義母さんが「おいしいお肉食べたい気分やねん!」と言って

夕飯をおごってくれると言うのでいそいそとついていくと

 

なんとなんとすっげー高級焼肉屋さん!

 

ひゃー ここ来たことなーい

みてみて駐車場高そうな車ばっかりー

 

大丈夫かなこんなところにさくら連れてきて・・・

 

で、座ってメニュー見て驚いた。何もかもがびっくりお高い。

石焼ビビンバなんて高くて1200円くらいじゃないの?

なんなのこの値段!

 

まぁでもそこはそれ庶民の中でも高いというだけなので

本当のお金持ちにとっては普通なんだろうけど。

 

 

肉が来る。見た目からして違う。

焼いて食う。うますぎるやろ!

 

ひゃ~口の中でとろける~

 

「おにく! おにくちょーだい!」

「さーちゃんのおさらに おにく!」

 

えええ!さくらが自分から食べてるよ!

それもちゃんと座って!

 

「おにくちょーだい!」

 

 

3歳でこんないいお肉食べるなんて贅沢すぎ!

さくらはウインナーでも食べてなさい!

(いや、そのウインナーもすんごい高いんだけど)

 

「ういんなー いあないの! おにく!」

 

さくらに取られないように私もせっせとお肉を食べる。

あんまりおいしいおいしいと連呼したので

義母さんが同じものをもう2皿頼んでくれたんだけど

 

・・・・

 

霜降りのとろける肉はちょっとでいいね。

食道が脂でコーティングされたかのような。

最初の1枚の感動はどこへやらになっちゃったよ。

 

けふ

 

そしてさくらはお肉しか食べない。

ごはんも食べてほら。

 

「ごはんいあないの!おにく!」

 

焼けたらすぐ食べようと思ってじっと待ってる。

だって目を離すとお母さんが食べちゃうから。

飢えてる親子(笑)

 

「小さくてもおいしいものは分かんねんて!

あんたいっつも何食べさせてんの。」←義母さん

 

こんな肉日常的に買えますかっての!

 

というか、よけいに家のご飯食べなくなるんじゃないのこれ!?

さくら、これは特別だよ。家では絶対に出ないよ。

 

 

「おにくおいしかったね!またこようね!」

 

そうだね。おばあちゃんにお願いしようね!

 

自腹じゃ絶対に無理だ。

 

 

そうか。さくらはものすごくおいしいものならちゃんと座って食べるんだ。

食材とかをもうちょっと見直した方がいいのかなぁ・・・




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向かって左は義母さんの手。

一向に食事をしようとしないさくらの口に

せっせとごはんを運んでくれてるところ。

 

右はおばさん(義母さんの妹)の手。

Tシャツの襟首を持ってぐにーんと伸ばしているのを

そんなんしたら伸びるやろ!と止めてくれている。

 

このようにさくらの外食は二人がかり。

 

 

さくらは食にあまり興味がないので

外食となると座らせておくだけで一苦労。

 

自分で食べようとしないので食べさせなければならないし、

テーブルの上に乗ったり、下にもぐったり、

窓を開けようとしたり、カーテンで遊んだり、

厨房を覗き込んだり、他のお客さんの席に行こうとするのを

阻止することも加わる。

 

怒っても怒鳴っても聞かないから

体を持って止めるしかないんだけど

そうすると陸に上がったマグロのようになって

腕の中でビチビチ大暴れ。

 

それをいろんな手を使いながら気をひいて

なんとか食事をさせなければならない。

 

それは到底一人では不可能。

 

私と夫とさくらで食事に行くと

だれもまともにご飯が食べられないというすごい状況になる。

と思う。(怖くてしたことがない)

 

そこで、どうしても外食がしたい時は

おばあちゃんとおばちゃんを誘ってみんなで行くのが恒例。

 

特に義母さんは外食が好きなので

さくらの大変さをあまり気にすることなく付き合ってくれる。

 

ありがたやありがたや

 

 

***

 

 

食事の後、みんなで買い物へ。

 

スーパーの入り口付近にガチャガチャがあって

「お母さん以外の誰かが一緒いれば、買ってもらえる率がぐんとアップする」

というのを知っているさくらは

「がちゃがちゃしゅるー!」と叫んだんだけど

 

「買い物が先や。全部終ったらこうたるからな。それまで待っとり。」

 

とおばあちゃんに言われてしぶしぶスーパーの中へ。

 

カートには嫌がって乗らないけど

なんとか手を繋いで歩くことが出来るようになってきたので

(何としてでも手を振りほどいてダッシュしたがる時期を脱したと思いたい)

さくらの手を引きつつ買い物のお供をする。

 

「おかいもの しゅんだら がちゃがちゃしおーね。」

「おかいもの おわった?」

 

まーだよ。

待っててね。

 

「ねぇ がちゃがちゃは?」

「おかいもの おわった?」

 

まだだってば。

お金払わなくちゃ。

 

「おかいもの おわった?」

「もう おしまい?」

 

もうちょっとだけ待っててね。

いい子ねー。

 

と、ずーっとガチャガチャの事が頭から離れない。

それにいちいち「買い物終ったらね」と言い聞かせるおばあちゃん。

 

さくらの期待も高まります。

 

 

で。

 

 

買い物が済んでさぁしようかとスーパーを出ると

なんとなんとガチャガチャコーナー終了してました。

電源抜かれて一箇所に集められてシートかけられてんの。

 

「・・・・」

「がちゃがちゃ ねんねしちゃってる。」

「なんで?」

「なんで ねんねしてんの?」

 

えーっと

夜だからもう眠いって寝ちゃったのかな?

 

「さーちゃん しゅるって いったのに・・・」

 

私の手を振りほどこうともせず

でも引かれる方に歩こうともせず

ずーっと仕舞われたガチャガチャを見つめている。

 

・・・・

 

残念だったねぇ。

 

「あー。しゃーないな。今度やな。」

 

とおばあちゃんはさっさと車へ。

 

さくらは駄々をこねてもこれは仕方がないと分かるのか

泣くこともなく絶対すると言い張るでもなかった。

 

よしよし。

また今度ね。

 

少し歩けば別のコーナーがあるんだけど

せっかく我慢できてるんだからそこには連れていかなかった。

 

 

成長してる部分もあるよね。




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朝、冷蔵庫を開けてイチゴを取ってきて

「こえたべう。」

と勝手に朝ご飯決めましたのセリフ。

 

朝ごはんにイチゴ?

いいけどさくらイチゴ食べないじゃん

 

「うしさん かけうの。うしさんとって!」

 

うしさんというのは練乳のこと。

チューブの表に牛の絵が描いてあるから。

 

つか練乳を舐めたいだけでしょうに。

 

「いちごたべうの!うしさん!」

 

あーはいはい。

 

うるさいのでイチゴを切ってお皿に入れて

練乳をぐりぐりっとかけてやる。

 

はいどうぞ。

 

「あいがとう!」

 

さっそくフォークでぶしっとイチゴを刺し

練乳がたっぷりかかったそれを口に入れる。

もごもごっとしてイチゴを出す。

 

次をフォークでぶしっと

 

ってコラ!イチゴを食べなさい!

練乳だけ舐めるのは禁止!

 

「いまからたべうのー。

いまからたべようとおもったのにー。」

 

いっちょまえに口答えするようになったな。

何が今から食べるのーだ。意味わかって言ってんのかよ。

 

 

横からやいやい言えばちびっとイチゴもかじるけど

ほっとくと練乳だけを舐め続ける。

そしてイチゴの水分と練乳が混ざったピンク色の液体を

ずぞぞぞぞぞっと飲み干したと思ったら

 

「おかわい!」

 

ってまだイチゴ残ってるでしょー!

 

「うしさん おかわり!

ここ かけて。ぐるぐるーって。」

 

練乳の消費量がすごいんですけどちょっと。

そんな使い方するんならもう練乳買わないぞ!

(イチゴはもらいもの)

 

 

***

 

 

そういえば私も小さい頃

イチゴを食べるといえばお皿にたっぷりの砂糖を持ってきて

一口食べては砂糖をべっとりつけてたなー。

 

要するにイチゴの酸味がダメだったんだ。

さくらも同じなんだろう。




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夕飯にトマトを切っていると

さくらがやってきてじーっと見て

 

「こえ とまと?」

 

違うよ。あま~いスイカだよ。

いっこ食べてみる?

 

「ちがうでしょー。こえ とまとでしょー。」

 

「とまと ってゆーんだよー。」

 

「こえは とーまーと。」

 

「とまとは たべあえないんだよ。」

 

ちっ。騙されなかったか。

 

食べられるよ。おいしいよ。

トマトさん食べて欲しいって言ってるよ。

 

「おかーしゃん どーじょ。」

 

ありがとう。お父さんも食べるからおいとくね。

さくらも食べるでしょ?

 

「とまとは たべあえないんだよ。」

 

どうして?

ちょっとだけ食べてみたら?

 

「とまとはいらないの」

 

じゃぁ一緒にあーんしようか。

 

「おかーしゃんだけ さーちゃんいらないの。」

 

 

なんて頑ななんだ。

どうしてもダメなのね。

 

 

さくらはある日を境にぴたっとトマトを食べなくなって

それ以来いっさい口をつけなくなった。

 

その「ある日」も食べてみておいしくなかったとか

いつものトマトじゃなかったとか

そんな何かがあったわけではなく

 

はいどうぞ。と出した瞬間から食べなかった。

 

なんで食べなくなったんだろう!?

さくらとトマトにいったいなにが!

 

でもケチャップは大丈夫だし

ハヤシライスなんか普通に食べるから

味がどうこうというわけではなさそう。

 

見た目かな。

 

 

そして、実は私もトマトが苦手。

食べられないことはないけどわざわざ食べようとは思わない。

 

私の場合は酸味がダメなので

ケチャップもハヤシライスもちょっと苦手。




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義母さんとおばさん(義母さんの妹)が

「ホットケーキ焼くからおいで!」と誘ってくれたので

さくらと2人でとことこ出向く。

 

こんにちはー。

 

「お母さんホットケーキ食べたかってん。

買うより作った方がおいしいやろ?

ほんならさーちゃん呼んだろ言うことになってな。」

 

「さーちゃん!よーきたなぁ!お腹空いてるやろ。

ねーちゃんホットケーキ焼いたるからな!」

(自分のことを姉ちゃんと呼ばせる50歳)

 

「さーちゃん一緒にするか?」

 

「まぜまぜ~ってしてくれるか?」

 

「せーへんのか?」

 

行くなり矢継早に話しかけられても

まだこの場に慣れてないさくらはうろうろしまくり。

 

「あー!ばっちぃでそれ!ホコリまみれや!

こっちやさくら!こっちおいでって!」

 

「寒いから窓あけたらあかんて!」

 

「ほら焼けるでもうちゃんと座り!」

 

と大騒ぎのホットケーキ。

 

 

はいはいはいはい食べようか!

 

とさくらの前に出されたのは丸いままのホットケーキ。

これをそのまま食べさせるとうまく噛めないので

私がよこから小さく切っていると

 

「なんや。丸まま食べさせたりーな」

 

「そうや。自分でできるやんなぁ」

 

「そうやってなんでもやったるのあかんねんで」

 

「好きに食べさせたりーな」

 

とうるさいので、好きにさせてみた。

 

 

さくらは切ってあろうとなかろうと

食べたければ自分で食べるのでそれはいいんだけど、

 

フォークで突き刺してたぐりよせて

口をお皿に近づけてひと口かじる。

 

 

そして固まった。

 

口をあけて手を突っ込むので

あーまた喉に引っ掛けたなーと思って

飲み物飲んで!ほら!とジュースを飲ませようとしたんだけど

 

いつもの私が切っているひと口より大きかったらしく

ごっくんできない量がひっかかったんだろう。

 

引っかかったホットケーキだけではなく

一緒に飲んでいた野菜ジュースもろともリバース。

 

*娘はいろんなものを何度も喉に詰まらせてきたけど

胃からものを吐くことによってそのすべてを乗り越えてきた。

 

 

ぎゃー!

 

 

何度か出てくる度にはいはいと処理している横で

 

「調子悪いねんでこの子!」

 

「風邪や風邪!」

 

「病院連れて行き!」

 

と義母さんとおばさんが大騒ぎ。

 

違うって。

ホットケーキが喉にひっかかっただけやって。

だから小さくしてやらなあかんねん。

上手に噛まれへんし飲み込まれへんねん。

 

さくらは口の中に残ってるホットケーキも

これが悪いんぢゃー!とばかりに手で掻き出していた。

 

 

落ち着いた後は義母さんとおばさんに

 

「ゆっくり食べ!ちゃんと噛むんやで!」

 

「いっぱい口に放り込むからあかんねや!」

 

「ちょっとやでちょっと!ちょっとやって!」

 

「噛んで!もぐもぐやで!」

 

「おちついてごっくんしーや!」

 

と散々言い聞かされていた。

 

 

 

家に帰ってからさくらが小さい声で

 

「えーってなったね。さーたんえーっていったの。」

 

「ここ(のど)が えーって。」

 

と言ってたので自分でもびっくりしたんだろう。

いつもは気を付けてるのにごめんよ。

 

これに懲りて少しずつ口に入れて

よく噛んで食べることを学んでくれたらいいんだけど。

 

そんなわけでさくらのご飯はまだ離乳食後期あたり。




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おやつにクッキーを焼いて出すと

 

「きいおしゃんと くろしゃんと なかよし~」

 

「ちゅってひっちゅくお」

 

「きゃー はなれちゃったー」

 

「こっちにきておー」

 

「いいよーいっしょにあそぼー」

 

「わーい!」

 

とか言いながらクッキーをしゃべらせて遊んでる。

 

お皿の横にヒヨコがいるのは

さくらが連れてきたもの。

 

おやつだよーとか、ご飯だよーと呼ぶと

何かしら連れてきて横に置く。

 

 

でさぁ、食べてくんないかな。

ひとくちかじっただけで終わりですか。

おいしくなかった?

 

 

「いやだいやだー たべられたくないおー」

 

「しょーだしょーだー」

 

 

えええええ

 

 

ち、ちがうよー。

ぼくはさーちゃんに食べて欲しいんだよー。

せっかくおいしく焼けたのにー。

 

と私も声色を使って言ってみる

 

と。

 

これがさくらに大ヒット。

 

「おかーしゃんは こっちのクッキーもつんよ!」

 

は?

 

あ!ほらひよこさんもおいしいって。

ピヨピヨ おいしーなー!

 

「いいよ。ひよこさんたべていいよ」

 

「はい。おかーしゃんは こっちのクッキーもつんよ!」

 

ちっ 忘れなかったか。

 

 

なんでクッキー持って遊ばなきゃいけないの。

おやつの時間はおやつ食べようよ。

 

はい、いただきます。

 

「だめなの!くっきーさんあしょぶの!!」

 

 

・・・だるい。

 

 

 

白状しよう。

私は小さい頃からままごとが苦手だ。

 

一人で遊びながら想像の世界で遊ぶのは好きだったけど

誰かとお人形を動かしながら遊ぶあのスタイルが苦手。

 

一言二言ならできるけど、

ストーリーを展開されるとついていけない。

 

 

さっさと食べてごちそうさまして片づけたいんですけど!

 

 

「きいおしゃん こんにちはー」

 

「くおしゃん こんにちはー」

 

「あ!あっちにみうくがあるよ!」

 

「じゃっぽーん!」

 

 

わぁ!食べれなくなるってもーー!

お口入れて!もぐもぐするの!

 

食べ物で遊びません。

遊ぶなら片づけます。

 

で通したら、さくらは・・・

 

 

 

餓死する気がする。

 

まだまだ栄養補給はフォローアップミルクに頼ってる状態。

ちゃんとご飯が食べられる日はくるんだろうか。




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御食初セットの中に入っていた

ちゃんと2本に分かれた箸を持たせてみると

 

いまいちうまく使えないので(そりゃそうだ)

 

「こえ むぢゅかしーの。」

 

とすぐに放り投げて手づかみになるか

ぐーで握ったり食べ物を突き刺したりするくせに

 

なぜだか「箸!」に執着してしまった。

 

 

何の気なしに持たせた(というか見せた)だけなのに

その食事から全て

 

「はしがいい!スプンやフォークはいや!」

 

という事態になってしまった。

 

どうしたこったい!

 

 

スプンを上手に使えるようになってから箸を持とうよ!

まだ早いんだってば!

じゃんけんのチョキをするのにも時間がかかるでしょう!

 

 

「いや!はしがいいの!」

 

「はしがいいの!さーちゃんはしでたべるの!!」

 

 

という訳で箸を持ってる気分が味わえる

ピンセットのような箸を購入。

 

なんか間違ってる気がする・・・

 

この箸の最大の特徴はバネが入っている所だろう。

箸先はすでに開いている。

 

後はトングのように挟むだけ。

力を抜くと箸は勝手に広がる。

 

こんなんで箸が正しく持てるようになるかー!

 

 

そしてスプンやフォークは持たない。

この箸だけで食事をする。

 

残り少なくなったご飯の粒をちまこまと挟んで食べる。

 

 

 

この作業ったらとってもとっても時間がかかるのだ。

 

だいたいさくらのご飯ってすぷんですくって食べるものが多いのに

それを箸で食べようって、そりゃ無理があるって。

 

これ、箸で食べやすいおかずに変更しろってこと?

でもさくらまだうまく噛めないしな・・・

 

*舌を使って口の中で食べ物を移動させながら噛む。

という動作がどうも苦手らしい。

 

 

最後まで付き合っていると1時間以上かかるので

お皿を持って口に当てて箸でがーっとかきこむ!

というのを教えてやったんだけど(行儀が悪い)

 

うまく口に入らないのか

やっぱり箸でつかみたいのか

 

ちまちました作業は続くのであった。

 

ちまちまちまちま

 

 

あーんしてあげようか。

 

「いや」

 

・・・・




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バナナばかりを毎日毎日食べて、

風邪を引いたのをきっかけにバナナを一切食べなくなった。

 

ということがあってから

 

いくらさくらが気に入ったからといって

同じものを続けて食べさせないように気を付けていた。

 

トマトもそのひとつで、

サラダのお皿に入っていると一番最初に手にとって

ぱくぱくと食べて「もっと」と言うくらい

トマトを食べていたけど、

欲しがるだけどんどん食べさせていたわけではない。

 

そんな時、おばあちゃん家に遊びに行って

裏の畑にフルーツトマトが鈴なりになったのを見つけた。

 

「いーい? とっていーい?」

 

取ってもいいけど赤いの取ってね。

青いのはまだ食べられないよ。

 

「とったー♪」

 

と娘が引きちぎったのは真っ青なトマト。

さすがにそれは食べられませんよ。

 

これはおいしくないから、

こっちの赤いのをどうぞ。

 

赤いおいしそうなのを何個かとって

皮をむいてさぁどうぞとさくらに出した。

 

「・・・・・」

 

あれ?トマトだよ。おいしいよ?

あーんってしてごらん。

 

「いや」

 

え。イヤなの? なんで?

いつものトマトだよ。

おばあちゃんが作ったからおいしいよ。

 

「いや」

 

かたくなにトマトを食べようとしないさくら。

 

切ってないから?

いつものように切ってお皿に入れた方がいい?

 

と思って、小さく切ってお皿に入れても

フォークでつんつんとつつくだけで食べようとしない。

 

ほら。一口食べてごらん。

いっつもトマト食べてるじゃん。

 

食べたら分かるってトマトだってほれ。

と無理やり口に入れてみたら

 

「・・・・・」

 

口をまったく動かさない。

それどころか出してもいい?とばかりに口を突き出して

「えー」と言うのでティッシュで取ってやった。

 

あらま。トマト嫌いになったのかな。

いったいいつから。何かあったかな。

 

全然思い当たらないんだけど。

 

 

いつも食べてるトマトがどんな風になってるか

畑で実物を見て衝撃を受けたとか?

 

よく買ってる大きいトマトじゃないから?

いやでもプチトマトだって普通に食べてたよな。

 

今噛んでもないから味も分からないだろうし

何か変なものだと思い込んでる?

 

え?なに?なんなのいったい?

 

まぁ、食べたくないならいいけどさ。

 

じゃぁほら、レオンが後ろで待ってるから

レオンにどうぞってしてあげて。

 

「いや!こえさーちゃんの!」

 

は!?だったら食べなさいよ。

 

「いや!」

 

なんなのいったい。

 

レオンは足踏みをしながら、よだれをたらしながら

それでもさくらから無理やり取ろうとはせず

ひたすらトマトが口に入るまで待ち続けていた。

 

 

 

音声は消してありますが、なんとなく字幕をつけてみました。

 

これ見ると

レオンにトマトあげて「イヤ!」のやり取りをしているのに

「イヤ」と言ってから「はいどうぞ」と言うまでが異様に短い。

 

なんなんだろうこれは。

 

「いやだもーん♪」と言いながら

あげてもいっかなって気分になってるんだろうな。

 

・・・多分。

 

 

***

 

 

この時はたまたまかなと思っていたんだけど、

この後いつものトマトも一切食べなくなり、

 

もうトマトの味も覚えてないでしょう!?

というくらい大きくなっても頑なにトマトは拒否。

 

なんでトマト嫌いなの?

 

「嫌いなんじゃなくて、食べ物に見えないの。」

 

は?

 

「ねうね這ってる青虫食べろって言われたらどう?

周りのみんながおいしそうに食べてたり、

ハンバーガーにどーんと挟まってたりしたらどう?」

 

え、ちょっとそれは、イヤかも。

人が食べてるの見るものイヤかも。

 

「そんな感じ」

 

ええええ。トマトがまさかのゲテモノ扱い!

 

 

でも小さい頃はトマト食べてたのにね。

ある日突然「何この変なもの!」ってなるんだろうね。

 

妙な脳だこと。




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「おっかーしゃん! ちーずかせてっ!」

 

「ちーずぱらぱら~って!」

 

あ、はいはい。チーズね。

はい。ぱらぱらぱら~

 

「チーズおいしいねー。」

 

おいしいねー。

でもチーズだけじゃなくてグラタンも食べてねー。

 

昨日のお昼にグラタンを作った時に、

上にかけた粉チーズがいたくお気に入りのご様子で

今日もグラタンが欲しいと言うさくら。

 

さっきからチーズばかりを要求してくる。

欲しいのはグラタンじゃなくて粉チーズだろ。

 

「・・・・ず」

 

チーズ

 

「ちーず」

 

そう。チーズおいしいね。

 

「・・・ずーち」

 

チーズ

 

なんで最初は言えるのにしだいにおかしくなるの。

 

 

さくらの言葉は発音がはっきりしてないうえに

たまに逆さ言葉になってしまう。

 

最後の音が耳に残るのか、

例えば「うさぎ」だったら「ぎ」から発音して、

なんか違う・・と思って止まってしまうとか、

むりやり「ぎ・・さう?」と続けてみたり。

 

言葉は特に遅くはなく、普通にしゃべっていたのに

今まで覚えていた単語が突然出てこなくなる不思議。

 

それが2歳になってから増えてきた。

 

何も考えずに音だけで発音していた言葉に

文字や言葉としての認識が入りだして

覚えなおしをしているのかもしれない。

 

それが難なく行われる子もいるだろうけど

さくらはかなり苦労している様子。

 

見ていてこっちまで力が入る。

 

「ぢ、ぢーち ぢーう!」

 

チーズ。

はい。ぱらぱら~

 

「ぢーうおいしいねー。」

 

ああ、ぢーうになっちゃたよ。

 

そうだね。チーズおいしいね。

 

「ちーず!」

 

そうそう。チーズ。

 

 

さくらの中で組み換えが大忙しなのが分かるので

「チーズでしょ!チーズ!」という言い方をして

言葉というパズルのピースを外からバラバラにするようなことは

なるべく避けるように気を付ける。

 

それとなく正しい言葉を話しかけながら

さくらの言おうとしてる言葉の意味がわかれば

もうそれでいいかなと思うようになっていた。

 

 

しばらくもぐもぐ

 

グラタンなら大人と同じ量をぺろっと平らげる。

ホワイトソースは好きらしい。

 

「ず・・・」

 

やっぱりズから始めたいんだな。

チーズのズが印象に残りやすいんだろうか。

 

「チ」より「ズ」ってイメージなんだろうな。

 

いやそんなことより粉チーズ食べ過ぎやろ。

さっきからどんだけかけてるよ。

 

グラタンと一緒に食べるんだよ。

こうやって縦にスプンを入れて・・・

 

「や!」

 

じゃぁこのマカロニさんと一緒に食べよう。

はい、あーん。

 

「おいちーねー」

 

おいしいね。

 

「ずんい ちょーい!」

 

ずんいってなんだよ。

もはやチーズのチの字も入ってないぞ。

 

チーズね。でももうやめ

 

「ずんい!ずんいちょーだい!」

 

チーズね。はい。ぱらぱらぱら←バトルするのがめんどくさい

 

「ちーずおいしいね~」

 

 

がんばれさくらの脳。

これはチーズだ。チーズだぞ!

 

 

***

 

娘は大きくなった今でも粉チーズがものすごく好きで

そのまま手の平にぱっぱっと出してぱくっと食べるほど。

 

おやつじゃないんですけど。




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食事という行為に飽きてしまったらしく

ちっともさっぱりご飯を食べてくれなくなったさくら。

 

うさぎさんのおにぎりにしてもダメ。

かわいく飾り付けてもダメ。

 

すぐに「ごっちーた!」と席を立つんだけど、

人が食べているものには興味を示すので

私のお皿から一口、二口食べて立ち歩くという

なんとも行儀が悪いことになってしまった。

 

それでもほとんど食べない。

 

これが遊び食べって言うんだろうか。

でもまだ欲しいとか、そういう感じはない。

 

幸いフォローアップミルクは飲んでくれるので

栄養失調にはならないだろうけど

でもずっとミルクってわけにもいかないし・・・

 

「1歳10ヶ月 食事」で画像検索すると

かわいらしい子ども用のご飯が並んでいる。

色もきれい。

 

でもさくらは食べない。

 

 

お昼の時間がきても、メニューが決まらずに

冷蔵庫をあけたりしめたり。

 

いったい何を作ったら食べるんだろう?

 

 

こないださつまいもを茹でて小麦粉を混ぜて焼いたら食べたな。

それとも今日はジャガイモで作ろうか。

ニャッキみたいなのにしたら食べるかな。

 

スパゲッティは全然食べなかったし、

あ、グラタンのマカロニは何本か食べてたからマカロニ茹でてみようか。

 

でもご飯あるしなぁ。

おにぎりにしても食べないし、カレーも混ぜて終わるし、

 

うーーん・・・

 

とあれこれ考えていると

私の中で何かがぷっつりと切れてしまった。

 

突然さくらの食事を考えるのが面倒になったのだ。

 

なんでこんなに悩まなきゃいけないんだろう。

もういいや。さくらにご飯つくるのはやめた。

 

だって何作ってもさくらは食べないんだもん。

作ってとか、お腹すいたって言われてないから

作らなくていいってことよね。←すぐこういう極論になる

 

でも私はお腹空いてるから、私が食べたいものを作ろう。

私だけのためのご飯。

 

今日のお昼はチャーハン!(またかい)

味付けは私の好みで!

 

色々野菜をみじん切りにして鶏のひき肉とたまごを入れて

ジュージューと塩コショウとダシの元で炒めて

ごはんを入れて混ぜたら生姜のすりおろしとしょうゆを適量。

 

人参や玉ねぎがくたくたになるまで火を通さなくていいし、

生姜がピリっとしてる私のチャーハンだ。

 

コツはうどんだしを使うこと。

それもかつおじゃなくていりこだし。

 

いただきまーす!

 

うめぇ~!

なんか久しぶり~!

 

さくらのものは何も用意せず

自分だけばくばく食べる母親がここに。

 

育児放棄って他人事じゃないよな。

 

食事を抜く虐待とか聞くと

欲しがってる子に食べさせないイメージがあったけど

よく言う「子どもが食べなかったから」というのも

まんざら嘘ではないのでは。

と思えてくる。

 

だってほら、さくらは見向きもしない。

私がおいしそうに食べてても欲しそうにもしない。

おやつも食べてないからお腹は空いてるはずなのに。

 

でもこのままほっとくわけにもいかないので

フォローアップミルクをつくって出す。

 

さくらはちゅっと飲み干す。

 

 

これでいいはずはないけど・・・

でも楽だ。このまま流されてしまいそう。

 

 

そして夕飯も同じように

久しぶりに大人の味付けで食べたいものを作る。

 

さすがに夕飯に何も出さないのは良心が痛んだので

さくらには白ごはんにふりかけをかけたものを出す。

 

はいさくらの。いるだけ食べたらいいよ。

 

いただきます。

 

ふりかけご飯もどうせ食べないだろうなと思っていると

 

「さーちゃんの!さーちゃんの!」

 

と私の取り皿を指さすので、

何に使うんだと同じお皿を渡す。

 

はいどうぞ。さーちゃんのね。

 

するといきなり大皿から手羽中の甘辛炒めを取って

自分のお皿に入れて、ばぐっと

 

ちょ、辛いよ!?

もぐもぐできる?小さく切ってないのに。

 

真ん中は骨!食べれないって!噛んでる?ちゃんともぐもぐしてって!

よく噛んで食べなきゃダメだってほら!

 

食べても食べなくてもうるさい私。

 

 

でもさくらは

「いっしょ~♪」とか「かんぱ~い♪」とか言って

なんだかとてもうれしそう。

 

そうか!同じお皿がよかったのか!

面倒でさくらのお皿を出さなかったのがよかったのね。

中身も同じだしねー。おいしいねー。

 

「げほっ げほっ」

 

あ、ほら、喉につっかえてるやん!

もぐもぐだよ。もぐもぐ。よく噛んで!

 

「もぐもぐ」

 

言うんじゃなくて噛むの!

 

ああもう。やっぱり大人と同じ食事は早いんだって。

でもさくら用のを作ったって食べないし、

食事ってどうやってさせたらいいのー!

 

でもさくらは嬉しそうに食卓についていた。

ふりかけご飯は食べなかったけど、

「いっしょ~♪かんぱ~い♪」は何度もやった。

 

 

そして私の子ども用の食事作りはここで終わった。

もうさくらのためだけに特別に食事を作ることはなく、

 

私が食べたいから作ったけど、いるならどうぞ。

 

というスタンスにした。

 

そうすることでさくらが食べなくてもイライラせず、

私は自分の食べたいものが食べられたから。

 

食べたきゃ食べるさ。←義母さんと同じになってる




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