昼寝からは機嫌よく起きるのに

朝は泣いて起きることが多くなった。

 

なぜだ

 

 

いつもと違うことが起きた時には

いつもと違うところを見つければいい。

ひとつひとつ丁寧に。

 

 

いつから?

寒くなってから。

 

機嫌よく起きる昼と、泣いて起きる朝と何が違う?

寝ている場所と着ているもの。

室温はそんなに違わないはず。

 

昼は綿の服と羽毛布団(私のベッド)

夜はフリースのパジャマとポリエステル布団(ベビーベッド)

 

服がフリース。これか?

ポリエステルの布団。それともこっちか?

 

 

でも肌着は綿だし、

お風呂から出てフリースを着せても

寝るまではそんなに機嫌は悪くない。

 

そういえば夜中に起きてぐずぐず言うときが何回かあった。

 

ポリエステルの布団とフリースで静電気?

いや、布団には綿のカバーがかかってるしな。

汗をかいても吸水性がなくて気持ち悪いのかな。

それとも暑すぎる?

 

 

うーん

 

 

といろいろ考えて、ためしに昼間着ている綿の服で寝かせると

機嫌よく起きる頻度が飛躍的にアップ!

 

 

綿ね!綿がいいのね!?

 

 

というわけで、奮発してオーガニックコットンのベビー服を購入。

肌触りというのはかなり重要らしくて、

高~級~♪ベビー服にかえたその日からぴたっと泣かなくなった。

 

衣類を変えるだけでこんなに機嫌が違うとは。

 

ちなみに購入したのはこの↓シリーズ。

 

 


 

ただやっぱり高すぎて、購入したのはこの時の2枚だけ。

 

ちんちくりんになるまで着たおしたけど。

 

 

 

 

感覚過敏

 

さくらは肌に触れるものへのこだわりが強く、

「ざわざわする」とか「しょわしょわする」とか

よく分からない表現で着ることができない服が多かった。

 

ストレスが多くてこだわりが強くなると

制服を着ることさえ拒むように。

 

私も着心地のいい服があればそれだけでいいので

基本洗い替えの2枚で十分だし、

気に入れば同じものを買いだめしていたりする。

 

某アニメで主人公が服を破いても破いても

次のシーンでは服が元通り。

何着同じ服持ってるんだ!

 

みたいなのを実生活でやっている私。

 

無駄がなくていいと思うんだけどな。

 




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おばあちゃんの家でふとした拍子に自力で立ち上がったさくら。

一度立ってしまうと後は早かった。

 

得意の集中力で日々立つことへの意欲を見せ、

 

平らなものに手をかけて立つ

ベビーサークルの柵につかまって立つ

高い位置にあるものにつかまって立つ

垂直なものに手をついて立つ

カーテンを持って立って方向転換

手を離してその場で数秒立つ

手がどこかに接していればへこへこ歩くように

 

 

そして6ヶ月後半になると、家中行けない所はなくなってしまった。

段差も引っかかることなくスムーズに進むので、

ちょっとなら大丈夫ということもなくなった。

 

コタツだって私の膝を足掛かりにすれば登れちゃうし

テレビ台にある棚に片足を乗せたりもする。

 

遠くのものにまで興味の対象が移り

私の側にいようなんて考えはさらさらなく

気が付けばお風呂場や玄関や台所に移動している。

 

そうやって目が離せなくなった反面

何かに熱中するとしばらくひとりで遊ぶ事も増えてきた。

好きなようにさせておけば簡単な家事くらいは済ませられる。

 

 

それがヒモ!

 

 

とにかくヒモ。何がなんでもヒモ。

細長いヒモのような形状のものに異様に執着する。

 

洗濯もののパーカーから出ているヒモ。

巾着袋のヒモ。

スニーカーのヒモ。

 

ありとあらゆるヒモを目ざとく見つけて

持ったり、たどったり、持ち上げたり。

 

そして家中にあるヒモ状のものといえば

 

そう。電気コードだ!

 

 

 

さくらはあらゆるところの電気コードに突進。

 

ベビーベッドの下に置いてある加湿器のコード。

コタツからにょろにょろ出ているコード。

見えないように家具の後ろに隠してある延長コード。

テレビのコード。

ビデオデッキやゲーム機から出ているコード。

 

決して部屋の中をずるずるはわせているわけではなく、

なるべく目立たないようにしてあるのに

わざわざそこへ行って引っ張り出してしまう。

 

そしてぺたんと座って真剣な顔をして

触って、引っ張って、叩いて、口に入れて。

 

ひとりで遊んでくれるのは楽だけど、

電気コードはあまり好きにさせることもできず、

結局近くで見守ることに。

 

 

そんな様子を写真に撮ろうと

いつもさくらの手の届かないところに置いてある

カメラを手に取って電源を入れるのだが、

 

その「うぃ~ん」という電子音を聞きつけると

トカゲのようにさかさかと突進してきて

カメラのストラップに手を出してくる。

 

ヒモ!とにかくヒモ!

ネコか!

 

 

 

 

ものへの執着

 

アスペの人は特定のものへ執着することが多く、

異様な収集をする人もいる。

 

「これが欲しい」と思うとガマンができず、

手に入れるまで頭のなかはそれでいっぱい。

 

それは価値のあるものとか、レアものとかではなく、

公園にあった小石とか、特定のお菓子の箱とか、

他人から見れば「なぜそれ?」と思うものも多い。

 

友人宅の自閉症の女の子はスプレーが好き過ぎで、

それも住宅用洗剤のスプレーボトル限定で

買い物に行くとお菓子やジュースではなく

カビキラーをかかえて「これがほしい」と持ってくる。

 

そしてままごと遊びの対象もスプレーボトルで

コレクションしたスプレーを並べて

ごはんを食べさせている姿がもうかわいすぎて。

 

ただお母さんは

「中身を水に変えるのが大変。そんなに洗剤使わないし。」

とちょっと困っていた。

 

結構短期間で新商品出るもんね。

 

 

私はこういう一見意味のない収集は

犯罪や危険がない限り好きにさせてあげたいと思う。

 

それは私が同じようにものをためこんでいたから。

あの時のあの幸福感はたとえようがない。

 

ただ、何個までならいいよ。

この箱いっぱいまでならいいよ。

 

(何個までしかダメ!この箱に入るだけしかダメ!

などの否定的な表現は反発されやすいので避ける)

 

というリミットセッティング(限界値の設定)は大事。

 

自閉脳の世界は果てしないから。

 




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健常の赤ちゃんと接していると

「真似をする」というのがどれほど自然なことかが分かる。

 

お母さんがあーんと口を開けて見せれば

赤ちゃんもあーんと口を開けるような反応は

新生児の頃から見ることができる。

 

それだけ本能に根差した反応ということ。

 

 

しかしどうもアスペにはこの本能が備わっていないらしい。

あったとしてもそうとう弱いんだと思う。

 

アスペ脳の「真似」とは

社会性やコミュニケーションに使うものではなく

自分にとって必要かどうかが基準になるので

真似をしてる仕草は同じでも根本的に違うものなのだ。

 

 

6ヶ月のさくらは

おばあちゃんが首を振って見せると

同じように首を振ってみる。ということはしていた。

 

これは教えてすぐに何度もするようになって

おばあちゃんが首を振るとさくらも振る。

お互い笑ってああ楽しい。

 

という反応もあったのだが

 

一方でお手振り(愛子様風)は

おばあちゃんがいくら教え込もうとしても

一向に真似をする気配がなかった。

 

 

離乳食を食べさせている動画を見ると

私が「あーん」と口を開けていても無反応なのに

ご飯が乗ったすぷんが近づいてくると「あーん」と口を開ける。

 

これは食べたいから口を開けているのであって

真似をしているのではないということ。

 

基準はいつもさくら自身。

 

無条件に真似をするのではなく、

面白ければするし、用がなければしない。

それを決めるのは相手の反応ではないところがアスペですね。

 

 

そんな風に、さくらは真似をすることが弱かった。

 

この弱いというのがまたくせもので、

まったく真似をしないわけではなく、

首振りのように自分に興味があるものは率先して習得するし

ご飯を食べさせているときは親も口をあけているので

こっちは「あ~真似したね~」と思ってしまう。

 

これもアスペの落とし穴。

 

 

これは言葉を習得する時にもある。

 

人の真似をして覚えるのではなく

自分に必要な言葉だけを選んで正しく使おうとするので

アスペルガー症候群の子は標準語でしゃべる子が多い。

 

 

その片鱗が既に6ヶ月で出てきていた。

 

こっちが「あー」と言うと「あー」と返すような反応ではなく

機嫌のいい時も悪い時も、常に何かをしゃべっているのだ。

 

くちびるや舌を巧みに動かして、

フランス語のような言葉がエンドレス。

 

私に何かを伝えているのではなく、

ひとりごとのような感じ。

 

どうやればどんな音が出るのかを

いろいろ確かめているように聞こえる。

 

その中でもさくらが気に入ってたのが「だ」の発音。

 

「だっだっだっだ!」

 

この頃夫が「とうちゃん」という言葉を覚えさせようと

毎日毎日呪文のように唱えていたのだが

「だ」なら「だでぃ」の方が早いのではと思ったらしく

「だでぃだでぃ」と連呼するようになった。

 

そしてさくらはそれを「不必要」と判断したのか

この時は「とうちゃん」も「だでぃ」も真似することはなかった。

 

お父ちゃんしょぼん

 




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ひらがなの積み木を見つけて衝動買い。

 

まだ早いっつーの。

 

と思いながらも買っちゃったので広げてみる。

さくらはきゃーきゃー寄ってきてうはうは散らかす。

そして積み木の上をわしわし這いずり回る。

 

痛くないのかい?

 

私は小さい頃同じような積み木を持っていて

ドミノ倒しをしたり、タワーを作ったりして遊んでいた。

 

あー。これこれ。という懐かしさもあったけど

なぜこの積み木を衝動買いしたのかと言うと

 

● ひらがなが明朝体

● 書き順が書いてある

 

この2点!

 

最近のひらがな積み木にはかわいいものが多く、

平べったいのもあり、キューブ型のもあり、

同じひらがながいくつも入っていて

言葉作りの幅が広がるものもあるのだが

 

なぜかほとんどがゴシック体なのだ。

 

なぜ。

 

ひらがなを書く時には「はねとめはらい」が重要ではないのか。

 

「さ」の二画目はハネる。

「く」の最後はとめる。

「ら」の最後ははらう。

 

これを最初から目に触れさせておいて損はないだろう。

それにはやっぱり明朝体が分かりやすい。

 

 

それから、書き順。

 

これもまた書き順が書いてないものが多い。

ものすごく重要だと思うんだけど。

 

私自身が積み木でひらがなを書けるようになったので

この書き順も譲れない部分だった。

 

数字が分かり始めたと同時に

自然に書き順にも目が向くようになって

文字を習う前に勝手に頭に入ってしまうのだ。

 

書いてみよう!と思った時も

いつも遊んでいる積み木を並べて書き写すことができれば

遊びの延長で勝手に正しく書けるようになってしまう。

 

一石二鳥♪

 

にしても6ヶ月というのはやっぱり早すぎたか。

 

 

*ちなみにさくらは思惑通りにこの積み木を使ってくれました。

小学校2年生で弟ができた時も「あげたくない」と言ったほど。

 

 

 

さくらに買った積み木はどれだろう?と探したんだけど

同じものは見つからなかった。

13年も前だからかな。どこのか書いてないし。

 

でもさがしたら似たようなのがあった!

 

019 もじあそび #3500

 

 

最初の文字に○がついてるのがいいねこれ。

あとふたがないのもいい。

 

いつでも目についてすぐ手に取れるの大事。

 




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義母さんはリュウマチを患っている。

 

良くなったり悪くなったりを繰り返しながら

次第に手や足の関節が曲がってきていて

痛い時はベッドから起き上がれないほど。

 

「何か欲しいものある?買って行こうか?」

 

と聞いてちょくちょく顔を出す。

義実家までは車で5分ほど。

 

牛乳と、トイレットペーパーと、箱ティッシュと

お寿司と、菓子パンと。

 

「おーい。生きてるかーい?」

 

「何言うてんねんな!生きてるわ!殺さんとってくれるか!

あおいちゃんに介護される思たら怖いわ!

動かれへんのええことにいじめたらあかんねんで!」

 

動けなくても口は達者。

生きてたらそれでよろしい。

 

でもリュウマチの痛みというものはかなりのものらしい。

見ているとよたよた面白いんだけど(失礼)

少しでも動かすと激痛が走るんだそうだ。

 

横になってTVを見ている時に

頭をヒジを立てて支える姿勢をずーっとしていて

いざヒジを伸ばそうとすると痛くて伸ばせない!

 

という痛みが全身の関節という関節に襲いくるという。

 

そりゃ凄まじいな。

 

 

 

でも初孫の威力は絶大。

 

抱っこするためにベッドから起き上がる。

痛いだろうにさくらを腕に抱く。

 

重いで?動くし大丈夫?

 

「大丈夫やんな~♪な~さくらちゃ~ん♪

おば~ちゃんでちゅよ~♪笑てんの?え?笑ろてんのか?

ほ~かほ~か♪もうおばあちゃんとこの子になるか~?

お母さんなんかいらへんやんな~?」

 

・・・

 

ちょっと引くわ義母さん

なにそのキャラ。

 

 

しばらく抱っこされていたさくらも

自分で動きたいので床におりる。

 

目新しいものがいっぱいあって楽しそう。

 

 

「しっかりしてきたな~。もうはいはいしてるやん。」

 

せやろ?なんか早い気ぃすんねん。

 

 

と2人で見ていると

置いていた箱ティッシュ5箱包みに手をかけたので

あわててひっくり帰らないようにティッシュを押さえたら

 

そのままぐっと力を入れて

 

 

立ったよちょっと!

 

 

「いや!立ちやったでこの子!

ちょっともうおばあちゃん追い越されるわ!

どないしよ。おばあちゃんと歩く練習しよか!」

 

 

びっくり。

 

 

こういうすごい生命力が人を元気にするんだろうな。

赤ちゃんってすごい。

 

 

 

つかまり立ち

育児書にはつかまり立ちの目安は生後8ヶ月と書いてある。

さくらはこの時まだ6ヶ月と2日。

それも立たせたのではなく、自力で立った。

どう考えても早すぎる。

 

好奇心が強く、目線が変わることへの刺激で

どんどん自分から上へ上へ進んでる気がする。

 

集中力がすごい。

 

早く立つことでO脚になりやすいと聞いたけど

真っ直ぐの足に成長しているし、

 

「やりたい!」と思ってしまったものを止めることは難しいので

早くに立つからといって、悪いことはきっとない。

 

 

いや、まだひっくり返るから危ないんだよ。

目が離せない時期が早くくるのは親がちょっと大変。

 

 

そしてこの後、成長するにしたがって

どんどん大変になってゆくのを、この時はまだ知る由もない。

 

あー・・2歳過ぎまで本当に大変だったー。(遠い目

 




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さくらがずりばいをしなくなっていることに気がついた。

あんなに部屋中をずいずい移動していたのに

ほとんど同じ場所で妙な格好を繰り返している。

 

はいはいの格好でお尻だけ突き出したり

膝を使わない高這いの格好になったり

その姿勢のまま腰を捻ったり片足を伸ばしたり

横向きになって足をくねらせたり

 

なんだこのなまめかしいポーズは。

 

多分さくらは前に進もうと頑張っているのだ。

足の力がついてきちんと四つん這いの格好になった途端

ズリばいの時にしていた足の動きが分からなくなったんだろう。

 

それと同時に手の力もついてきたので胸から着地する事もなくなり

力を入れれば入れるほどまったく進めなくなったと思われる。

 

難儀ですな。

 

 

と思いながら観察していると

「ふ~」と言わんばかりにそのまま正座をし、

よいしょと手で上半身を起こして座った。

 

 

え?座った?

 

あんた今自力で座った!?

 

 

 

それから5日後。

いきなりタカタカとはいはいで進み始めた。

 

左右どちらにもころころ寝返りを打ち

お目当てのものを掴んではひょこっと座って両手を使い

また目標物ができればはいはいの格好になって進んで行く。

 

 

ちょ!あんた加速装置使ってるやろ!

ほんで知らんうちに練習してるんやな!

だからすぐ眠くなるんや!

 

 

 

さらにそれから2日後。

 

 

床から上への進化を遂げはじめた。

テレビ台の上段に避難させたPS2が早くも危機。

 

 

 

 

さらにさらにそれから3日後。

 

 

我が家には部屋と部屋の間に段差があるのだが

ここをいとも簡単に乗り越えてしまった。

 

向こうにはストーブがあるからこれは危険。

 

 

あのさ、ちょっとさ、成長スピード早すぎませんかね!?

 

 

 

 

5ヶ月の赤ちゃん

● 体にしっかり筋肉がついてくる
● 寝返りができる
● おもちゃに手を伸ばしてつかんで口に入れる
● 人見知りがはじまる
● くちびるや舌を使った喃語が増える

 

はい、ちょっと違いが大きくなってきましたよ。

 

ここへきてやっと「寝返りができる」の項目。

さくらははいはいどころか、つかまり立ちの兆しも出てるんですが。

 

アスペルガーの赤ちゃんは(後に診断された人の赤ちゃん時代)

聞いた範囲ではみんな成長が早い。

 

なぜなんだろう。

 

脳のシナプスが異様なスピードで形成されてるんだろうか。

そのせいで「あー!ちょっと違ったわ!」という接続部分が多くて

どんどん自閉傾向が強くなっていくんだろうか。

 

だったらこの成長をゆっくりにさせることはできないのか。

 

*あくまでも私の仮説です

 

 

 

ちなみに私も成長が早く、10ヶ月には靴を履いて外を歩いてたけど

そんな小さい靴はやわらかい布製のものしかなくて、すぐに破れて

1歳の誕生日には3足目の靴を買ったと母親から聞いた。

 

でも運動神経とは関係ない。まったくない。

私も娘も体の使い方はかなり下手だ。

 




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5ヶ月半になったので離乳食を始める事に。

あらためて育児書をめくる。(マニュアルがないと不安な私)

 

「機嫌のいい時に始めるのがコツ。」

 

ふむふむ

 

「最初はひとさじから。」

 

ふむふむ

 

「そのあとミルクを飲ませます。」

 

 

・・・・ん?

 

 

という事はミルクの前に食べさせるって事だな。

それってお腹空いてて一番機嫌の悪い時なのでは?

なんだこの矛盾は。

 

さくらはお腹減った!と泣きはしないんだけど

それでもやっぱり不機嫌にはなる。

 

うーん

 

考えた末まずミルクを半分ほど飲ませてから

ちゅぽっと口から哺乳瓶を外してうりゃっと食べさせる事に。

 

 

メニューは10倍粥。

米の粒がちらほらあるご飯を溶かしたお湯のような

味付けもしてないしろもの。

 

まずそうなんだけど・・・

 

でも何て事なくごっくん。

 

あれ?もっとこう最初は口からべーっと出したり

飲み込むのが下手だから変な顔するんじゃないの?

 

あまりにもあっさりしてたので

初日から2さじめをやってみたりする。

 

でも普通にごっくん。

 

・・・・

 

こんなんでいいのかな。

 

 

 

4日目くらいになると自分から口を開けるように。

 

ご飯を持ってくる私をじーっと目で追って

パタパタと手足を動かして「はやく!はやく!」と言っているよう。

お皿からひとさじすくってさくらを見ると

しっかり私の目を見てわくわくしている。

 

この反応のよさのどこに自閉要素が!?

それがアスペが分かりにくい所以。

 

 

ぱく。もぎゅもぎゅ

 

おお。口を動かすようになってる。

 

 

じゃぁさつまいもやかぼちゃもいってみようか。

 

ぱく。もぎゅもぎゅ

 

おおお!おかゆだけの時と表情が違う。

なにこれおいしいじゃん!みたいな顔してる。

 

「あーん」

 

おおお。首が持ち上がってるよ。

鳥のヒナみたいだな。

 

次はほうれん草と小松菜いってみようか。

 

ぱく。もぎゅもぎゅ

 

なんかおもしろい。

"動物を見るとエサをやりたくなる心境"に似ている。

 

いやそのまんまか。

 

 

 

 

食と感覚

大きくなって好き嫌いが激しくなったさくらも

離乳食の段階ではいろいろよく食べていた。

ということはもともとの味覚は正常だったということだ。

 

さくらは「食べること」と「その時の気分や状況」を

見事に一致させて、それが不変と化すので

 

「これ食べたあと気分が悪くなった」

 

ならまだなんとなく分かるのだが

 

「これ食べた時怒られてた」

「これ食べた時泣いてた」

 

とか

 

「これ食べた時誰かが騒いでてうるさかった」

 

とかもう食べ物関係なくない?

それでなんで二度と食べられなくなるの?

 

というものがあって、

それなのに過去のものを克服しないもんだから

食べられないものがどんどん増えている状態。

 

なのでさくらの食事中は今でもちょっとドキドキする。

 

 

特に「玉ねぎ」がダメになってから大変になった。

炒飯も、グラタンも、肉じゃがも、ハンバーグでさえ玉ねぎ抜き。

 

大好きなピザもまず箸を持ってきて

ちまちまちまちま細い細い玉ねぎを抜き取る。

 

ネギと言えば普通のネギもダメで

カップヌードルを食べる時は

まずお皿に中の粉類をひっくり返して

ちまちまちまちま小さいネギを全部取って

残りの粉を再びカップに戻してからお湯を入れ、

3分後に取り切れてなかった細かいネギを

ちまちまちまちま全部取って初めて口を付ける。

 

伸びきってますがな。

 

これだけ徹底されたら逆に関心するわ。

 




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5ヶ月になったさくらはよく寝ることに加えて

寝かしつけがいらなくなっていった。

 

眠くなると動きが鈍くなり、頭を床にこすり付けるので

抱っこしてベビーベッドに連れて行くと

 

そのままコテ

 

寝かしつけを嫌がるというわけではなく、

抱っこしてゆらゆらしても、

抱っこ紐でお散歩しても、おんぶしても

ましてや車になんか乗せたら一瞬で

 

コテ

 

夜10時間以上寝て、朝ごきげんで起きて、ミルクを飲んで、

2時間ほどずりばいをして部屋を探求したり

私の妙な歌を聞いたり、絵本を読んだりして過ごすと眠くなる。

 

それがだいたい朝の9時~10時。

そこからお昼過ぎまで、起こさなければもっと寝てしまう。

ちょうど義母さんが「公園にお散歩いこっか~♪」とやってくる時間なので

 

「まだ寝てるんかい!あかんで朝はちゃんと起きるようにせな!

夜何時に寝かせてんの!どうせ夜更かしさせてんねやろ!」

 

と大騒ぎ。

 

夜は8時、9時には寝てるけどな~と言っても

 

「そんなわけあれへんわ!」

 

と聞く耳持たず。

 

さくらはいったんぐっすり寝てしまうと

そうそうのことでは起きないので

この頃、義母さんとのお散歩はいつもぐーぐー。

 

たまに起きている時も

「起きてるやーん。お買いものいこっか♪」

と車に乗せると5分そこらでぐー。

 

昼過ぎに起きても、また2時間ほどで眠くなって

今度は夕方を過ぎるまでぐー。

 

無理にでも起こさないとミルクの回数が少なくなってしまう。

 

「・・・この子、寝過ぎちゃう?」

 

あ。義母さんがやっと気付いた。

 

 

 

 

睡眠障害

アスペルガー症候群は脳機能障害なので

睡眠をコントロールする脳機能がおかしくても不思議ではない。

 

さくらは睡眠障害とまでは言えないかもしれないけど、

それでもよく寝る子だった。

 

私も小さい頃「寝過ぎなのでは!?」と心配した母親が

病院に相談しにいったというから相当寝ていたんだろう。

 

そして大人になってからも相変わらずよく寝る私。ぐー

 




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いつもは私が起きてもぐーぐー寝ているさくらが
なぜか朝も早くから起きだした。

 

泣きはしないのだが、なんせ声が大きい。

 

無視して寝ようにも目が覚めてしまう。

ベビーベッドの中から「あー!あー!」と叫んでいる。

 

なに~?どうしたの。
まだ朝の6時半だよ。もうちょっと寝ようよ。

 

とぶつぶつ言いながら布団から出ると

そこは冬だった。

 

ざっぶ!

なんでいきなりこんなに寒いの!

 

はたとさくらを見るとかけてあるのは毛布1枚。
その中で目をぱっちりあけて
近づいた私の顔をぎゅっと見据えて

 

「あーー!」

 

ごめん。寒かったのね。
布団布団。

 

いや、あの、さくらさん。

そこは泣いた方がいいんじゃないかな。
さくらは私に何か訴えたい時は泣かずに声を出す。
ちゃんと私の目を見て伝えようとする。

 

お腹が空いても泣かない。
オムツが汚れても泣かない。
暑くても寒くても泣かない。
眠たくても泣かない。

 

じゃぁ泣く時は?

 

泣く時は私が不快感を取り除けると思ってない時?
人に助けを求めることだと思ってない時?

 

さくらが泣く時の心理状況ってどんなんだろう。

 

 

 

 

 

さくらは泣くことは少ないけど、よく笑う。

 

夫はアイスキャンディーを食べる時に
どーしても一口でばぐっと噛めない。

 

それはまるでおでんの串でも食べてる感じで
ハフハフするのだ。それもかなりのスピードで。

 

ハフハフハフハフハフ

 

これはもう自分の意思ではどうする事もできないらしい。

 

私はそれを見るのが好きで
アイスを食べる時はいつも笑かしてもらっている。

 

夫がアイスをハフハフ口に入れるたびに
ひーひー笑っていたら

 

なんとさくらもそれが気に入ったらしく、
笑う笑うなんですかってくらい笑う。

 

いちいちお父さんの食べる口元を見ては引き笑いまで披露する。
最後には辛抱たまらんって感じで雄叫びまであげている。

 

それはもう咳き込むまで。

 

ツボですか

 

 

 

 

4ヶ月の赤ちゃん

● 首がしっかり据わって安定する
● おもちゃに手を伸ばしてつかむ
● なんでも口に入れる
● よだれが多くなる
● 感情表現が豊かになる
● 昼と夜の区別がついて、夜寝る時間が長くなる

 

気になったのが「感情表現が豊かになる」という項目。

感情とは喜怒哀楽。

 

さくらは喜ぶし、楽しそうだけど、泣くことがやっぱり少ない。

 

私はこの「泣かない」に多少引っかかってはいたけど、
これだけ笑うんだから、大丈夫よね。

 

と思っていた。

 

何も分からずにぽやんとして泣かないんじゃなくて
違う方法で伝えようとしてるし、
全てにおいて反応は濃いし。

他の項目は全部クリアしてるし。

 

よし。娘は大丈夫!

 

と思っていたのを覚えている。

 




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さくらはどこへ連れて行っても

家での様子と変わらない赤ちゃんだった。

 

抱っこ紐で揺られるのも好きで、

連れて歩くとだいたいすぐに眠っていたし、

知らない場所へ行っても不安な顔をすることはなかった。

 

週末によく義実家へ連れて行くのだが

誰にでも抱っこされるし、泣くことも少なかった。

 

 

しかしこの日は違った。

 

 

いつも通り、何も変わったことはなく義実家へ行き、

玄関ドアを開けた瞬間だった。

 

「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!」

 

突然火が付いたように泣き出したのだ。

こんなにいきなり大泣きになったことは今までにない。

 

何?どうしたの?どこか痛い?

 

急いで入ってさくらを寝かせ、服やオムツをチェックする。

特にどこも変わった様子はない。

 

なんだろう?

 

家の中にいてもまったく泣き止まないので

気分転換にと思って近くのスーパーに買い物に行っても

私に抱っこされながらずっと泣いている。

 

なんだろう?

 

そのうち泣き止むかなと義実家へ戻ったのだが

おばあちゃんが抱っこしても、今までにない泣きっぷり。

 

げほげほひーひー言うくらい大泣きで

顔なんか涙と鼻水とよだれでぐちょぐちょ。

 

「ちょっとあんた。お腹空いてんねやわ!

静かなところでミルク飲ましておいで!」

 

とおばあちゃんに言われ、ミルクの時間はまだなんだけどな。

と思いつつミルクを作り、2階の夫の部屋でミルクを飲ませる。

 

泣いてはいるけどミルクは飲む。

目にいっぱい涙をためたまま私を見つめてごくごく飲む。

 

そして飲み終わった途端、また泣き始めた。

 

何かしらんけど、ミルクは飲むのね。

 

「あんたが毎日家の中にずーっとおるからやわ。

毎日毎日あんたの顔しか見てへんしな。

もっと外に連れて出たらなあかんで。」

 

とおばあちゃんの非難を浴びつつ

どうやっても泣き止まないので外に連れて出る。

 

義実家の前を抱っこしながらうろうろと歩き回り、

近所のおばちゃんたちに心配されながら

それでもさくらはずっと泣き続けたまま。

 

もうなんで泣いているのか自分でも分かってない感じで

しゃくりあげて息をするのがしんどそう。

 

こんなに泣いているさくらを知らないので

何をどうすればいいのか分からないまま

とにかくいつものように抱いて歩き回るしかない。

 

でもダメ。

お手上げ。

 

結局「みんなでお風呂屋さんに行こう」という予定を変更し、

夕飯もそこそこに家に帰ることにした。

 

さくらは帰りの車の中でもずっと泣いている。

 

どこか具合が悪いんだろうか。

どこか痛いんだろうか。

このまま泣き止まなかったらどうしよう。

 

と不安を抱えながら帰宅。

 

そして自宅の玄関ドアを開けて、家の中に入った瞬間だった。

 

あんなに泣いていたのに、どうやっても泣き止まなかったのに

何事もなかったように、いつも通り愛想を振りまいて

「んきゅー♪」とご機嫌な声。

 

なに!?なんなのいったい!

 

家に帰りたかっただけ!?

 

 

 

何かいる!?

さくらが手が付けられないほど大泣きをしたのは

後にも先にもこの「義実家」だけだった。

 

一週間後に行った時も玄関ドアを開けた瞬間に泣きはじめ

しばらく足が遠のいたほどだ。

 

私はさくらが何かを感じていたんだと思う。

だってあんな「ガチャ うぎゃー!」っておかしいもの。

何かいたんだって。あの頃義実家に。見えない何かが。

 

でも実際何が原因だったのかはいまだに不明。

 

さくらは生まれる前や、生まれた時のことを覚えてるくせに

(この話はまたいつか)

この時のことは覚えてないんだって。

 

真相を知りたかったのにな。

 




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