ずっと抱っこ。立って抱っこ。

つらい。徹夜でお腹減ってるし。

 

 

しかし義母さんは友達と旅行中。

義母さんの妹は会社の慰安旅行中。

夫は出張中。

 

だれか、誰か助けてくれる人は!?

 

と携帯の中をぐるぐる探して、夫の弟の奥さんに連絡。

するとすぐに飛んできてくれた。

 

わーーありがとー助かったー!

 

 

ちょうど昼寝をしてくれたさくらをお願いして

ダッシュで家に帰って用意をする。

 

顔も洗いたかったし部屋も片付けたかったけど

大急ぎでカバンに必要なものだけを詰め込んでゆく。

 

さくらの着替え、オムツ、おしりふき、ビニール袋、

タオル、ハルちゃん!(ぬいぐるみ)

 

途中コンビニで私のご飯を買って病院へ戻ると

絶妙なタイミングでさくらが昼寝から起きた。

 

ほーっ

 

夕方から仕事という義妹はすこし話をして帰って行った。

ほんとうにどうもありがとう。

 

 

 

さて、さくら。

 

吐き気はおさまってるようだけど場所に慣れてないのもあって

とにかくぐずり続ける。ちょっとでも私から体が離れると叫ぶ。

「だっこ」「たっち」「あっち」しか言わない。

 

とにかくずっと立って抱っこ。ゆらゆら抱っこ。

ここまで機嫌が悪いと具合が悪いのかどうかもわからない。

 

大丈夫だよ。怖かったね。

お母さんいるからね。抱っこしとこうね。

あっちには行けないんだよ。点滴ついてるからね。

 

他の人もいるので泣かせておくこともできないし

点滴の針をいたずらしてもいけないので手が離せない。

 

時々診に来てくれる先生は

「退院するころには慣れるパターンだね!」

と言っていたけど、これ無理な気がする。

 

 

そのまま夕方を迎えた頃

慰安旅行から帰ってきたおばちゃんがその足で来てくれた。

 

わーん。ありがとー。

 

 

その間にトイレと洗顔と私の夕飯の買出しを済ませて

TVのカードを購入。

 

ほひ

 

 

それより一緒に寝るにはベッド狭すぎ!

布団小さすぎ!

 

親が付き添う前提ならもうちょっとどうにかしようよ。

 




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夕方一度吐いた翌日の夜中に再び吐き、

この時は嘔吐が止まらずに夜間救急にかかったさくら。

 

朝方病院から戻っても抱っこ抱っことしがみついてくる。

 

怖かったんだろうな。

抱っこして寝かせたのなんか何ヶ月ぶりだろう。

重くて腕の感覚がなくなった。

 

 

私は脈拍数がちっとも元に戻らなくて苦しかったので

気分を紛らわす為に山のような洗濯物にとりかかる。

 

いや文句言う訳じゃないんだけどさ(言ってるけど)

なんでタオルを口の下にあててんのに吐く瞬間に横を向くの。

私とさくらの服といっぱいのタオルですごいことになってるよ。

それにダブルベッドのシーツもあるんだぞ。

 

んがー

 

洗濯機4回稼動。ぐおんぐおん

乾燥機フル稼働。ぐおんぐおん

布団にファブリーズ。しゅびしゅば

 

病院に着ていった服も全て洗う。

 

ふいー

 

 

 

そして9時過ぎに起きてきたさくらはもうよれよれ。

 

はにゃほにゃで私に抱っこをせがむ。

こういう時ってコテンと体重を預けてくれてかわいい。

くにゃんとしててかわいい。

ああかわいい。

 

よしよし。しんどかったなぁ。

 

なんてやさしい言葉も出てくる。

 

水分を取らせるのも怖かったけど

このまま絶食させ続けてたら確実に死んでしまうので

お茶をほんの少し飲ませてみる。

 

 

どきどき

 

 

お。大丈夫そう。

 

ということでミルクを少し与えて、

処方された粉薬も水で溶いて飲ませた。

 

飲んだね。

えらいえらい

 

 

その後も体がだるいのか

ごろんごろんしながら1日を過ごす。

お絵かきや折り紙やシールなんかで静かに遊ぶ。

 

近所の小児科は今日お休みだけど

明日まで待って受診してもいいかな。

お薬はまだあるし、もうこのまま落ち着くでしょう。

下痢もあるけど回数は少ないし。

 

 

なんてのんきに思っていたら

2回目のお昼寝から目覚めた頃から様子がおかしくなった。

お茶もミルクもいらないと言うし

抱っこ抱っこと泣いてしがみついてくる。

 

そして夜、再び嘔吐が始まった。

一度始まると何度も何度も嘔吐を繰り返しておさまる気配がない。

 

吐き気止めも効かない。

 

 

ろくに食べても飲んでもないのにこんなに水分が出たら

干からびて死んじゃうよ!

 

ということで今日も救急にお世話になる。

 

「んー普通は半日くらいで症状は治まるんですけどねー。

最初に吐いてからもう3日目ですよね。

ちょっと血液検査してみます。

その結果しだいで入院になるかもしれませんので。」

 

 

え。入院!?

 

 

と、周りを見てみると今夜も同じ症状の子供がいっぱい。

本当に流行ってるんだなお腹にくる風邪。

 

昨日の今日なので娘は病院の駐車場で「こわい」を連発。

診察室に入るなり何もされてないのに号泣。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁ!こわいー!こわいー!こわいぃぃぃぃ!!」

 

あーこりゃ病院嫌いになったな。

 

点滴の針を刺す時も血液検査をする時も

親は外で待たされるけどさくらの悲鳴は聞こえてくる。

 

怖いことをする時はお母さんはいない方がいい説の病院と

お母さんがしっかり抱っこして安心させて説の病院があるけど

私は抱っこしときたいな・・・

 

その後はひたすらなだめながら点滴が終わるのを待つ。

 

さくらは待ってる間にどんどん元気になって

あっちに行きたいだの立てだの言い始めた。

 

あ。なんか落ち着いたね。

よかった。

 

 

時々先生や看護師さんが様子を見に来てくれるんだけど

その度に娘はすごい目で睨みつけて私にしがみつく。

この人たちは痛いことをする!とでも思ってんだろうな。

 

血液検査の結果はいろいろあまりよろしくない数値だけど

(本当にこういう説明だった)

見た感じ落ち着いてるし、おうちの方がいいでしょう。

今日はもう帰ってもらっていいですよ。

 

と言われた。

 

 

ほっ

 

 

点滴のおかげで元気になったように見えたけど

油断すまいぞ。という気持ちで帰宅。

 

それからさくら専用の布団を敷いて(洗濯対策)

ゲロボウルを用意して(この後は元気な時も常に枕元に完備)

その横に私の布団を敷いて寝たのに

朝起きたらさくらが私の布団に入り込んでいた。

 

ひとりで寝るのは寂しかった?

 

 

ボーっと起きてきたさくらにジュース飲む?と聞いたらうんと言うので

ポカリスエットを50cc温めてやる。

 

それをちゅっと一気に飲んだかと思ったら

もっとちょうだいと涙を流して訴えるので

 

いや、もうちょっとゆっくり飲もう。

少しずつね!泣かないで涙もったいない!

 

と言い聞かせながらもう50cc温めてやる。

 

 

ってのを何度か繰り返して結局200cc以上飲んだ。

 

大丈夫かいな。

 

 

 

お昼になったので、おかゆを作ったんだけど

これは一口も食べずに横を向いてしまった。

 

ポカリスエットも一口だけ飲んで突っ返された。

 

やっぱり一気に飲ませすぎたか。

まだ食欲はないんだろうな。

 

無理して食べさせない方がいいんだろうけど、

でももう何日もほとんど食べてないのに・・・

 

と思ってると、「ぱん。ぱん。」と言うので

ロールパンを渡してみると

小さいのを1つ食べてお茶を少し飲んでくれた。

 

 

もう、消化がいいとかどうとかより、

何でもいいから少しでも食べて欲しいという気持ちでいっぱい。

 

それから1時間ごとくらいに「ジュース飲む?」とか「パン食べる?」とか

色々お伺いをたてて少しでも脱水から抜け出せるように試みる。

 

昨日よりは飲食できてるとは言っても唇はカサカサ、顔色真っ白。

下痢もまだ続いている。

 

 

その後は夕方になっても、夜になっても何も食べず、

飲み物もイヤだと言ってそのまま寝てしまった。

 

明日は食欲が出ますように。

 




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夕ご飯にしようかというときに、

さくらが変な咳をしているなと思ったら、がばっと吐いてしまった。

 

見ると食べてから6時間は経ってるはずのものが

未消化のまま出てきてる。

 

これは消化不良?

 

と思ってその日は夕飯を抜いて、寝る前にミルク200ccだけにした。

さくらはケロっとしてて普通に元気に見えたし、熱もなかった。

 

 

そして次の日。

 

 

朝ご飯は少な目にしてミルクを少し。

公園遊びは1時間ほどで切り上げる。

 

お昼と夕飯にはとろとろのおかゆさんと野菜の煮物。

その後お風呂に入って寝る前のミルクを飲んでいつも通り就寝。

 

その日は変わった様子もなく、機嫌もよく、

心配し過ぎだったかな~。

 

と思ったその日の夜中2時。

突然むくっと起き上がったかと思ったらまた吐いてしまった。

 

 

昨日と同じように1回だけかなと思って

そのまま寝かせようとしたら2回目。

 

そうこうしているうちに3回目。

とうとう胃の中がからっぽになったのに4回目、5回目。

 

吐くものがないのに吐き気だけが続いていて

見ていてとてもしんどそう。

 

 

ダメだ。こりゃ救急行き。

 

 

1歳前にお世話になった夜間救急に電話をして向かう。

前回と違って娘はぐったり元気が無い。

 

車の中で6回目。

待合室で7回目。完全に胃液のみ。

 

長く待つのかな・・と不安になっていると

案外すぐに呼ばれた。

 

夜間救急って混んでるイメージがあったけど

待たされたことはいままでない。

 

「今ねーお腹にくる風邪がはやってるんですよ。

外で点滴うけてる子は全部同じ症状。

えーっと、浣腸して血便があるかないか調べるからね。」

 

え!浣腸!?

 

とここで私は替えのオムツを持って来てない事に気が付いた。

バカですかー。

急いで近くのコンビニで調達。

 

 

血便はなかったけど脱水状態になってるので

吐き気止めを入れた点滴をしますということになった。

 

手の甲に針を刺されてぎゃんぎゃん泣きまくりのさくらをなだめつつ

待合室で点滴が終わるのをひたすら待つ。

 

よしよししんどいな。

 

その間にも8回目、9回目。

 

せんせ~い 大丈夫なんでしょ~か~

 

 

と言えないくらい周りは同じような子どもが数人。

なんか私まで具合悪くなってきた。おえ

 

そのうち娘は寝てしまい、やっと落ち着いた午前5時に終了。

吐き気止めの座薬とお薬をもらって帰る。

 

 

 

教訓

 

嘔吐で夜間救急に行く時はどんなにあせっていても

オムツ、おしり拭き、着替え、ビニール袋、ティッシュを忘れずに。

 

箱ティッシュをくれた受付のおじさんありがとう!

 




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ホットプレートをがしっと掴んで火傷をしたさくら。

その日から消毒に通う日々が続いた。

 

この時私はまだ自転車を持っていなかったので

片道20分の道をベビーカーを押してとことこ歩いて通っていた。

 

不思議なことに、病院の行き帰りと

診察の時のさくらは本当におとなしかった。

 

 

でも待合にいる時はいつものさくら。

 

奇声を発する訳でもなく(笑い声はたまに)

人のものを触る訳でもなく(触りそうで触らない)

椅子に座っている人の前にいちいち立ってにこっとして

(微笑みかけてくれる人、無視する人、話し掛けてくれる人様々)

受付のお姉さん方に愛想を振りまきながら

長い廊下をちょこまか歩き回っている。

 

これはほっといていいんだろうか。

それとも病院ではじっと座っとくものだと教えるべきなんだろうか。

でも捕まえるとジタバタしてそれこそうるさいだろうし

人に迷惑をかけたら注意・・・

いやうろちょろするだけで迷惑っちゃ迷惑・・・

 

どこまで良くて、どこから良くないのかが分からない。

 

うーん

 

といつもどうしようか悩みながら時間が過ぎる。

 

 

診察室に入るとさくらはぴたっとおとなしくなる。

私の膝に座ると自ら手を出し、

先生が「はい手を開いて~」と言うとパーにして

そのままじーっとしている。

 

「ほんまにいい子やね。賢いね。

ガーゼ取ろうとしないんだね。えらいえらい!」

 

と毎日言われていた。

私もびっくりですよ。

 

 

「このままばい菌が入らなければ跡が残らず治ります。

でも指を使うなと言っても無理でしょう?

ちょっと舐めたりしゃぶったりするでしょう?

このくらいのお子さんに気をつけろというのが無理なんです。

 

だから少し跡が残ると思ってもらった方がいいですね。

でもなるべく使わないように、汚さないようにして下さい。

完全に治るまで3ヶ月以上はかかります。

 

でもばい菌が入るともっとですよ。

皮膚移植が必要な段階まで酷くなることもあるんです。

今はまだそうなる可能性があるんです。

火傷は油断しないでくださいね。」

 

と、始めのうちは私に話しかけていた先生も

回数を重ねるごとに

 

「これまだ赤くなってるでしょう。だから気を付けてね。

こう指を曲げたり、何かをつかんだりはしないでね。」

 

とさくらに直接言っていたりして、

さくらもこくんとうなづいていたりして

ちょっと見ていて面白かった。

 

 

分かってるんだろうか。

 

 

そうやって2週間も病院に通うと新しい皮ができてきた。

 

「うわ。すごい良くなってますよ。

ほらもう全部新しい皮が出来てるし。

んー引きつれもなさそうだし。皮膚強いですね。」

 

おお。よかったよかった。

そうか皮膚強いのか娘。

 

「もう通院は必要ないですね。

でもまだ皮膚が弱いので傷がつきやすいんですよ。

だからなるべく物を触ったりしないようにしてください。」

 

じゃぁしばらく包帯はしといた方がいいんですか?

それとも空気に触れさせた方がいいんでしょうか。

家で出来る事はありますか?消毒とか必要ですか?

お風呂はどうしましょう。

 

「その辺はお任せします。」

 

 

・・・・

 

 

任せられても困るんですけど! ←具体的な指示がないと不安

 

「新しい皮膚に傷がつかなければ包帯は必要ないんですけどね。

何にでも触るようならしといた方が安全ですし。

お風呂もふやけた所をゴシゴシすれば皮がめくれちゃいますけど。

さささっと洗う程度なら大丈夫でしょう。

消毒は必要ないですけど、あんまり汚れるようならした方が安心です。」

 

ほう。

 

なるほどお任せだ。

 

そうやってちゃんと説明してもらえるととてもよく分かります。

ありがとうございます。

 

 

「この赤い所が徐々に茶色く硬くなってきます。

それから茶色がしだいに肌色になってきます。

長いこと固い皮膚のままですが、

最後にはちゃんと元通りになりますから。」

 

ほうほう

 

「赤みが引くまで1ヶ月半くらいかかると思います。

それまでは気をつけてあげてください。

それから元通りの皮膚になるまではもう1ヶ月くらいかかります。

もしおかしいようなら様子を見ないで連れてきてくださいね。」

 

はーい

 

新しい皮膚ができて濡らしていいと許可がおりたので

お風呂に入る時にそ~っと包帯を外してみると

 

「くっさ!!めちゃくっさ!

洗わないだけでこんなにくっさくなるんだ!」

 

そ~っと洗おうね。

ふやけたら怖いからお風呂につけないで。

出たらすぐ包帯しとこうね。

 

しばらくはおっかなびっくり。

 

 

 

でもそれから1ヶ月もたたないうちに新しい皮膚がしっかりしてきて、

感染症の危険はほぼなくなった。

 

古い皮膚がべろべろしてるのを引っ張るので

それがなくなるまでは包帯をしていたけど、

病院で言われた通り、時間と共に元通りのきれいな指になった。

 

ほっ

 

 

思い返せば指を曲げない、使わせないというのにどれだけ気を使ったか。

汚すなと言っても半日もすれば包帯は薄汚れてたし

濡らすなと言っても先っちょをがじがじしてたし

それならと靴下をかぶせると、これは気になるらしくて

ぐいーんと無理やり取ろうとするし。

 

お風呂に入る時にはビニールをかぶせて

肘あたりから手首まで幅の広いテープでぐるぐる巻きにして

一滴も水を入れるな!とカラスの行水だった。

 

 

でもそれももう終わった。

曲がったまま指が伸びなくなると言われてたのも。

皮膚が硬くなって跡が残りますと言われてたのも。

 

笑い話にできた!

 

よかった。よかったよかった。

さくらの強い皮膚に感謝。

 




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土曜の夕方、熱々のホットプレートをがしっと掴んで

左手の指が真っ白なってしまったさくら。

 

毎日消毒に通うように言われたので

日曜の朝から総合病院の救急外来へ行く。

 

昨日と先生が違う。

 

「はい、じゃぁみてみましょうね。」

 

さくらはおとなしく自分の手をじーっと見ている。

ガーゼをはがされても泣かない。

 

やっぱり痛くないのかな。

 

昨日調べた「火傷3度は痛みを感じない」が頭を過る。

私は先生の方を向いているさくらの指を覗きこむように見た。

 

昨日は真っ白だった親指以外の全ての指が

白い縁取りをされたような水ぶくれになっている。

 

これってどうなの?

 

「あ~水ぶくれになってますね~

これは絶対に潰さないようにしてくださいね。」

 

潰しちゃダメなんですね!?

 

「中にばい菌が入るとよくないんですよ。

手を使わないように、こう握るようなこともしないでください。」

 

昨日跡が残るかもって言われたんですけど、

どうでしょう!?

 

「え?跡が残るって言われたの?

水ぶくれを潰さなきゃ大丈夫だと思うよ。皮膚強そうだしね。

でもちゃんと毎日消毒には通ってくださいね。」

 

 

水ぶくれを潰さなければ大丈夫なんですね。

分かりました。

 

さくらは私の膝でずっとじっとしている。

痛いのを治してもらえると分かっているんだろうか。

 

自分がされていることをよく見ていて、

嫌がることも、手や体を動かすこともない。

いつものさくらとはまったく違う。

 

「いい子やね~」

 

普段はこんなんじゃないんですけどね。

なんでしょうね。

 

そして昨日よりさらに包帯をぐるぐる巻きにされて、

 

「絶対に汚さないように!濡らさないように!」

 

ときつく注意を受けた。

 

 

そしてその翌日。

この日は月曜日だったので普通の外来で消毒をしてもらう。

 

今日も違う先生。

 

診察されるたびに先生が違うのは

総合病院だから仕方ないのか。

 

 

「何で火傷しました?ホットプレートか。よくあるね。

この水ぶくれは潰しちゃいましょうね。」

 

え!?ちょ! ←情報が違うと大混乱

 

水ぶくれは潰さない方がいいって聞いたんですけど。

そのまま無くなるのを待った方が跡が残らないって。

 

「へ?皮は取っちゃダメだけど水は抜いた方がいいんですよ。

それにこの程度で跡は残りませんよ。誰が言ったのか知らないけど。」

 

え? あ、そうなんですか。

なんか拍子抜け。

 

「でもそれは病院で毎日しっかり消毒をする前提ね。

ばい菌が入ったらどんどん酷くなるから。

そうなったら傷跡が残るような程度まで進行したりして怖いよ。

火傷は本当に怖いの。普通の怪我と違うから。」

 

じゃぁ、だったら、やっぱり水ぶくれは潰さない方がいいのでは?

と思ったけど、先生は淡々と処置を進める。

 

娘の指をひらいてぱんぱんに膨れ上がった水ぶくれを

1つずつ丁寧に針を突き刺して水を抜いてゆく。

その数9個。あぅ。痛々しい・・・

 

娘はこの日も大人しくじーっと見ている。

 

そして丁寧に消毒をしてから

青いジェルを塗ったガーゼをべちょっと貼って

昨日よりも更にぐるんぐるんに包帯を巻かれる。

 

「動かさない方がいいから。手を握るようなこともしないで。

本当は板かなにかで固定したい所だけどね。

嫌がって取ろうとしたら逆効果だし。でも絶対汚しちゃダメ。

それから消毒には毎日必ず来るように。」

 

 

どの先生も一貫して言うのは

 

「汚すな。濡らすな。毎日消毒に通え。」

 

これは絶対ということだ。

よし分かった。

 

 

幸いさくらは包帯を無理やり取ろうとはせず、

先の方を少しがじがじかじるくらいだった。

 

あんなに何でも食べてしまうのに

やっぱり自分に起こったことが分かっているんだろう。

 

さくらは賢い。

 




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さくらがホットプレートをつかんで火傷をしてしまった。

完全に親の不注意。

 

 

土曜日。友達同士で遊びに行く予定にしていた夫が

雨で行けなくなったといって

なぜかうちで鉄板焼きパーティーをする事にした。

 

私は最初反対だった。

 

うちじゃなくて違う人の家でやれないの?

家じゃなくて、外食はダメなの?

 

と難色を示したけど夫も怪訝な顔。

 

もともと夫は友達が多く、

よく家に招いては大人数でわいわい夕飯を食べていたのに

さくらが産まれてからはみんな遠慮していたし、

夫も我慢していたんだろう。

 

さくらも大きくなったしそろそろ友達を呼びたい。

と夫が思うのも無理はない。

 

 

でもさ、じゃぁ、さくらは誰が見てるの?

私が台所に立ったら見れないよ。

ベビーベッドの中に入れといたら大騒ぎするし。

みんな来るってことは危険なものも多いし。

 

 

「大丈夫やって。俺が見といたらええねやろ?」

 

 

ええねやろ?って、そらいいんですけどね。

なぜそこ疑問形?(こういうことにいちいち引っかかる私)

 

夫はさくらのなんでも食べを話でしか知らないし

誤飲して喉に詰まらせたのも見たことがない。

さくらは「危ないからダメ」と言って聞く子じゃないのに。

 

夫にはそれがどういうことなのか多分分かってない。

危機感が私と違い過ぎるのだ。

 

 

でも「夫が見るのは不安」という理由で断るのは

夫は育児をしなくておっけい!

と言ってるようなものだし、それも変よね。

 

と思って、我が家での鉄板焼きを承諾した。

 

 

それから我が家にせっせと材料を運び込んで

野菜を切ったりタンに塩コショウを振ったり

肉にたれをからませたり

コップやお皿を用意したり大忙し。

 

そして会場はリビングのローテーブル。

 

 

そしてやっぱり夫はさくらを見ていない。

 

触るな手を出すなって言っても聞かないんだから!

生肉そんなところにおかないで!

ビールもこぼれるよ!

タバコは外で吸って!!

 

まだホットプレートなんか出したら危ないって!

私の手が空くまで待ってて!

 

もーーー!

 

とキーキー言ってると、夫が「俺が抱いとくから大丈夫や」

とホットプレートの前に座って、ひざにさくらを抱いた。

 

周りには夫の友達がビール片手にもう盛り上がっている。

 

 

・・・不安だ。

 

 

でも私はリビングとキッチンを行ったり来たりしていたし

それをさくらを抱きながらするのは無理だと思って

 

じゃぁ、ちゃんと見といてよ。

 

とお願いした。

 

 

ここ失敗。私の大失敗。

不安なカンに従えばよかった。

 

 

夫はひざにさくらを乗せたまま肉を焼いて食べる。

ビールも飲む。友人と話しもする。

さくらの事をふっと忘れる瞬間が訪れる。

 

そして

 

さくらが鉄板をわしっとつかんでしまった。

 

 

「ぎゃぁぁぁぁぁー!」(泣き声でなく悲鳴)

 

 

やった!

 

 

声しか聞こえなかったけど

私はさくらに何が起こったのかすぐに分かった。

 

急いでリビングに向かうと、

夫が座ったまま笑いながら「アホやなぁ」と言って

さくらの手をさすっていたのが目に入った。

 

声をかける間も惜しく奪い取り

泣き叫ぶさくらを押さえつけて流水で冷やす。

 

冷やしても冷やしても泣き止まない。

 

左手の親指以外の全部の指と手のひらの上の方が真っ白。

これは水ぶくれの手前なのか今から水ぶくれになるのか

それさえ通り越しているのか素人目じゃさっぱりわからない。

 

白い火傷なんて見たことがない!

 

1時間くらい冷やしても泣き続けているので

ビニールに氷を入れて冷やしながら病院へ行く事に。

 

食べてていいよと言ったのに

夫のご友人達はささっと片づけをしてくれて

そそくさと帰ってしまった。

 

ごめんなさいです。

 

 

まず以前の経験を踏まえて救急の小児科に電話すると

火傷は外科に行ってくださいと言われる。

 

そこで一番近い総合病院に電話すると

心配なら連れてきてくださいと言うので行く。

 

ぶっぶー

 

同じ頃、救急車2台が到着。

 

「そっち運んで!」

「うおぉぉぉあがうおおお」

「大丈夫ですよ!わかりますか!」

「うおおお うがああああ」

 

とかものすごいバックミュージックの中で診察。

 

怖いんですけど。

 

「何で火傷しましたー?すぐ冷やしましたー?」

 

目新しいものがあるからか、この時さくらは泣き止んでいて、

先生がさくらの手を開き、白くなったところをピンセットで押しても

さくらはそれをじーっと見ているだけだった。

 

「んー・・・・3度ですね。

これは跡が残るかもしれませんね。」

 

・・・・・え?

 

跡が残る? 跡が残るんですか?

一生? ずっと傷跡が残るんですか?

冷やす他に出来た事はあったんですか?

もう出来る事ないんですか?

 

「皮膚が硬くなったまま戻らない可能性がありますね。

熱い鉄板に落としたたまごと同じでね。

硬くなったらもうどうしようもないの。

包帯は汚さないように気をつけてください。

明日またガーゼ交換しますので救急外来してください。

しばらく通院になります。」

 

・・・・・

 

手当てしてもらって痛みが治まったのか

包帯の上にかけてくれたネットを不思議そうに引っ張るさくら。

 

笑顔は見えるけど元気はない。

 

いっぱい泣いたから疲れたろう。

ごめんね。

 

ごめんねさくら。

 

 

 

火傷の3度

 

帰ってさくらを寝かせてから火傷について調べてみた。

 

熱傷III度

傷害組織:真皮全層、皮下組織

外見:白や茶色などに変色

症状:無痛、知覚なし

治癒機関:一ヶ月以上

瘢痕:ケロイドなどになり残る

ウィキペディアより

 

3度は痛みを感じる器官も壊れていて痛くないらしい。

これは違う。

 

さくらは痛がっていた。

真っ白になっていたけど、痛がっていた。

 

でも、押さえつけられていたことで泣いていたとしたら?

だって先生がピンセットで押さえてもなんともなさそうだった・・・

 

いや、あれは痛くて泣いていたんだ。

きっと3度より軽いはず。

 

きっと大丈夫。

 




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夕方突然さくらが吐いた。

今までにないくらい大量に。

 

わぁ。なんだなんだ。

 

ちょっとおやつを食べすぎたかな?

と特に心配もせずティッシュで拭いて片付けていると

またごえごえ言い出して吐いた。

 

え。なんだろう。

 

2回も続けて吐くなんて今までにない。

それに量が多い。

 

しばらく様子を見ているとまた苦しそうな咳をする。

どうやら吐き気が強いのにもう吐くものがなくなって

でも胃液が逆流するので息が出来ないといった感じ。

 

おいおいちょっと大丈夫かよ。

はい息吸って。我慢せずに吐いちゃえ。

 

とか言っても通じてるのかどうか。

 

 

 

熱はないし、下痢もしてないし、なんだろう?

胃腸炎かな。単なる食べ過ぎかな。

 

と様子を見ようとしたとき、

夫がすごい一言を。

 

 

「何か飲み込んだんかな。」

「俺、釣り道具部屋中に広げてたからさ。」

 

 

な、な、なんですと!?

 

部屋に入れたの!?

釣り道具を広げている部屋にさくらを入れたの!?

 

何か食べたの!?

 

「いや。気を付けてはいたけど・・・・わからん。」

 

えー!

 

娘を見ると機嫌はいい。

ただ吐き気は治まらないらしく数分おきにげへげへ苦しそうに吐く。

吐くときは泣くけどすぐケロっとする。

 

うーん。大丈夫そうに見えるんだけど。

 

何か飲み込んだとしても

あれだけ吐けば飲んだものも出てくるよね?

 

「出てこないから吐き続けてるんちゃうやろな。

何かひっかかってるとかさ。」

 

どんどん怖い事を言う夫。

判断基準がまったくないのでどんどん不安になる私。

 

 

土曜。時刻は夕方。

普通の病院はとっくに診療時間を終えている。

病院に連れて行くなら救急しかない。

 

でもなーこんな症状で救急ってのはなー

もうちょっと様子を見てからでも

 

とか言ってる間にも吐き続ける娘。

もう泡しか出てこない。

 

お茶を飲ませてもすぐに吐いてしまう。

って吐き気が治まってないのに飲ませるんだから当たり前なんだけど。

 

「ええやん。救急で見てもらおうや。

それでなんともなかったら安心やし。」

 

 

まぁ、そうやな。

でも救急の小児科ってどこにあるん。

 

夫に心当たりがあるらしく車で出発。

タオルとビニール袋をいっぱいかかえて。

 

娘は車に乗った途端「あらお出かけ?」と笑顔になって

うはうはと外を眺めている。

 

吐き気もしだいに治まってきたのか

吐かない時間が長くなった。

 

 

あれ?もういいんちゃう?

 

 

「いや、せっかくやから診てもらおう。

なんともなかったら心置きなく釣に行けるし。」

 

おい。まだ夜釣りに行くつもりだったのか夫。

薄情なお父さんやなぁ。

(夫は夜釣りに行く予定だったので釣り道具を広げていたのだ)

 

 

夫の実家近くの総合病院に到着。

正面玄関から入ってそこいらにいる看護婦さんに聞くと

なんと小児科の先生がいないらしい。

 

調べてから来いってな。

 

でも丁寧に救急で小児科をやってる病院を教えてくれたので

疲れて眠たくなった娘を抱いて向かう。

車が動くとすぐに寝てしまった。

 

いやだからさ、もういいんちゃう?

落ち着いちゃってるし、顔色もいいし、息もしてるし。

 

「まぁせっかくやから。」

 

そうこう言っている間に教えてもらった総合病院に到着。

寝ていた娘も起きる。すこぶるご機嫌♪

 

 

救急の受付に名前を書いて問診表に記入する。

 

あまり混んでなかったのですぐに呼ばれて

かわいい女医さんに診てもらう。

 

症状が出始めた時間と継続時間。

おやつに食べたものなどを言って

誤飲の可能性も切々と訴えたんだけど

ものすごーく機嫌のいい娘をちゃっちゃと診察。

 

「大丈夫そうですね~

何が原因ってはっきりは言えませんけど、熱もないし下痢もないし。

第一機嫌がいいのでウイルス性じゃないですよ。

吐き気も治まってるようですし、心配はいらないと思います。

見た感じ点滴も必要ないですね。」

 

やっぱりなー。

すみませんこんなんで連れてきちゃって。

 

 

「嘔吐で来るお子さんは皆ぐったりしてるんですよ。

ウイルス性にしろ誤飲しろ、これだけ機嫌がよければ可能性は低いです。

この後のご飯は少しずつ様子を見ながらあげて下さい。」

 

はーい。ありがとうございました。

 

 

さっさと帰宅。

お腹が空いてるだろう娘にミルクを作る。

全部吐ききったんだからお腹空っぽだよね。

 

でも一応先生が少しずつと言ってたので50ccだけ。

全部一気に飲みきっだけど、吐く様子はない。

 

ほっ

 

それを見届けた夫は予定通り友人と夜釣りへ。

 

 

やっぱり行くんかい!

 

 

 

 

自閉症の嘔吐

 

自閉症の子の中にはいろいろな理由で嘔吐を繰り返す子がいる。

 

嫌いなものを食べたとき。

自分は好きで食べているのに体が受け付けないとき。

不安なとき。

過度なストレスを受けたとき。

 

などなど

 

さらにこれに脳の機能不全が重なり

もう吐く必要がないのに嘔吐が止まらないという症状が出る子もいる。

 

娘がこれだ。

 

何かちょっとした刺激で嘔吐をすると

そこからなかなか吐き気がおさまらなくなる。

 

これは吐き気止めの座薬で落ち着くんだけど

ノロなどの胃腸炎でも同じような症状が出るので

吐き気止めを使っていいのかどうかの判断が難しい。

 

 

てんかんがあるのかと心配したけど

今すぐにどうこうってわけでもないしと主治医と相談しながら、

結局検査をすることなくきてしまった。

 

中学になった今でも普通の子よりは吐いてると思うけど

1~2回でおさまるようになったし、

本人は案外ケロっとしてるのであまり心配はしていない。

 

 

ただすごいなと思うのが「体が受け付けないものだけ吐く」というもの。

 

夕飯を食べた後にバニラアイスを食べて

 

「あー、これダメだったわ」

 

とトイレに行ってアイスだけを吐くのだ。

一種の特技かと思うほど。

 

 

でもやっぱり吐き気自体はしんどいらしい。

そらそうか。

 




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あおいです
私と娘さくら(2003年生まれ)は
アスペルガー症候群
息子いぶき(2012年生まれ)は
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そんな親子の療育的日常

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