さくらが突然絵本に目覚めた。

 

今まで絵本にはあまり興味を示してなかったのに

私がちいさい頃読んでいた絵本を

夜寝る前に1冊読んでからそれは始まった。

 

「もういっかい!」

 

「もういっかい!」

 

と、同じ本を何度も何度も何度も読まされ続け

気が付けば毎晩10回以上読んでいる。

 

1時間読むと喉がつらい。

 

とはいっても「2回だけね」なんて約束をしても

「もういっかい!もーぅいっかいいい!」となるので

結局5回くらいは読まされる。

 

毎日毎日同じ絵本でよく飽きないなー

と思っていたらなんとさくらが絵本の文章を覚えてしまった。

 

 

 

 

まず覚えたのがこれ。「にげだした ぴょん」

 

幼稚園に行きたくないうさぎの子が逃げ出して森に迷いこみ

お化けやキツネに食べられそうになりながらも逃げ切って

「明日から幼稚園に行くよ!」というもの。

 

普通の文章のところは普通の声で。

ぴょんのセリフは高い声で。

おばけのセリフは低い声で。

と声色を使い分けながら回らない口で

 

「やいやい うしゃぎのこ」

「おえたちのもいに なにしにきた」

「たべちゃうじょ」

 

って聞くのはかわいいから好きなんだけど

やっぱり私に読んでもらいたがる。

 

 

 

 

それからこれ。「ぷっぷみみずく」

 

森の夜の見張り番をしているみみずくが

昼間寝ようとするとセミのうるささや、お日様の暑さに邪魔されて

「うるさい!」と怒鳴ったらお日様が遠くへ飛んで行ってしまって

代わりに元気になったカミナリが落ちてきて気絶するんだけど

夜になったら元気に起き上がるという、なんだかよく分からない内容。

 

みみずくが怒る時の「ぷっぷっぷ かっかっか」というセリフと

カミナリが落ちる時の「ズンテッドウ」という音がお気に入り。

 

 

 

 

それから「ふしぎなおと」

 

ほらあなから「ボー」というふしぎな音が聞こえてきて

ネコとウサギが音の正体を確かめるために

真っ暗なほらあなに入って行くというもの。

 

これは「さーちゃんならかいちゅーでんとうもってくる!」

とか解決策を話し始める。

 

 

 

 

それから長すぎて最後まで聞いてられないくせに

読んで読んでというのがこの2冊。

 

「三びきのくま」と「三びきのこぶた」

 

三びきのこぶたにいたっては、三匹目のこぶたがレンガで家を建てて

狼がいくら吹いても倒れませんでした。で話が終わるらしく

その後のこぶたと狼の駆け引き話に入ると

「つぎはこれ!」と次の絵本を出してくる。

 

こういう文章が長い絵本はまだ無理なのかな。

 

私のお古の絵本じゃなくて

さくらの絵本というのを買ってやるべきなんだろうか。

それとも絵本って何年経っても読めるもんなんだろうか。

 

でも中にはお父さんが寝タバコをしているところとか

留守番していたら郵便屋さんがきたのでドアを開けましたとか

近所の家くらいならお母さんに言わずに遊びに行くとか

(そしてそれでお母さんが心配するという場面もない)

 

今の時代にそぐわない絵本もあるからな。

ちょっと厳選させていただこう。

 

 

そしてさくらは寝る前だけでは飽き足らず

日中も「えほんよんで!もっかい!」攻撃が始まり、

 

よし!今日はさくらがもういいって言うまで読んでやるぞ!

 

と意を決して読み始めたけど

2時間を超えたところで私がギブアップ。

 

録音したの流してたらダメですかねこれ・・・




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

塗り絵。

 

私は小さい頃から「塗り絵は広い所が多いと塗りにくい」

と思ってたんだけどさくらもそう思うんだそうだ。

 

なぜ顔とか体とかを塗らないのかと聞いたら

 

「だっておおきいからむずかしいんだよ。」

 

って言ったし。

 

という訳で、細かい所だけをちょこまかと塗るという

なんとも中途半端なんだけど、これで終わりな塗り絵。

 

私はこの年になっても塗り絵が大好きなので

呼ばれてもいないのにさくらの横に座って

この花塗ってもいい?とかお伺いを立てながら

ちょこっと塗らせてもらっている。

 

でも「大人の塗り絵」まで細かいとげんなりするので

その中間あたりがあるといいなと思う。

 

 

 

 

絵。

ずいぶん上達してきたように思う。

 

これは「でんでんむし」だそうだけど

そう言われなくてもちゃんとでんでんむしに見える。

 

すごいすごい。

 

でもこれは私が描くかたつむりを真似ているだけなので

もっと本物を観察して描いてくれたらなー

 

と思うのはまだ早いんだろうか。

 

 

 

 

知能。

 

イタドリを折って4本にしていたので

こっちから1番、2番、3番、4番ね。

はい、1番と2番を下さい。

と言ってみたんだけど

 

さっぱりちっとも分かってない様子。

「これ?」とか聞いてるし。

 

数が多かったかと思って3本にしても同じ。

それを2本にしてもまったく同じだった。

 

もしかしておバカさん!?

 

と思ったんだけどふと気が付いて

じゃぁ今度はこっちから

ぞうさん、きりんさん、おさるさん、しまうまさんね。

 

はい、きりんさんとしまうまさん下さい。

と言ってみると

 

「はい。きいんさんとしまうまさん。」

 

とあっさりクリア。

残りは誰と誰?と聞いてもちゃんと答える。

 

 

じゃぁ今度はこっちから

あか、あお、きいろ、みどりね。

 

はい、あかとみどりください。

と言ってみても

 

「はい。あかとみどい。」

 

とあっさりクリア。

 

 

それならともう一度

こっちから1番、2番、3番、4番ね。

 

はい、1番と2番ください。

 

「・・・・これ?」

 

 

 

これは、なんだ!?

 

数字に興味がないから?

でも数は数えられるし、2本ちょうだいとかもできるし

 

ええええ!?どゆこと!?




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

「てんしの はねしゃん!!」

 

***

 

数ヶ月前、さくらが夜お布団に入った時に突然言った。

 

「あのね さーたんね おしょらとびたいの。」

「ぱたぱたーって おしょらとびたいの。」

「おおきくなったら はねが はえるんだお。」

「ここ(背中)から はねが はえるの。」

 

って。

 

それから一貫してさくらの夢は

 

「背中から羽がはえて空を飛ぶこと」

 

そして今日、その夢のかけらを見つけてしまったのだ。

 

草の先に真っ白い羽がひっかかっていて

風にふわふわと揺れていた。

 

「てんしの はねしゃん!」

「かぜしゃんが ぶーんって!」 (風が運んできたと言いたいんだろう)

「てんしの はねしゃん!」

 

いや、これはハトかなんかの羽だと思うよ。

と出かかったけどお口チャック。

 

ほんとだね。天使の羽さんだね。

 

と言って取ろうとすると

 

「だめ! さわっちゃだめ!」

「だーめーなーのー!」

 

とお叱りを受けた。

はいはい。触っちゃだめなのね。

 

さぁこれから何分ここで羽を観察するんだ?

 

と思ったのにものすごーくあっさり終了。

さっさと羽さん通過。

 

あれ?

もういいの?

天使の羽さんもう見ないの?

 

「うん。もういいの。」

「てんししゃん とりにくるから。」

 

・・・?

 

天使さん取りにくるの?

 

「しょう。さーたんいると とりにこれないから。」

 

そうか。人がいると取りに来れないんだね。

天使さん困ってるかもしれないからそっとしとくのね。

 

「さーたんのはね いつはえてくるかな~」

 

お、大きくなってからじゃないかな~

 

(これいつ本当のことを教えるんだろ)

 

 

家に帰ってから洗濯ばさみを両肩につけて

 

「ほら!ちいさいはねさん はえたよ!」

「とぶからみててね!」

 

とか言いながらバタバタ両手を振って飛び跳ねていた。

 

 

今さくらに本当に羽がはえたら、もう戻ってこない気がする。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

いい季節なので朝のお散歩。

 

黄色い花が田んぼのあぜ道にわっしわっし咲いていて

その中にミツバチ発見。

 

「あ!はちしゃん。」

「なにしてんのかな~」

「おはな おいしーおいしーって いうてんのかな~」

「しゃわっても いーい?」

 

いや、触らないほうがいいと思うよ。

今、花粉を集めてるから忙しいんだよ。

邪魔したらちっくんってされるよ。

 

「ふーん」

 

 

 

 

後ろ足に花粉団子を作ってるだとか

おうちに帰ったらこの花粉でハチミツを作るんだとか

ちょっと黒っぽいから多分日本ミツバチだとか

日本ミツバチは最近数が減ってきてるんだとか

私の数少ない知識の中から色々教えてみるんだけど

 

返事はまったくない。

 

あっという間に教えることがなくなったので

そのあとはさくらの観察。

 

さくらはじーっとハチを見ながら実況。

 

「あ。おかおふいてう。」

「つぎのおはないくお。」

「ほらこっち。」

 

「ごしごしってしてう。」

「つぎはこっちのおなは。」

 

「おかおにちゅいちゃった。ごしごし。」

「つぎはこっちー。」

「ぶーん」

 

「おくちでちゃべちゃ いけませんよ」

「ちゃーんと すぷーん つかってくださいね」

 

花粉が顔(目?)についてると飛べないので

次の花に移動する前には顔をごしごしするんだけど

そのハチの行動を見ながらの独り言。

 

こういう時のさくらに話かけても返事はない。

自分の世界にどっぷりつかっているから。

 

 

で、私は暇。

一緒にハチを観察しても5分もすれば飽きてしまう。

 

ミツバチって結構長いこと花粉を集めるんだな。

 

そしてひとしきり観察し終わるとすくっと立ち上がって

なぜかダッシュで移動する。

 

いきなり動くなってば!

 

 

 

「あ!けむししゃん!」

 

と思ったら今度は道路の真ん中で座り込んでしまった。

毛虫発見。

 

「こっちおいで~」

「ぼうきー たべう?」 (ぼうきー=棒切れ)

 

車くるから!ちょっと端っこ寄って!

道の真ん中に座らない!

 

 

そんなこんなで朝の散歩は約2時間。

今日も実り多い時間だった・・のかな。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

おばあちゃん家でレオンと遊ぶ

 

***

 

おばあちゃんとスーパーに買い物に行くと

さくらと同類の女の子がいた。

 

こんなにさくらに似た動きをする子を始めて。

本当にもうまさにさくらそのまま。

 

客観的に見るとやっぱりすごいな。

 

 

ママさんを見ると逆方向に逃げる。

すばしっこくて一度手を離すとなかなか捕まえられない。

どんなに名前を呼んでも無視。

 

さくらも一瞬で「この子仲間!」と認識したのか

あっという間に意気投合。

 

さくらだけだと笑いながら走り回るだけで済むところが

ノリのいいお友達がいると何倍にもふくれあがる。

 

これはよろしくないかもしれない。

 

 

「つきかー!つきー!つーーーきーーーー!!!

こっちにおいでー!つきー!つーきーかぁぁー!

どこいってんねんな! もーーーー!」

 

と叫び続けているママさんと、同じくさくらの名前を連呼している私と

お互いに「すいません。ごめんなさいね。」と言いながら走り回る。

 

私はおばあちゃんの買い物に付き合っているだけなので

自分の買い物はしなくていいんだけど

つきかちゃんのママは買い物が出来ない状態になっているので

私が見ときますからと引き受ける。

 

多分さくらがいなければここまで激しくないはずだ。

なんかすみません。

 

 

で、私はとりあえず2人の後ろをついて回る。

 

2人できゃーきゃーと楽しそうに走っては突然床に座る。

そしてわははははと笑って「次はこっちー!」とか言いながら再び走り出す。

 

そして床に寝そべる。背中で滑る。

ぱっと立って走る。

 

楽しそうですね。

 

さくらがカートの下にもぐりこめば

つきかちゃんは買い物カゴに足をつっこむし

 

それはやめようか!

 

さくらが自動ドアを開けると

つきかちゃんは駐車場へダッシュする。

 

外はダメ!

 

2人の手をそれぞれしっかり握ると

2人共まったく同じようにもう片方の手で私の手を取ろうとがんばる。

 

ちょっとおもしろいんだけど。

なんでこんなにまったく同じ行動なのこの2人。

 

さくらが双子だったらこうなってるの?

うーわおそろしい。

 

そして手を離してもらえないと分かると両手共ビチビチ鮮魚になる。

重たい。手首がちぎれる。おとなしくして!

 

店内に連れ戻すだけで精一杯な私の筋肉に比べて

限界はないのかと言うくらい力を入れ続ける2人。

 

そのパワーはいったいどこから。

 

そして私の手から抜け出すことに成功した2人は再び走り出す。

 

つきかちゃんはママの顔を見ると突然方向転換をするので

何度も私の足にぶつかる。

さくらはつきかちゃんに付き合って方向転換はするけど

うまいこと私の手の届かない所を回って去ってゆく。

 

ああもうこのママさんとお友達になりたいわ。

こんなにさくらと行動が同じの子って初めて。

 

つきかちゃんのママがレジを済ませて商品を袋に詰め終わったのを見て

上手に誘導しつつ連れて行ったんだけどやっぱり途中で気付かれてしまう。

 

「ほら、ママが待ってるよ。」

 

と言ってもかたくなに首を横に振る。

だよねー。ママの所に言ったら手をつながれちゃうもんねー。

 

ほっとくと我が家の車に乗り込む勢いだったので

強制的にママさんに渡して「バイバイ」をした。

 

私はいくら暴れても逃げられない抱っこを知ってるんだよ。

そこらへんの人と一緒にしてはいけないよ。

ふっふっふ

 

また会えるといいね。

 

見た目は娘より少し下だったからきっと同級生だろう。

あんまりママさんが名前を連呼するもんだからこのもの覚えの悪い私が

名前をしっかり覚えちゃったよ。

 

いや、それは向こうのママさんも同じだろうけど。

 

 

***

 

 

あれから一度もつきかちゃんに会っていない。

どんな女の子に成長してるんだろう。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

おばあちゃん(私の母)は

成長が早いさくらをかなり鼻にかけている。

 

普段は離れて暮らしているので害はないんだけど

会えばこんな小さいのにあれもできるこれもできる

この子は天才やで!と有頂天。

 

さらに人と同じことが嫌いで目立ちたがり屋で

昔からリーダーシップがあるおばあちゃんは

さくらの人に流されない態度を心底喜んでいた。

 

 

そんなおばあちゃんと大きな公園へ。

 

天気はいいのに霞がかかっているような

息苦しいような埃っぽいような

 

ってこれ黄砂!?

 

涙が出て目の周りが痒くて痛くて鼻がずびずばー

くしゃみがぶえっくしびえっくし。

 

あーもー

この時期ったらヒノキ? それとも黄砂アレルギー?

 

 

そんな私をほっといておばあちゃんとさくらは元気。

その後ろをティッシュを抱えてついてゆく。

 

黄砂のせいか誰もいないなーと思っていると

向こうから一組のご家族さんがいらっしゃった。

 

老夫婦とその娘さん。

それから小さい男の子が笑顔で走ってやってくる。

 

「こんにちは~ もうお友達を見つけたから一目散で~」

 

「よかったねぇ~ おねえちゃんだねぇ~」

 

と、向こうのおばあ様の愛想の良いご挨拶。

 

 

私の今までの経験から見ると

この小さい男の子はさくらと同い年だ。

 

見た目はさくらの方が背が高くてちょこまか走り回っているけど

頭の中は同じくらいだ。かなり月齢が近いはず。

 

 

こういう場合、年を聞かれない限りは黙っておいて

相手には「上の子と同じ感じだわ。うちの子ってすごい。」

と思わせておけばいいんだけど

 

今日はおばあちゃんがいたんですよ・・・

 

 

この子来月3歳なんですよ~ そちらは?

 

「ええー!じゃぁ同じくらいじゃないですか。この子は7月で3歳なんです。

ちょっとおじいさん、同級生ですって。2ヶ月しか違わないんよ。

まぁ うちの子は背が低くて。足元もおぼつかなくて・・・」

 

うちの子は歩くのも早くてね~も~ 大変なんですよ~

背も平均より高いんですけどね~

もう何をするのもどうも他の子より早くてね~

おほほほほほ

 

 

うーわ・・・・やっちゃった。

我が母ながら引くわ。

 

 

その後、おばあちゃんの孫自慢は続く。

相手のババ様も「でもね」と応戦する。

 

相手をたてる日本の文化はどこいった。

 

この場限りの人でよかったよ。

親バカとは言うけど、これはバババカだな。

 

 

ひとしきり一緒にころころ遊んでバイバイと別れた後も

うちのバババカは

 

「あの子はまだ○○が出来ないけど、さーちゃんは出来るよな。

まだ2歳やでこの子。ほんまにすごいわ~」

 

とかそんな話ばっかりしていた。

 

孫の威力ってすごいな。

 

 

でも、この母のおかげで私は人と違ったところがあっても

逆にそれを喜んでくれていたので

しんどいながらもみんなと同じ道を歩いてこれたんだろう。

 

小さい頃は「違う!みんなと同じようにしたいの!」

という気持ちが強かったけど、

あれで母にまで「みんなと同じようにしなさい!」と言われていたら

学校には通い続けられなかったと思う。

 

さくらはさくらでいいんだ。

人と違っても、いいところがいっぱいある。

 

褒めるのではなく、さくらの存在を認めて行こう。

 

 

 

こんなんだけど・・・

 

普通の子だってこういう場所に興味を示すと思うけど

15分も30分も張り付いてないと思う。

 

さくらを認めるには忍耐あるのみ。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

ものすっごい強風の日。

 

歩いているだけで目の中に風が入ってきてぼろぼろと涙が出る。

鼻水も出ます。ずばー

 

帰ろうよ。こんだけ風が吹いてたらなんか怖いって。

何が飛んでくるか分からないしさ。

 

とかなり強引に帰ろうとしたら

 

「あっちー! あっちにいくのー!」

「おかーさん たって!」 (立ってます)

「おかーさん あるいて!」 (歩いてます)

 

「そっちじゃなくてこっち!」

「うわああああああん」

 

と大泣きされてしまった。

 

涙ぼろぼろ

地面にぽたぽた落ちてます。

 

あんまりさくらの泣き声が大きかったのか

ちょっと離れたところに座っていたおじさんに

 

「どうしたんや。なんで泣いてんのや。

おかーさんにしかられたんか?」

 

と声をかけられてしまった。

 

 

風が強いから帰ろうって言ったんですけど

まだ遊びたいって泣いてるんですよ。

 

「ほーかほーか」

 

話しかけられたことで私の戦意がいったん途切れたので

さくらの機嫌もよくなった。

 

遊んでいいとは言ってませんがね!

 

 

「かぜさんすごいねー!」

 

すごいねー

 

「びゅうううってふいてるねー!」

 

ふいてるねー

 

「さーちゃんとんでいっちゃうねー」

 

飛ばないと思うけどねー

 

 

なんの感情もなく返事をするこの親。

 

 

そして風を体に受けながら

さくらはぐるぐるぐるぐると走り始めた。

 

延々と。延々と。

 

これ、同じところをぐるぐる走ってるわけではなく

少しずつ家から遠い方向に移動してる。

 

見てるだけで目が回る。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

4月

 

午後から公園に行くと

この間まで私服で遊んでいたグループの子たちが

全員同じ制服になっていた。

 

公立幼稚園に入ったらしい。

 

 

より結束感が強くなったそのグループは

なぜだかどんどんガラが悪くなっているように思う。

 

お菓子広げたままで遊ぶのやめようよ。

手を洗ってから食べるように教えた方がいんじゃないかな。

ママさん方すぐに怒鳴ってるけど怒るポイントが違う気がする。

 

って私は口が裂けてもそんなこと言えないけどね。

どう見たってさくらの方がしつけがなってないもの。

 

だからできるだけ接触を持たずになるべく離れて・・

 

と、考えている私はほっといて

さくらは相手が制服だろうとお構いなしに入ってゆく。

 

 

「おまたせー!さーちゃんきたよー!

いっしょにあそぼー!!」

 

誰も待ってないと思うけどね。

 

 

そして特に邪魔にされるわけでもなく

かといって仲良く遊ぶでもなく

(さくらはすぐに違うところに走って行っちゃうから)

さくらはさくらとしてその場に受け入れられていた。

 

 

公園内には私のようにグループに所属してない人もちらほらいて

みんな微妙な距離を置いたまま遊んでいる。

 

親同士が近づかないと子供同士もあまり近づかないんだけど

 

さくらはお構いなしだ。

これは社交性があるというよりは空気が読めてない?

 

今までさくらって誰にでも元気に声をかけて行くし

人見知りしなくて活発で明るくて元気な子って思ってたけど

 

・・・なんか違う気がしてきた。 ←あたり

 

でも行っちゃダメだというのも変だし、

仲間に入れてって言うのも違うし、

(だって別に入りたくないもの)

 

私はさくらがルール違反をしないように

目を光らせて近くにいるだけ。

 

 

さくらは年上の子との方が上手に遊べている。

公立幼稚園ということは2つ上になるのか。

 

「じゅんばんー!」と怒鳴ることもなければ

押しのけて我先に行くこともない。

 

周りの子が「小さい子だからやさしくしてあげよう」

という気遣いをしてくれるからだろうか。

 

でも我がままを通しているわけでもないし、

なんだろう?

 

 

 

 

バタバタバタバタ

 

この近辺はよくヘリコプターが飛ぶ。

何をしてるのかは知らないけど行ったり来たりかなりうるさい。

 

でもさくらには好評。

 

「へいこぴたー!」

 

 

へいこぴたー♪ かわいい。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

そろそろ始めて1ヵ月くらいか。

 

朝起きたら水分を取る前にトイレに誘導。

 

「ない!ないの!おしっこないってば!」

 

というさくらを怒鳴りつけても絶対に行かないので

はるちゃん(クマのぬいぐるみ)を使って

 

ぼく先におしっこいってくるね~。

ちっちー。ほら上手にできたよー。

次はさーちゃんの番だよ。さーちゃんおしっこするの見たいなー。

 

とか声色を変えてなんとかさせる。

毎朝めんどくせー。

 

 

その後はパンツを履かせてほっとく。

 

自分で脱いでトイレに行くこともあり

お漏らしすることもあり

 

出かける前は有無を言わせずトイレ。

外では面倒なのでオムツ。

 

家から一歩出ると報告もなければ勝手にオムツを脱ぐこともない。

トイレに関するいっさいのアクションなし。

 

これがトイレトレが進んでない気がする要因だな。

オムツを履かせただけで何のためらいもなくオムツにするもの。

 

 

そして家に帰ったらまたパンツにお着替え。

 

うんちはトイレでするようになったけど

側にいて励まさなければならない。

 

 

とまぁこの状態が2週間くらい続いてるんじゃなかろうか。

そろそろ次の段階に進んでもよいのでは?

 

と思っていたら

なんとなんと初めて事前報告があった。

 

今までは「おしっこいってきま~っす!」と勝手にパンツを脱いでたのに

「おかーさん おしっこ!」と言いに来た。

 

えええええええ!?

おしっこ?お母さんに教えてくれたの!?

 

すごーい!

 

やっと自分でパンツを脱ぐより

やってもらった方が早いということに気づいたんだな。

うんうん。

 

と、喜んだのもつかのま

パンツがほんのちょっぴり濡れていた。

 

ちびったんかい。

 

 

夜寝る時は一応オムツ。

でもさくらはまだ赤ちゃんの頃から寝てる時におしっこをしない子で

起きた時にオムツが濡れていることはない。

カラカラのオムツはもったいないので外出用に使いまわす。

 

そんな日々なのでお昼寝はパンツのまま。

起きると自分でトイレに行くし。

 

なーんて気を許してたらやられた。

起き抜けにボーっとしている娘から「しょしょ~」っという音が。

 

さくら!おしっこ出てる!

 

「え!?あらほんとだわ!さーちゃんおしっこ出ちゃったわ!」

 

 

・・・・

 

なんなのその芝居じみたセリフは。

 

*この芝居じみたセリフは自閉症の特徴のひとつです。

話し言葉と絵本の言葉を使い分けられないからです。

これからさくらはこういう言葉使いがどんどん増えていきます。




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


 

さくらの左耳の奥にでっかいでっかいミミクソを見つけて

ほっとけばいつか取れるだろうと思ってたけど

そのまま数ヶ月が経ってしまった。

 

ピンセットで取ろうとしても痛がって暴れるし

耳かきでつついても痛いと言って逃げるしで

ちっともさっぱり取れる気配がない。

 

これは耳鼻科に連れていくべきなんだろーなーと思ってはいたけど

絶対暴れるしな。泣きわめくしな。

なんなら先生に殴りかかっていくかもしれない。

と思うと、まぁいいやーと伸ばしていた日々が終わりを告げた。

 

朝目が覚めた時になぜか

「今日連れて行かねばならぬ」と思ってしまったのだ。

 

思い立ったが吉日。

ほれ行くぞ。

 

「どうちゅぶえん いくの?」

 

どっから動物園が出てきたの。耳鼻科だってば。

耳の痛いの見てもらうの。

 

「いかないよ。いかないってば!

いたくないもん!いたくないもん!」

 

ほっとくと痛くなるかもしれないから。

見るだけ。先生は痛いことしないよ。

 

「いかないってば!」

 

行きます。

 

とか言いながら午前受付終了のギリギリに滑り込む。

この耳鼻科は予約制。もちろん予約など取ってないので一応下手に出る。

 

「あの~予約してないんですけど今からいけますか。

耳に何か入ってるみたいですぐに診て欲しいんですけど。」

 

とかなんとか。

問診表にも「今日見つけました」とかしれっと書く。

 

さくらは待合室でおとなしく待てるようなタイプではないので

階段室に連れて出てしばらく遊ばせる。

 

そこまでよ!上まで上がったらダメだからね!

 

 

 

そして運命の診察

 

診察室のドアが開いた瞬間

「ぎゃぁぁぁぁぁ」と泣き始めるさくら。

 

まだ何もされてませんよ。

診察室にも入ってませんってば。

 

 

犬がシャンプーを嫌がってお風呂場に入らないような感じ。

足と手をつっぱってドアから入ろうとしない。

無駄な抵抗はおよしなさい。

 

私が羽交い絞めにして椅子に座る。

さくらの頭は看護師さん2人がぎゅうううっと挟む。

それでも暴れるさくらの耳を上手に診る先生。

 

「右耳は何ともないですね。きれいです。」

 

「左はー。ああこれ耳垢ですよ。取りますね。」

 

と、細い細いピンセットで娘の耳からずばーっと引っ張り出したそれは

1cm×0.5cmほどはあろうかというでっかい代物。

 

うわ!おっきい!

そんな大きくなるもんなんですか。

 

「もっと大きくなってる子もいますよ。

無理に取ろうとしないで気になったらまた連れて来てください。」

 

「じゃぁ喉見ようか。あーんってできる?」

 

と最後に喉を見ようとしたけど

さくらが断固として口を開けなかったので

(口を開けないのに大声で泣いている)

ジタバタしているうちに「もういいですよ」と終了。

 

あー・・・疲れた。

 

2歳児でも本気で暴れるとものすごい力だ。

大人3人がかりでも2分が限界だな。

 

ぐったりしている私とは裏腹に

終ってスッキリしたさくらはとっても元気。

診察室を出るとケロっと元通りになった。

 

痛くなかったでしょ?

お母さんが言った通りお耳見るだけだったでしょ?

 

「だからあーんはしないの!」

 

あ、そうね。あーんは言ってなかったもんね。

 

 

帰りに公園に寄ってしっかり遊ぶ。

 

まぁ取れてよかったよ。

今度見つけたら細いピンセット買って私が引きずり出してやる。

 

やっぱりさくらを病院に連れていくのは疲れるー




応援クリックありがとうございます。

現在のあおい家はメルマガにて配信中 → メルマガ登録


1 2 3 15
現在のあおい家は
メルマガにて配信中

メルマガ登録


あおいです
私と娘さくら(2003年生まれ)は
アスペルガー症候群
息子いぶき(2012年生まれ)は
グレーゾーン
そんな親子の療育的日常

お問い合わせ

あおい家なう↓


Menu
Category
Archive
Link