オマルには座るもののおしっこは床に出る。

という毎日を送っていたとき、

 

さくらをお風呂に入れようとすっぽんぽんにしたら

 

「こっちー!こっちー!」

 

とトイレのドアをたたかれた。

 

お風呂の前にトイレに座りたがるという

これもよくあるパターン。

 

でもでない。座ってるだけ。

 

 

トイレでおしっこするの?

 

「あい!」

 

もうオマルでいいじゃん。どうせでないんだしさー。

向こうにあるから好きなだけ座っておいでよ。

あんたのトイレに付き合うの面倒なんだよもー。

 

という言葉をぐぐっと飲み込む。

 

「ちーするーのー!」

 

はいはい。

じゃぁ補助便座をセットしましょうか。

 

リビングに置いてあるオマルのフタ?を

トイレにセッティング。といっても乗せるだけ。

 

じゃぁ座ってくださーい。

ちーでるかなー?

 

「んんー!んんんー! でないねぇ!」

 

そ~っとしてごらん。

そ~っとそ~っと。

 

「あーい!しょ~っとしょ~っと」

 

さくらがトイレに座ると長いのであれこれ用事を済ませる。

もうその場を離れることに罪悪感すらない。

 

一通り用事が終わったので、

そろそろお風呂に入ろうかとトイレの前に戻ると

 

シャーっと出ているおしっこを覗き込んでいるさくらが。

 

「ちっこ でたおー♪」

 

おー。でたねぇ。

すごいすごい。

 

・・・・

 

え?今出た?

今おしっこ出てた?

 

出てたよね?

 

 

実はこの言葉は今までに数回聞いた。

 

さくらをトイレにほっといてあれこれ用事をしている時に

「ちっこでたおー」とトイレから呼ばれたことが何度かある。

でも私が勝手に「出てない」と思い込んでいた。

 

あんたもしかして今までにもトイレでしっこしてた?

よかったねー。とか軽く流してたけど、

やっぱりもっとちゃんと見てるべき?

 

さくらのおしっこは出たとしても量が少ないので

やってる最中に見なければ分からないのだ。

 

いや、でもオマルでは出ないしな。

 

んーー?

 

 

なんて考えているうちにすっかり褒めまくるのを忘れてしまった。

 

もしかしたら人生最初の「トイレでおしっこ」だったかもしれないのに

めちゃめちゃあっさり終わらせてしまったよあらま。

 

でもさくらも嬉しかったのか

お父さんに「ちっこでたー」と報告をしていた。

 

夫もものすごーくあっさり「そうか。よかったなー。」

くらいで終わっていた。

 

このまま自力でがんばれ!




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「こえ!こえ!」

 

え?何?

 

「こえ!ちーする!」

 

さくらが指差しているのは、オマル!

 

座りたいからズボンをオムツを脱がせろってことだ。

 

 

・・・・めんどくさい。

 

 

そのまま座ってもいいよ。

 

「んーん!」

 

力強く否定ですか。

 

 

出もしないんだから脱がなくていいよ。

自力で出せるようになってから始めようよ。

何の意味があるんだよまったくもぅ。

どうせまた床を濡らすだけなんだから。

掃除するのお母さんでしょう。

気が付かなかったら自分のおしっこで遊ぶしさ。

 

なんて娘に向かっては言えないので心でつぶやく

 

まぁ要するに私が面倒なだけなんだけど。

 

 

「こえ!ちーするの!!」

 

あーはいはい。

 

オムツを脱がせてシャツが濡れないように背中で束ねてゴムでくくる。

さぁどぞお座りください。

 

「んー!」

 

「んんー!」

 

「でないねぇ!」

 

いや、あのさぁ。

おしっこは力んだら出ないよ?

もっとこう・・・なんつーか・・・筋肉をゆるめて

 

「んんんー!」

 

おしっこを出そうときばる娘。

 

違う。違うったら。

顔に力入れたっておしっこは出ないよ。

 

 

散々力を入れまくっておしっこが出なくて

ちょっとあきらめて立って歩くと

お決まりのようにシャシャーっと出る。

 

あ。でたでた。

 

出てよかったね。

力をゆるめたから出たんだよ。

 

「でたねぇ♪ よたっかねぇ♪

いーっぱいでたねぇ♪ よかったねぇ♪」

 

・・・・よかったねぇ。

 

しばらく下半身すっぽんぽんでいさせて観察。

 

尿意はあるらしくささっとオマルに座る。

そしてオマタを覗き込んで「んー!」と力む。

 

当然出ない。

 

仕方ないので立つ。

シャシャーっと出る。

 

の繰り返し。

 

「おかーしゃーん しっこ でたおー♪」

 

お、教えてくれてるだけいいのか・・?

 

いや、私としてはオムツを履いていただきたい。

 

さくら、さくらはおしっこトイレでできないよね。

床が濡れちゃうでしょ?

 

「・・・・」

 

だからオムツを履いて欲しいんだけど。

 

「ンヤ!」

 

お尻丸出しカッコ悪いよ。

誰かがこんにちはーって来たらびっくりするよ。

 

ほら、オムツさんも履いて欲しいなーって

 

「さーちゃん!ボクをはいて!」←オムツにしゃべらせる

 

「・・・・」

 

「さーちゃんにはいてほしいな~」

 

「・・・・いいよ」

 

 

いいんかい!

 

 

「やったー!ありがとう!」←喜ぶオムツ

 

 

いや、なんか、絶対方向が違うと思うんだけど、

でも私はもう、オムツを履いといていただきたいと!

 

 

しかし数時間もすると

 

「こえ!さーちゃんちーする!こえ!」

 

とオマルを指さされるのであった。

 

 

以下繰り返し。

 

 

オマル片づけて見えなくしようかな。←どんどん方向が違う




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7月も半ばになり、日中の公園は暑くて命に関わるので

朝早くに行くことが多くなった。

 

それでも暑い。

 

風が吹いてもその風が熱い。日陰でもサウナのよう。

あー気分悪ー

 

そろそろ避暑地(おばあちゃん家)に避難するべきか。

大阪の夏は気温や湿度の数字だけじゃ表せない

内臓に作用する何かがある。

 

はひー

 

でもさくらは砂場でうはうは遊んでいる。

汗びっちょりだけどなんともないんだろうか。

 

私はもう動きたくもないわ。

 

はーやれやれとベンチで休憩していると

いきなりさくらが砂場から立ち上がり、めそめそしはじめた。

 

「おかーしゃん・・・ おかーしゃん・・・ ぐしゅん

おかーしゃん こわい こわい ひーん」

 

へ?

 

固まったまま動かずに何かに怯えている。

 

砂場に何かいるの?

見た感じ何もいないんだけど。

 

え?どした?

 

 

私は目が悪いので近くまで行ってようやく分かった。

 

砂場を囲っているフェンスに

セミの抜け殻がしがみついているのだ。

 

え。これ?

 

さくらはセミの抜け殻に怯えていた。

 

 

うーん、まぁ確かに怖いかもなぁ。

これが何か分からないんだもんね。

 

でも大丈夫だよ。

これはセミの抜け殻。

 

私は平気なのでひょいとつまんで取ってやる。

 

ほら。なんともないでしょ?

この中にセミさんが入ってたんだよ。

背中があいてて中身空っぽでしょ。

 

私の手のひらに乗せて見せてやろうとしても

まだ遠くからびくびくしながらうかがっている。

 

怖くないよ。動かないし。

ほら、触ってごらん。

 

と促しても手は絶対に出さない。

顔もひきつったまま。

 

興味があるようなしぐさもなし。

 

 

ダメですか。

 

でも怖いもんじゃないからね。ここに置いとくよ?

 

とさっきと同じように砂場のフェンスにひっかけて

私は再びベンチに戻る。

 

気になりながらもチラチラ見ることで

大丈夫なものだと分かるかなと思って。

 

 

でもこれがよくなかった。

 

さくらはなるべく抜け殻に近づかないようにして遊んでいたけど

砂場を出ても、ブランコをこいでいても、

滑り台をっ滑っていても、目線は常に抜けがら。

 

こりゃよっぽど怖いんだな。

飛んでくるとでも思ってるんだろうか。

 

私がクシャっとつぶしたら安心するかな。

でも気付いてないだけでそこここの木には

セミの抜け殻がいっぱいあるんだよな。

それに気付いたらどうするだろうか。

 

と様子をうかがっていると

 

「おかーしゃん もう かえろう?」

 

と近寄ってきた。

 

 

あ、もう帰る?

 

「うん。かえる。」

 

 

このまま帰ったら怖いものとしてインプットされる?

いやでも別にセミの抜け殻が怖くても

大阪で暮らしてる分にはそんなに困ることはないか。

 

と考えている間に

さくらは自分からベビーカーに乗り込んでロックまでした。

 

今日は銀行と買い物に行こうと思っていたから

ベビーカーで来ていたのだ。

 

 

じゃぁ帰ろうか。

 

セミの抜け殻さんばいばーい。

 

「・・・・」

 

無言ですか。

 

 

そのままベビーカーでころころと銀行を回って

スーパーで買い物もして

 

帰り道にえらくさくらがおとなしいことに気がついた。

 

 

もしや・・・

 

「すぴー」

 

やっぱし寝てるー!

 

 

コラ!起きろ!家につくまでに起きるんだぞ!

まだお昼寝には早いってば!

 

ベビーカーを嫌がることはなくなったけど

乗せたらすぐ寝るってのどうにかなんないかな。

 

さくらー!

 

 

結局マンションの玄関についてもまったく起きる気配がない。

ゆっさゆっさ揺らしても、名前を呼んでもぐーぐー寝てる。

 

マジですか。

 

我が家のマンションにはエレベーターがない。

 

汗だくでぐでぐでの10kgを抱えて

ベビーカーを背負って買い物袋をさげて3階までゴー!

 

くぅぅぅ!

何の修行なのこれはっ!

 

がんばれ私っ!

 

 

さくらは一度寝てしまうとちょっとやそっとでは起きないので

そのまま乱暴にベッドに放り投げてもいい顔でお休み中。

 

ぜーぜーぜー

 

 

***

 

 

お昼寝から起きたさくらに

 

今日セミの抜け殻あったね。怖かったね。

 

と言ってみると、ぱっと表情が固まったので

これは無理強いしてはいけないやつだな。

と察してそれ以上は言わなかった。

 

ちなみにこの後すぐ触れるようになりました。




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かわいいオマルを買ったのをきっかけに

ことあるごとに

 

ズボンとオムツを脱がせろ!

トイレに座らせろ!

 

とうるさくなったさくら。

 

 

でも自主的にトイレに座りたいだなんて

そんなチャンスを無駄にしてはいけないことくらい分かる。

 

さくらの気持ちも汲んでやらなくては。

 

もしおしっこが出たら盛大に褒めなくては!

 

きっとこれがトイレトレというものなのよ!

 

 

と意気込んではみたものの、

まったくさっぱり出る気配のないおしっこ。

 

それに耐えかねて、補助便座として使っていたオマルの一部を

元のオマルの形にしてリビングに置いて、

さくらをすっぽんぽんにしておくという手法を取ってはみたけど

 

しっこが出るのは床の上ばかり。

 

 

それでもさくらはオマルに機嫌よく座っていたのだが、

それも数日続けると、

しだいにオマルに興味を示さなくなってきた。

 

 

やっと飽きたか。

 

結局初日のまぐれの1回だけで

あとは成功0でしたな。

 

これならもう「ちーする ちーする!」と

ズボンやオムツを取らされることもないかな。

 

そろそろそのすっぽんぽんやめようか。

 

 

はいさくらのオムツ。

 

「んや!」

 

え。いやあのさ。オムツしようよ。

 

ちっちーってする人だけだよ。

しっこしない人はオムツ履くんだよ。

 

「んや!」

 

さくらもうトイレに座らないんでしょ?

だったらこれ履い

 

「んや!」

 

 

えー。どうしよう。

 

 

あ!じゃぁパンツは?パンツ。

ほーら。かわいいハートさんのパンツだよー。

 

(本当はパンツじゃなくてオムツカバーだけど)

 

 

「はーとしゃん!はーとしゃんいい♪」

 

 

ぱっとさくらの目が輝いたので

 

かわいいなー!似合うわー!

さくらハートさんのパンツいいなー!

 

とよいしょよいしょして

ご機嫌でパンツを履いていただく。

 

 

そして当然のことながらすぐにびちょびちょになる。

 

 

あーあ。ハートさん濡れちゃったねぇ。

残念だねぇ。

 

「・・・・」

 

ほら、びちょびちょだね。

ハートさん泣いちゃったね。

 

「・・・・」

 

ハートさん濡れちゃったからオムツにしようか。

 

「・・・・」

 

 

かなり不服そうだったけど

オムツを出しても抵抗はなかった。

 

ほっ

 

 

ここで普通はパンツを買ってきて

本格的なトイレトレに移行するんだろうけど、

 

さくらは

 

トイレに座りたいという欲求が満たされてしまって

もうトイレにあまり興味を示してない。

 

おしっこが出る感覚がまったく分かってない。

 

トイレでおしっこしたいという気持ちもない。

 

という行動分析の結果

 

 

この夏にオムツは取れない!

 

 

ということで、積極的にオムツを履かせることに決定。

本人が行きたいと要求したときだけにしよう。

 

そんなゆる~いトイレトレのはじまりはじまり。

そしてこの旅は長~いものになるのであった。




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早くもさくらのトイレに付き合うのが面倒になってきた。

 

 

 

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これを購入してからというもの、

何かの乗り物だと勘違いしているのか、

やたらとまたぎたがるようになってしまった。

 

いや、初日にいきなりおまるにおしっこをしたので

何をするところなのかは分かってるはず。

 

 

そうだ。さくらは分かってるんだ。

 

だから私がトイレに行くたびに

 

「さーたんも!さーたんも!ちーする!」

 

とひっついてきて、トイレに座らせろとうるさいんだ。

そのまま座らせようとすると、ズボンとオムツを脱がせろと騒ぐ。

 

 

だがしかし。

 

さくらのおしっこは初日のまぐれただ一回だけで

そこからまったくお目見えしていない。

 

出もしないおしっこを待ってるのはだるい。

かなりだるい。

 

さくらの要求するままにズボンやオムツを

脱がせたり履かせたりするのもだるい。

 

だって出ないんだもの。

 

 

でもせっかく本人がトイレを好んでいるのに

それを取り上げてしまうというのも気が引ける。

 

「ちーでないねぇ」とオマタを覗き込んでるさくらを

トイレにほっといてあれこれ用事を済ませてしまうのも

なんだか申し訳ない気もする。

 

しかもさくらはまだ一人ではトイレから降りられないので

ほっとくと落っこちてしまうかもしれない。

 

まだ座ってるんだ!と言い張る娘を

無理矢理トイレから引きはがずのもこれまたどうかと思う。

 

 

でもこのままはイヤだ。

 

そこで考えた。

 

トイレではなくオマルに座ってもらう。

オマルは部屋の中に置く。

 

さくらはいつでも好きな時に好きなだけオマルに座れるように

常に下半身すっぽんぽんでいてもらう。

 

濡れて困る布製のもの(座布団とか)は片づける。

 

最初にオマルでできたんだ。

多分尿意は分かるんじゃないだろうか。

 

 

よし。これで他の用事ができるぞ。

 

 

・・・

 

 

そして数十分後。

 

 

それまでさんざんオマルに座っていたのに

ふと立って移動した瞬間にシャシャーっと床におしっこが。

 

お約束ですね。

 

「でたねー♪」

 

でたねー。よかったねー。

今度はオマルでできたらいいねー。

 

と言いながらしっこを拭く。

 

あ。これもしかして楽かも。

オムツの消費量が減るしさくらもしっこ出たのが良く分かるし。

 

なんて思ったのは最初の1回だけだった。

 

その次もオマルではなく床におしっこ。

しかも私に教えずに床にたまったおしっこに走って行き

シューっと滑っては転んでうひゃうひゃと遊んでいた。

 

なにしてんのーー!!

 

おしっこで遊ばない!

おしっこはここ!オマルでするの!

 

ほらお風呂場行って!シャワーするから!

 

 

前言撤回。全然楽じゃない!

怒ってしまっては意味がないじゃないか!

 

 

そして私はこの日1日でさくらのおしっこを拭くことなぞ

なんとも思わなくなっていた。

 

こんなんならオマルのおしっこ片づけるくらいなんともないわ。

 

こうやって母親って作られて行くのね・・・

 

 

でもそれからもオマルはピカピカ。

 

 

これ、トイレトレーニングになってるんだろうか。

なんか違う気がするんだけど。




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さくらは傘が好き。

 

玄関に置いてある傘を引っ張り出しては

 

「おとーしゃんのかしゃ!おかーしゃんのかしゃ!」

 

「こえ、さーたんの?」(これはさくらの傘?)

 

マンションの廊下で窓の枠にかけて干してある

よそ様の傘をつついては

 

「あ。かしゃだ!かしゃ いーっぱいねぇ。

おかーしゃんの おんなじ!」

 

「こえ さーたんの?」(これこそ自分の傘かい?)

 

お店で傘を売っていれば

 

「あ。かしゃだ!かしゃ いーっぱいねぇ。

おかーしゃんの おんなじねぇ。」

 

「こえ さーたんの?」(いいかげん自分の傘だろう?)

 

子供用の傘なぞ見つけた時なんか

 

「これ さーたんの!」(自分のだと断定)

 

と、これを3ヵ月くらい飽きもせずやっていたので

朝からずっと雨が降っていたこの日、

いいかげんさくらの傘を買ってやろうかと思い立つ。

 

 

さくらの傘買おうっか。どんなのがいいかなー。

傘がいっぱい置いてあるとこはどこかなー。

 

「こえ!」

 

え?これ?

 

「こえ!さーたんのかしゃ!」

 

これ、でもいいけど、もうちょっといろいろ見ないの?

 

さくらが見つけたのは無印良品が展示していた

子ども用の赤い傘。

 

無印だけあって選び様はほぼない。

色くらいか。

 

本当にこれ?

後でこっちの方が良かったって言ってもダメだよ?

 

とか言っても分からないだろうけど。

 

「こえ!さーたんの!!」

 

のぞき窓がついててシンプルでかわいい赤色の傘。

 

いいよ。さくらが気に入ったんならこれにしようか。

なんかそんな感じじゃない気もするけど。

 

 

はい。これさくらの傘よ。どうぞ。

 

「かっしゃー! さーたんのかっしゃー!

かせてっ かせてっ かーせーてー!」

 

「ばーんって! ばーん!」 (広げろと言っている)

 

 

いい?これはおもちゃじゃないからね。「あい!」

 

これからずっと使うものだから大事に「あい!」

 

練習して1人で持って歩「あい!」

 

今は雨「あーい!」

 

 

人の話を聞けー!

 

早速、外で傘を渡してやる。

 

ここをしっかり持って。そうそう。

重いでしょ? ここを肩に乗せるの。

ちゃんと前見てね。

 

「いい?」

 

いいよ。歩いてごらん。

 

とことことこ

 

おお。結構ちゃんと歩いてるぢゃん。

これなら家から隣のスーパーくらいまでなら使わせてやれ・・・

 

 

「ん!」

 

ん?何?

 

「んー!」

 

くるっと振り返ったさくらが、なぜか私に傘を渡そうとしている。

なんで?まだ数歩しか歩いてないのに。

 

「こえおかーしゃん! だっこ!」

 

えーーー!

お母さんが抱っこして傘さすのー!?

 

「あい!」

 

 

自分の傘は欲しいけど、差して歩きたいわけじゃないのね。

外を歩く時はやっぱり抱っこして傘なのね。

 

じゃぁ、いらないじゃんさくらの傘!

 

それにそんなちっちゃい傘だとお母さん濡れるわ!




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バナナばかりを毎日毎日食べて、

風邪を引いたのをきっかけにバナナを一切食べなくなった。

 

ということがあってから

 

いくらさくらが気に入ったからといって

同じものを続けて食べさせないように気を付けていた。

 

トマトもそのひとつで、

サラダのお皿に入っていると一番最初に手にとって

ぱくぱくと食べて「もっと」と言うくらい

トマトを食べていたけど、

欲しがるだけどんどん食べさせていたわけではない。

 

そんな時、おばあちゃん家に遊びに行って

裏の畑にフルーツトマトが鈴なりになったのを見つけた。

 

「いーい? とっていーい?」

 

取ってもいいけど赤いの取ってね。

青いのはまだ食べられないよ。

 

「とったー♪」

 

と娘が引きちぎったのは真っ青なトマト。

さすがにそれは食べられませんよ。

 

これはおいしくないから、

こっちの赤いのをどうぞ。

 

赤いおいしそうなのを何個かとって

皮をむいてさぁどうぞとさくらに出した。

 

「・・・・・」

 

あれ?トマトだよ。おいしいよ?

あーんってしてごらん。

 

「いや」

 

え。イヤなの? なんで?

いつものトマトだよ。

おばあちゃんが作ったからおいしいよ。

 

「いや」

 

かたくなにトマトを食べようとしないさくら。

 

切ってないから?

いつものように切ってお皿に入れた方がいい?

 

と思って、小さく切ってお皿に入れても

フォークでつんつんとつつくだけで食べようとしない。

 

ほら。一口食べてごらん。

いっつもトマト食べてるじゃん。

 

食べたら分かるってトマトだってほれ。

と無理やり口に入れてみたら

 

「・・・・・」

 

口をまったく動かさない。

それどころか出してもいい?とばかりに口を突き出して

「えー」と言うのでティッシュで取ってやった。

 

あらま。トマト嫌いになったのかな。

いったいいつから。何かあったかな。

 

全然思い当たらないんだけど。

 

 

いつも食べてるトマトがどんな風になってるか

畑で実物を見て衝撃を受けたとか?

 

よく買ってる大きいトマトじゃないから?

いやでもプチトマトだって普通に食べてたよな。

 

今噛んでもないから味も分からないだろうし

何か変なものだと思い込んでる?

 

え?なに?なんなのいったい?

 

まぁ、食べたくないならいいけどさ。

 

じゃぁほら、レオンが後ろで待ってるから

レオンにどうぞってしてあげて。

 

「いや!こえさーちゃんの!」

 

は!?だったら食べなさいよ。

 

「いや!」

 

なんなのいったい。

 

レオンは足踏みをしながら、よだれをたらしながら

それでもさくらから無理やり取ろうとはせず

ひたすらトマトが口に入るまで待ち続けていた。

 

 

 

音声は消してありますが、なんとなく字幕をつけてみました。

 

これ見ると

レオンにトマトあげて「イヤ!」のやり取りをしているのに

「イヤ」と言ってから「はいどうぞ」と言うまでが異様に短い。

 

なんなんだろうこれは。

 

「いやだもーん♪」と言いながら

あげてもいっかなって気分になってるんだろうな。

 

・・・多分。

 

 

***

 

 

この時はたまたまかなと思っていたんだけど、

この後いつものトマトも一切食べなくなり、

 

もうトマトの味も覚えてないでしょう!?

というくらい大きくなっても頑なにトマトは拒否。

 

なんでトマト嫌いなの?

 

「嫌いなんじゃなくて、食べ物に見えないの。」

 

は?

 

「ねうね這ってる青虫食べろって言われたらどう?

周りのみんながおいしそうに食べてたり、

ハンバーガーにどーんと挟まってたりしたらどう?」

 

え、ちょっとそれは、イヤかも。

人が食べてるの見るものイヤかも。

 

「そんな感じ」

 

ええええ。トマトがまさかのゲテモノ扱い!

 

 

でも小さい頃はトマト食べてたのにね。

ある日突然「何この変なもの!」ってなるんだろうね。

 

妙な脳だこと。




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トイレトレーニングその後。

 

オムツ替えのときに自分からおまるに座って

じょじょーっとおしっこが出たのははまぐれだったらしい。

 

さくらがオマルに座って遊んでいる時に

何度かすっぽんぽんにさせてみたけど

 

まったく出る気配なし。

 

ずっとそばについてるのも暇なので

もうオムツはこうかと誘っても

「イヤ」とオマルに座り続ける。

 

むーん

 

このままほっといて座布団を濡らされたら困るし、

かといって5分、10分と粘られると正直かったるい。

 

出るんなら出せ。出ないんならオムツはけ。

 

なんて言えないので「ちーでるかなー?」

なんて声をかけながら気長に待ってる私。

 

こんなんでトレーニングって言えるんだろうか。

本当はどうやるんだろう。

 

 

ご機嫌でオマルに座っているさくらを見ながら

いやちょっと待てよと。

 

このままオマルですることを教えたら

オマルにするようになるよね?(そりゃそうだ)

 

オマルにされたらイヤなんだって。

どうせするならトイレでしてよ!

 

というわけで、

オマルを踏み台補助便座に分ける。

 

 

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いやこれね、オマルでもトイレでもどっちも使えて便利だけどね、

オマルとして使わないんだったら

補助便座と踏み台を別々で買ってもよかったかなって。

 

まぁ使えるからいいんだけども。

 

*しかし後にオマルとしても使うことになるのであった。

だからさくらはこれを買って正解。

 

 

はーい。トイレはこっちですよー。

おしっこはここでしてくださいねー。

 

「さーちゃんも!さーちゃんも!」

 

はいはいどうぞ。

 

 

私がトイレに行くなどのきっかけで

私もトイレに座るんだと主張するさくら。

 

そのたびにオムツを脱がせて

はいどうぞと座らせてやる。

 

さくらは怖がることもなくご機嫌。

 

でもそれだけ。

何も出ない。

 

おしっこをするという感覚がつかめてないのか

偶然に自然に勝手に出るのを待つしかないのだ。

 

要するにただ座ってるだけ。

 

そして私と夫の本(トイレで本を読む私達)を取ってと要求して

「ハートだねぇ。あ。ウシさんだ!」などと言いながら

のほほんとのんきに本を眺めている。

 

・・・・

 

もうオムツはこうか。

また今度出るよきっと。

 

「イヤ!」

 

長い時は15分くらいやられる。

ずっとついてなくてもいいんじゃないだろうか。

あーでも出た時に褒められないか。

 

本に飽きたらやっとこさトイレットペーパー。

最初はカラカラとどんどんひっぱっていたけど

自分でぶちーと引きちぎるようになった。

 

まだトイレットペーパーホルダーに

手が届かないから仕方ないんだけど、

私が切るよと言っても断固拒否。

 

あーもー好きにしてくれ。

 

そしておしっこが出てもいないオマタをちょんちょんと拭いて

トイレの中にそ~っと置いて水を流す。

 

「ばっばーい!」

 

そしてオムツとズボンをはいて手を洗って終了。

 

 

うん。後はおしっこだけだね!




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2歳になって「まだオムツしてんのか!」

という周囲の声がうるさくなってきたので

さくらのトイレを購入。

 

オマルから補助便座までステップアップするやつ。

 

 

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実は購入したのはしたけど、あまり乗り気じゃなかった私。

 

だってめんどくさいじゃん。

オムツの方が断然楽じゃん。

 

そんな私に届いたその箱は、思った以上に大きかった。

 

これはちょっと邪魔だぞ。

 

と思いながら箱から取り出していると

「んーちっち!」と言いながらさっそくまたごうとするさくら。

 

え!? なんでトイレって分かるの?

 

ちょ、まってまって。

まだ説明書も読んでないし持ち手を組み立ててもないから。

 

はい降りて降りて。

 

えーっと、まず取っ手をつけます。

ふむ。

 

ドライバーでぐりぐり取っ手をつける。

 

って、そんだけか。

 

デザインはかわいいんだけどやっぱりオマルはオマルだな。

 

私はオマルとして使いたくないので(処理がイヤ)

最初から補助便座+踏み台として使うんだけど

まだまだトイレトレーニングをするつもりなんかない。

 

一応買っといただけ。

 

組み立てるとさくらがまたいで遊んでいたので

オマルの形のままそこらへんに置いておいた。

さくらが飽きたらまた箱へしまうつもりで。

 

 

しかし、だがしかし!

 

そのままオマルをオマルの形で放置して

いつものようにさくらのオムツを交換しようとして

ズボンを脱がせてオムツを取ったときだった。

 

いつもはじーっと転がっているだけのさくらが突然起き上がり

ささっとオマルにまたがったかと思ったら

 

じょじょー

 

・・・・

 

ちょ!え!?はぁ!?

 

あんたどこでおしっこしてんのよー!

 

と一瞬言いかけたけどこれは正しい場所だ。

いやでもオマルにしてほしくない。

できればトイレで。

 

いや、今はそんな場合じゃないな。

ほ、ほ、褒めなければ早く。←プチパニック

 

「でたよー!」

 

で、でたねぇ。おしっこでたねぇ。

すごいねぇ。ぱちぱちぱちぱち  ←我ながら褒め方がなってない

 

「でたねぇ♪」

 

娘はささっとオマルから降りて

自分のおしっこをとても嬉しそうに見つめていた。

 

・・・・

 

意図せぬうちにトイレトレーニング開始!?

 

うわーめんどくさー

2歳半くらいからでいいと思ってたのにー。

 

でもせっかく自分からやってるんだから

それを邪魔しちゃいかんよな。

 

で、とりあえず私は何をすればいいんだろう・・・?

 

そしてこのオマルの中のおしっこをどうすればいいんだろう。

トイレに捨てるのよね?

 

そのあとは?オマル洗うの?どこで?

洗面所?お風呂?

 

いやだから、それがイヤなんだって。

最初からトイレでしてほしいんだけど。

 

えーっとえーっと

 

 

まだオムツ履いといてー!←本音




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さくらが大泣きをした。

 

いつもより少し夕飯が遅くなって

それでもさくらはいそいそと席について

さぁ食べようと機嫌は良かった。

 

メニューはお好み焼きとスープ

 

まずスープをずびずび全部飲んでしまって

さぁお好み焼きに行きましょうかと手を伸ばしたところで

 

「まだ熱いからちょっと待って」と止められる。

 

それではと「まいねーず ちょうい」と言うと

「マヨネーズはお好み焼きと一緒に食べるの」と止められる。

 

さくらはマヨネーズを出すと

マヨネーズだけを食べ続けてしまうので

お好み焼きに乗っているのしか食べない決まり。

 

いつもならなんともないこのやり取りで

さくらはなぜか大泣きになってしまった。

 

「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!」

 

ああ、お腹空いてたのにね。

ごめんごめん。

 

ふーふってしよな。今食べたらあついねん。

ちょっと待ってや。

 

と言っても泣き止む気配がない。

 

お好み焼きが食べられなくてないているというよりは

何かもっと別の原因がある感じ。

 

わんわん泣いているのでとりあえず抱っこ。

 

抱っこするとすぐに泣き止んだので

そろそろさめたかな。

お好み焼き食べようか。

 

と席に戻すとそのままぱくっと食べた。

 

 

ほっ

 

 

としたのもつかの間。

2口くらい食べたところでいきなり私の手をつかんで

 

「おかーしゃん あっち いこ!」

 

と私を引っ張り始めた。

 

当然「ご飯食べてからね」と声をかける。

つとめて優しく。

 

なのにさくらははじかれたように再び大泣き。

 

「イギャァァァァァァァァァァ!」

 

ななななんだなんだ。

 

はい抱っこ抱っこ。

どしたの。あっち行きたいの?

でもご飯食べてからにしようよ。

 

抱っこすればなんとか泣き止んではくれるものの

席に戻そうとするとまた泣き始める。

 

え。何?

ご飯食べないの?

 

そこでなぜか夫が抱っこをかわると言うので

それならどうぞと渡してみる。

 

当然わんわん泣いている。

なんで自分が泣き止ませられると思った夫。

 

「何か喉にささったんかな。

どっか痛い?お口あけてごらん!」

 

夫のこのぶっとんだ思考なんとかなりませんかね。

今日のこのメニューと今の経緯の中で

何がどう喉にささるというのですか。

 

大丈夫か。

 

って笑ってる場合じゃない。この泣き方はうるさい。

神経にさわる。このままじゃ怒鳴ってしまいそうだ。

 

 

普段さくらは泣かない。

 

要求は言葉やしぐさでしてくるし、

思い通りにいかないと泣くというよりは怒っているので

その怒っている原因を取り除けばすぐに機嫌は回復していた。

 

でも今は泣いてる。

今するべきことを続けられる雰囲気はない。

 

 

よし。

 

夫。あんたはご飯を食べろ。

私が抱っこする。

 

私とさくらの夕飯はとりあえずおいてリビングに移動。

 

すーはーすーはー 深呼吸。

やさしい声でゆっくり。やさしい声でゆっくり。 ←自分に言い聞かせ

 

はい。おかあさん抱っこしたよ?

おかあさん抱っこしたからね。

 

あーあー言うてんのねぇ。かなしいねぇ。

泣いちゃったねぇ。あーあー言うてるねぇ。

 

「・・・うん」

 

よし。手ごたえあり!

おとなしくなったぞ!

 

すごいな私!←自画自賛

 

 

そっか。あーあー言うてんのか。

よしよししような。よしよしよし。

お母さんが抱っこしてよしよししような。

 

じゃぁお鼻拭くよ。ちーんってしてごらん。

 

素直にちーん

 

はい。じょうず。きれいになったねー。

抱っこしてるからね。おかあさん抱っこしてるからね。

 

「うん。さーたんあーあーったの。」

 

さくらあーあー言うたんなぁ。よしよし。

あーあー言うて悲しかったなぁ。

 

あーあー終わった?

 

おあった。

 

よかったー。じゃぁご飯食べる?

それともこのまま抱っこがいい?

 

だっこ いい。

 

じゃぁ抱っこしとくね。

ぽんぽん

 

 

立って抱っこでゆらゆら歩くというスタイルで

なんとか落ち着いてくれた。

 

しばら~くそうやって揺らしていると

さくらはそのまま私に抱かれて眠ってしまった。

 

何が原因なのか分からないけど眠くて機嫌が悪かったのか

お腹が空きすぎてたのか、そのどっちもなのか。

 

最初の大泣きから30分。長い戦いであった。ふしゅー

 

 

さくらは普段からあまり泣かないので

こういう事があると対応に疲れてしまう。

 

1時間半ほど眠ったあとはすっかりご機嫌で起きてきて

ミルクを飲んでお風呂にも入って絶好調ー!

 

あああ疲れた。

 

 

***

 

 

そしてそれから数年後。

こんなものはまだかわいいものだと知ることになる。

 

息子のわけのわからない大泣きはこんなものじゃなかった。

しかも抱っこじゃ落ち着かないし声でかいし寝ないし!!

 

そして現在進行形。

あああああもうどうにかして。

 

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あおいです
私と娘さくら(2003年生まれ)は
アスペルガー症候群
息子いぶき(2012年生まれ)は
グレーゾーン
そんな親子の療育的日常

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