産院では出産した直後から母乳指導が始まる。

 

「母乳は吸ってもらって出るようになるんだから、

いきなりミルクを作らないで、まずは母乳を吸わせてあげて。

片方ずつどっちもね。右10分、左10分って感じで。

それから足りないようだったらミルクをあげてね。」

 

と教えてもらった。

 

しかし、しかし、私はおっぱいを吸われるのが心底気持ち悪いのだ!

虫唾が走る。鳥肌が立つ。赤ちゃんを放り投げたくなる。

 

幸い(?)さくらは産後翌日からNICUに入院し、

直接おっぱいを吸わせなくてもいい期間があったし、

 

(その間は自分で絞った母乳を専用パックに入れてNICUに持っていくのだが

ほとんど出なかったのでパックは全部他のママさんにあげてしまった)

 

NICUを退院してからも個室で母子同室だったこともあって

授乳の時間は看護師さんの目を盗むようにして最初からミルクをあげて、

母乳の量を記入するところは。15とか、20とか適当に書いていた。

 

でも、母乳って大事なんだよね・・・

全然出ないわけでもないし、ちょっとでもあげた方がいいよね。

 

母乳なら3時間あけなくても好きな時に好きなだけあげられるって言うし

ぐずった時に何も出ないおしゃぶりより泣き止ませに便利かも。

 

・・・・・

 

よし。母乳あげてみよう。

 

 

ぱっくん。ちうちうちうちう

 

 

ぞわぞわぞわぞわぞわ

 

身の毛がよだつとはこのことか!

体の底から湧き上がってくるようなこの不快感。

全身鳥肌。身震いまでする。

 

あかん!無理!限界!

 

我慢して我慢して我慢して数分。

ぜーぜーぜー

 

すまんさくら

 

 

幸せそうに母乳を含ませる母の姿はどこだ。

そんなものここにはいやしない。

 

そう。いないんだ。

 

「おっぱいなんか赤ちゃんがかわいいと思ったら出るもんやで」

「そうやミルクなんか飲ませてかわいそうに」

 

などと言う義母さんとそのお友達の言葉は

聞こえないフリしてスルー。

 

 

母性本能はないかもしれないけど、さくらのことは大事に思ってる。

誰にも任せたくないし、ほっとくつもりもない。

 

母乳じゃないからってなんだ。

母親が心底イヤそうな顔をして授乳してるより

にこにこミルクを飲ませてる方がお互いどれだけいいか。

 

さくら。あなたはこれから牛の乳で育つのです。

大丈夫。日本の粉ミルクはとても優秀と聞く。

安心して飲みなさい。

 

 

ということで、さくらは完全粉ミルクで育った。

 

 

 

 

授乳中の不快感

 

調べてみると

 

「授乳が不快でたまらない」

「母乳をあげるとイライラする」

「乳首を吸われるのが気持ち悪い」

 

と言った声の多いこと。

 

中には貧血で本当に気分が悪くなる人がいるみたいだけど

私のそれは生理的に受け付けない部類のイヤさだった。

 

原因は「ホルモンのバランス」なんだって。

 

なーんだ。アスペだから母性本能がないのかと思った。

(それもあるかもしれないけど)

 

産後の体は、妊娠継続に必要なホルモンの急激な減少、

代わりに母乳を出すホルモンの大量分泌。

それによって排卵が抑制されて生理がこないようになってたりで、

とにかくまったくいつもの状態ではないのだ。

 

不快感はホルモンバランスの崩れる産後特有のもので

しだいに軽減されていく。

 

 

ということを知っていても、私はさくらをミルクで育ててただろう。

だってガマンできる範囲を超えていたもの。

 

大事なのは母親が穏やかに過ごせること。

周囲の意見なんか知らない。聞こえない。

母乳でも粉ミルクでも赤ちゃんはちゃんと育つもの。

 




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